だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

日記。文学の教室「鳩の撃退法」その1。

少し朝食を取って、チケットの予約をして、それから出掛けようと思ったら、最悪のタイミングでNHKの集金の人間が現れる。前回は夜の10時過ぎに来て、あまりの失礼さに次回は必ず連絡をしてから来るようにと言ったのに、またアポなしで来やがりあそばす。それもこのタイミングだけでは来て欲しくない、という時間帯を狙い済ましたかのように。そもそもテレビはほとんど見ていませんし、NHKのものはYoutubeの違法映像さえ見ていません。それなのに、それなのに、こいつらは………(怒)

キレそうになるのをグッとこらえて、最低限の支払うものをお支払して、早急にお引き取り願う。支払ったあとにコールセンターの電話に出さされ確認までさせられる。詐欺防止のためらしいのですが、詐欺だって、お金を払ってもらうためにもうちょっと上手くやるわ!とこらえきれずに、突っ込んでしまい、そこから止まらなくなり溜まりにたまった怒りをついぶつけてしまう。

お陰で、時間がなくなり朝飯は食えないし、狙っていたチケットは完売になるしの、踏んだり蹴ったり状態に。けど、落ち込んでいる時間さえないので、急いで下北沢のBonusTrackに向かうことに。幸い、乗りたかった電車よりも一本早いものに乗れて10分ほど早くついたので、日記屋さんのブレンドコーヒーとANDONさんでおにぎりを買って、急いで朝食を済ませて、B&Bさんに向かうことに。本日は、文学の教室の日で、お題は先月までのアトウッドの「侍女の物語」から佐藤正午さんの「鳩の撃退法」へと替り、心機一転です。

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代田ブレンド 350円+おにぎり いぶりがっこチーズ 280円。おにぎりはかなり美味です。


今回の「文学の教室」はいつもと少しだけ違っていて、普段は講師の藤谷治さんの読んだ本の中から課題本を選び、それを2~3ヶ月掛けて読んでいく事に。しかし今回は、私たち同様に全く未読の本を選び、文字通り一緒に読んでいきます。上下1000ページ以上ある作品ですので、さすがに藤谷さんも全体の7割程度までしか読んでいないそう。

今回は、おそらくモチーフにしているであろう作品と、それらの作品を踏まえた上で、どういうエンディングを予想するという回。作家さんが他の作家さんの作品の結末を予想する、というのは未読でないとできない、なかなか面白い趣向です。自分はまだ漸く上巻を読み終わったばかり。語り口や物語の骨組みがハードボイルドのそれに近いなとは思っていましたが、チャンドラーの「長いお別れ」やハメットの「マルタの鷹」のオマージュがある所までは気がつきませんでした。なるほど、確かに。

私見にはなりますが、それは主人公の元直木賞作家の津田のどうしようもないダメ人間っぷりが、いい感じにその事を見えにくくするカモフラージュの役割を果たしている事が大きいと思います。くどい、しつこい、優柔不断で、平気で人を見下す、そのくせ変に女にモテる(一番ムカつくのはここ!)……。何度、読んでてイラッときて止めようとしたことか。しかし、裏を返せば、主人公への共感ゼロにしても、読みすすめさせてしまえるだけの、筆力とストーリーを進める力を持っている作品である事も、悔しいけど紛れもない事実です。


日記。国立演芸場8月中席。永田町・立ち食いそば「日の陣」。

暑い、ホントに暑い!これでもまだ、夏の序盤戦だと思うと少しゾッとします。クーラーがないので自宅にはいたくな~い!コロナの前に熱中症になりそうなので、昼から落語を聞きに国立演芸場に。考えてみたら、今日は2公演ですから、5時間くらい落語を聴くことに。去年の今頃の事を考えると、へばりまくって爆睡するかと思ったら、意外ときちんと聴けました。

13時からは、定席公演。ちょうど本を読んでいる最中の小満ん師匠は、本のイメージ通りの粋な方。夏らしい涼しげな噺です。トリの市馬師匠は、枕もそこそこに時間いっぱいまで大ネタを。全部は無理なのは分かってはいますが、続きがちょっと気になります。

この日中席で一番面白かったのが、文菊師匠。端正な佇まいと、緩急の効いた噺で大いに笑わせてもらいました。面白くてあっという間だったので、今度は独演会でたっぷりと聴いてみたくなりました。

(演目)
柳家り助 「寿限無」(開口一番)
・柳亭市次郎 「道具屋」
・三遊亭歌扇 「紙入れ」
笑組 漫才
柳家小満ん 「金魚の芸者」

~仲入り~

古今亭文菊お菊の皿
・ぺぺ桜井 ギター漫談
柳亭市馬 「らくだ」

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小満ん師匠のサイン本。新宿の紀伊国屋さんで購入。

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演芸場に着いたのが、結構ギリギリだったので、終演後、次の会までの間、食事をする事に。ただ、半蔵門駅周辺が緊急事態宣言の影響とランチ営業が終わってしまったため、ほとんどの店が閉店状態に。神保町と悩んだのですが、結局、永田町駅で済ますことに。確か、構内に立ち食いそば屋さんがあったので、久々にその立ち食いそば「日の陣」さんで食事をすることに。太めのガッツリ目で、つけ麺に近い食感。つけ汁の鴨も思いのほか本格的。わさびととても合います。贅沢をいうとガッツリとした中身に相応しい量があると言うことなしなのですが……。ただ、店舗の雰囲気も含めて、女性でも気軽に入って食事しやすいお店ではあります。立ち食いそば界では、結構貴重なお店ではあります。

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鴨汁そば(880円) 大盛、特盛りまでは同じ料金です。写真は特盛り。

夕方からは「国立名人会」。コロナもあってもの凄く久々の権太楼師匠が本日は一番のお目当て。市馬師匠同様の大ネタですが、こちらは枕もしっかり付けて、ほぼ時間内で収めます。順番や持ち時間に合わせて伸縮自在にネタの時間を調整していく技術は、流石寄席で鍛えられた名人芸です。トリの権太楼師匠の「幾代餅」に合わせて、歌詞に「幾代餅」が出てくる「大津絵 両国」を演奏する小菊師匠の粋なはからいには本当に感謝です。この方、先日紀伊国屋寄席でも馬石師匠が「明烏」を演じるのに合わせて、その元ネタに当たる新内節を演奏してくれたり、腕の素晴しさも勿論ですが、本当に勉強になります。

その他の志ん橋師匠や我太楼師匠も含めて、「本寸法」の江戸の古典落語が多いなか、頑張っていたのが、何故かこのメンツに入ってしまった天どん師匠。友引きの結婚式場の素人の落語会に巻き込まれてしまった男の悲喜劇を描いた新作落語。前座は自分の弟子ということもあり、いつも以上にボヤキまくっていましたが、なかなか楽しかったです。

(演目)
・三遊亭ごはんつぶ 「道灌」(開口一番)
・三遊亭天どん 「ともびき寄席」
柳家我太楼 「短命」
・古今亭志ん橋 「鰻の幇間

~仲入り~

柳家小菊 粋曲
柳家権太楼 「幾代餅」

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日記。本日のカップヌードル。池袋・中華焼肉「天龍」。

NBAプレーオフもとうとうファイナル。サンズがホームで2連勝したあとに、バックスがホームで2連勝し返してタイに戻しました。お互い譲らない戦いを繰り広げていて、とても熱いシリーズになっています。個人的にはヤニスが好きなのでバックスに勝ってもらいたいのですが、クリス・ポールにチャンピオンリングを取ってもらいたい気持ちもありますし、観ているとどっちも頑張って欲しくなります。個人的には、少しだけサンズの方が地力は上なのかなあ、と思っています。まあいずれにしろ、観ていて面白いシリーズではあります。


NBA絡みでいえば、先日八村塁選手とメニューを相談して作った、「カップヌードル 氷見カレービッグ」が発売になりました。早速食べてみたのですが、通常のカレー味よりピリ辛ですが、ただ辛いだけでなく別添えの煮干しパウダーの魚介の旨味が効いていて、和風でまろやかでもあります。すでにカレー味のラインナップが二種類あるので、定番化は難しいかも知れませんが、期間限定商品として考えると、これ以上ないものかも知れません。

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ビッグでこのカップのデザイン!インパクトが強烈です。


予想以上に多い業量なので、カップヌードルを食べ終わると、フルスロットルで仕事を始める。しかし、こちらがギアを上げたほどは、周囲は動いてはくれません。午前中は周りと息が合わず想定以上に苦戦する事に。それに、梅雨明けで急激に暑くなり、体力の消耗がいつも以上に激しい。それが更なる苦戦の原因になります。

午後は会議が急に入ったりもしましたが、それでも、何とか予定の+30分で仕事を収めて帰社することに。週末という事もあり身体のエネルギーがカラカラです。


なので、夕食も都バスで降りた池袋駅の近辺で済ます事に。半常連と化している立ち食いそばの「玉川」さんで天ざる+穴子天(ここの穴子天はおすすめです)にしようかとも思ったのですが、玉川さんの上の階の建物が どうも気になる。2階への入り口は1ヵ所しかないのに、貼ってあるチラシは焼肉屋と中華屋。う~ん、どうなっているのだろうか?個人的には、中華を食べたい気分なのですが、焼肉が出てくるのも悪くはない。対人恐怖症の気が酷かった20代の頃だったら絶対に入ってない店ですね。けど、人生経験を積んで多少は打たれ強くはなっています。なので、思いきって入ってみることに。


入ってみるとやはり、ワンフロアで、テーブルの上にはコンロが。やっぱり焼肉屋さんなのかなあ、と思って聞いてみると、もともとは中華一本でやっていたのですが、4月から焼肉屋も始めたそう。飲食界の大谷選手のようです。どちらかといえば夜は焼肉メインのようですが、初志貫徹して、中華で。

どっちつかずで味が中途半端なのでは、という心配が皆無ではなかったのですが、いい意味で裏切られました。メインの炒めものは、野菜も牛肉もたっぷり。四川風といっても適度な辛さで、ごはんのおかずとしてもかなり頼もしい存在です。そんなごはんもおかわりあり。立地を考えるとかなり良心的なお店です。本来なら牛肉も、もうワンランク高い値段のお店でないと出てこないお肉です。こういうところは、焼肉屋仕入れたお肉を上手く活用しているのではないかと思います。新メニューも次々と出来上がっているようですし、今度は焼肉も食べに来たいです。

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牛肉と野菜の四川風炒め定食 900円+ランチタイム以外は100円追加

帰り、スーパーで今年始めてのスイカを買う。良くも悪くも、本格的に夏到来です。

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日記。文京区立森鴎外記念館。千駄木~谷中を歩く。久しぶりの一由そば(日暮里・立ち食いそば)。

今日は、全体的な業量も少なく、商品の搬入も早そう。上手くいけば午後休が取れるかな、と密かに思っていたら、他の人間に先を超される。みんな、考えている事は一緒でしたか(笑)

仕方がないので、やることをやって、早めに退勤する方向にシフトチェンジする。けどなあ、法定労働時間がある限り、早く帰った分はどこかで働かないといけないからなあ。ケースによっては年休を取ってしまった方が楽なんですよね~。まあ、今日は仕方ありませんが……。今月はいつも以上に仕事量の波が大きいのが頭の痛いとこです。まあ、ずっと忙しいよりはマシですけど。


半休で帰った人間にジェラシー100%。一時間でも早く退社できたので、このまままっすぐ家に帰るのはもったいなさすぎる。ので、南北線本駒込駅から、うろ覚えの道を10分ちょっと歩いて鴎外記念館に。以前から行きたかったのですが、アクセスがあまり良くないので先延ばしにしていました。けど、その気になれば都内でしたら案外すんなり着いてしまうものです。

展示は鴎外の生涯を年表形式で追った常設展と、その時々のテーマに沿って陳列している企画展との二種類があります。今回の企画展は「観潮楼の逸品」というテーマで、森家で愛用された品々の数々が展示されていました。「観潮楼」とは、30才から60才で亡くなるまで、住んでいた記念館があった近辺にあったご自宅のことだそうです。今は、全く面影はありませんが、当時は二階から品川沖が見えたので、この名前がつけられたらしいです。自宅の模型が展示されていましたが、敷地を合わせると1000坪を超えたそう。渋沢記念館に行った時も栄一の自宅の広さにびっくりしましたが、こちらも負けてはいません。

展示物を見ていると、直筆の草稿や手紙、鴎外が所有していた稀覯本などがゴロゴロ。残念ですが、全面撮影禁止も致し方ないなあと思います。特に今月は9日に亡くなった命日の月に当たるということで、運良く遺言書のオリジナルも特別に展示されていました。なるほど、この遺言書に則ったから禅林寺にあるお墓の墓碑銘に「森林太郎」という名前が大きく書かれているだけなのですか。今までバラバラだったものがつながって見えてきて、面白いです。

常設展だけでなく、企画展もなかなか楽しかったです。玄関の扁額や絵画など飾られていたもの、印章や文具や刻みタバコの道具類など私用されていたもの、バックギャモンなど実際に遊んでいたものなど。家の模型や図面を見ながら、どこで置かれたり使われていたのか想像の翼がいろいろな方向へと広がります。個人的には、本の奥付けに押される検印の実物を見つけた時には、出版業界の端くれでもちょっとアツくなりました。今ではほとんど形式的なものになり省略されていますが、明治とか大正時代に刊行された本の中には、作家自らが検印を押したと思われるものも。古書としていまだに流通しています。

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館内で作った映像で、森まゆみさんが「青年」について語っているのを見て、この辺を少し歩きたくなってしまったので、本駒込に戻らずに、団子坂を下り、よみせ通りから谷中銀座商店街に入り、日暮里駅へと歩くことに。少し遅かったのと、緊急事態宣言とで閉まっている店が多かったのですが、それでも古きよき下町の佇まいを残しつつも、手作りのオシャレな店もあり、歩いているだけで面白い。「いちふじ」さんという野菜コロッケ33円、ハンバーグ120円というおそろしく安いお惣菜やさんで、レバカツとメンチカツを購入。二枚ずつ買って、レジ袋もつけて453円。本当に、別の時代に来たようです。

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これだけ買って453円!

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よみせ通り

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谷中銀座商店街

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夕やけだんだんより


日暮里駅からこのまま帰ろうかとも思いましたが、せっかくなので一由そばに。超有名店というだけでなく、自分がブログに立ち食いそばの事を書くきっかけになったお店でもあります。緊急事態宣言にも関わらず、相変わらずひっきり無しにお客さんが入っています。濃いめの汁に太めの麺、安くてボリュームのある天ぷらも相変わらず。久しぶりに来てみると、その相変わらずさがとても嬉しかったりします。


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そば(温・普通)+とり天+げそ天 490円。

日記。ほくとぴあ亭1000円落語 7月の会。ザ・ニュースペーパー ライブ2021@府中芸術の森劇場ふるさとホール。

かかりつけの病院では土曜は厳しいなあと思っていたらキャンセルが出たので、急遽、コロナの予防接種に。「9時から受付です」と言われたので、馬鹿正直に9時に行ったら、もうとっくに受付が始まっていて、すでにかなりの人が待合室に。コロナ対策もあり、早い時間に来て待っていないようにと言っていたのに……。事情を聞いてみたら、どうやら予防接種や検査で病院に来る人間の絶対数が増えてしまったのと、病院の都合などおかまいなしで早く来る人のせいで、なし崩し的に受け付け時間を繰り上げざるを得なくなってしまったらしいです。緊急事態宣言下でまかり通っている、「やったもん勝ち」状態にまたうんざりする。

コロナが蔓延してから半年位はそうでもなかったのですが、それ以降はどうもその風潮が強まるばかり。その割に同調圧力は強いままの事が多いので、本当にうんざりとさせられる事が多い。「俺、あいつらとおんなじようにやるけど、いいの?」という言葉が、かなり有効な脅し文句になってしまうのが、少し悲しくもあります。まあ、悲しくても有効なので、しばらくは使い続けますけどね(笑)

次の予定に支障が出ないか心配だったのですが、あきらめて文学の教室の課題図書の「鳩の撃退法」の上巻をひたすら読んでいると、1時間ちょっとしたら、先生に呼ばれる。ワクチンの管理の関係もあり、最初の人が射ち始めたら、ここでは続けて接種するようです。

よくよく数字をみれば、胃カメラレベルのリスクなのですが、それでも恐怖をあおる一部マスコミの報道に、安全なのかと少しだけビビってはいました。ただ接種してみれば、あっけなく終わりましたし、普通の注射より少しチクリとするなあ位の感覚。特に体調も問題がありませんでした。時間的にも食事ができる余裕もあり、ちょうどいい塩梅です。


昼からは、王子の北とぴあで1000円落語の会。最悪パスすることも考えたのですが、無事にたどり着けてひと安心です。月曜から4度目の緊急事態宣言も発令されるので、3回目ほど締め付けが厳しくないとはいえ、どうなるかわからないので、出来ることなら流したくはなかったので。

今回は、始めて聴く噺家さんが多かったのですが、明るい人が多くていつも以上に楽しい雰囲気でした。しっかりと演じたトリの好吉さん以外は、枕を長めに取って、噺は少し軽めにした印象。けい木さんの「高輪ゲートウェイ」は「芝浜」の改作。設定にやや無理があるので、もう一工夫必要かとは思いますが、滑稽話風に今に置き換えるというアイデアはとても面白いと思います。志の鈴さんは30代後半に入門したということもあり、屈託のなさの中にも腹の据わった部分があり、なかなか面白いキャラクターの方です。枕でも言っていましたが、それにしても志らく師匠の門下は人数が多いだけでなく、本当に見事なまでに、バラバラの個性の持ち主ばかり(笑)今さらながら師匠の器の大きさを感じました。

(演目)
・立川幸太 「豆や」(開口一番)
・昔昔亭昇 「やかん」
・林家けい木 「高輪ゲートウェイ

~仲入り

・立川志ら鈴 「代り目」
・三遊亭好吉 「ねずみ」


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北とぴあの15階からの景色。緑が密集しているあたりは、飛鳥山公園です。

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終演後、予想以上に時間に余裕がなく、急いで地下鉄と京王線を乗り継いで東府中駅へ。調布で間違えて相模原線に乗ってしまうという痛恨のミスがありましたが、それでも何とか開演10分前に目的地の芸術の森劇場のふるさとホールに到着。ザ・ニュースペーパーのライブを観ます。ずっとナマで観たかったのですが、なかなかタイミングが合わず。今回も最初の日程では都合がつかなかったのですが、緊急事態宣言で延期になり、振替日に運良く観に行ける事になりました。ここは素直に喜ぼう。

都知事や某首相、更にはオリンピックネタや藤井聡太さん等の旬なものから、小泉元首相や安倍元首相や石破さんなどの定番の鉄板ネタまで。みっちりと濃厚な一時間半を過ごさせてもらいました。ネタのクオリティそのものは相変わらずなのですが、以前よりも現実の政治の世界が洒落にならない事が増えて、素直に笑えない所が多くなってしまったという悲しい現実を噛み締める事にも。通販でDVDを買うべきか、買わざるべきか、それが問題だ……。


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地元に戻ったら飲食店がしまってしまうので、駅前の「名前は変だけど、中身は良心的なフツーの町中華」のスンガリー飯店さんに。以前お伺いした3月末に続き、今回も週替りの定食をお願いしました。帰り、東府中駅前のKEIOショップで、「都こんぶせんべい」なるものを見つけ、気になって仕方なくなり購入。家に帰ってから食べてみたのですが、確かに「都こんぶせんべい」としかいいようのない味。練り込まれているのか、昆布についている酸っぱい粉の味がきちんと再現されているのが、特にすごいです!

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なすと豚肉の辛味噌炒め定食 710円+ご飯大盛 100円。

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都こんぶせんべい。

日記。「Sony Park展① ゲームは、社交場だ」@銀座ソニーパーク。「中村光の世界展」@西武ギャラリー。「小せんの新作江戸めぐり」@らくごカブェ。」

洗濯をして、少し片付けをして、食事をしてから、昼過ぎに出掛ける。地下鉄の乗り換えが面倒だったので、銀座一丁目から歩いてソニーパークに向かったのですが、西に行くところを東に行ってしまい、東銀座駅に着いてしまい見事に道に迷いかけます。Googleマップ様を頼りに一旦銀座駅まで戻り、地下から目的地を目指すことに。銀座で地下に潜った方が早く目的地にたどり着ける。我ながら田舎者丸だしだなあとは思いますが、なりふり構っている場合ではない。

今、ソニーパークではミュージシャンやアーティストとコラボしたテーマごとの展示会をやっています。今回僕がお邪魔したのは、ゲームにも造詣の深い岡崎体育の日さんとコラボした、「ゲームは、社交場だ」というテーマの展示。そう、言うまでもなくSonyは、「PLAYSTATIONSony」でもあります。これがひとつの顔でしかない所が、この企業の恐ろしいとこではあります。

岡崎さんセレクトのPS1~5のソフトを遊べるコーナーでは2を選択。流石に5は人気で30分以上待ちになっているそう。その中でも「塊魂」をチョイス。モノを巻き込んでいってただ大きな塊を作っていく、というバカバカしいことこの上ないゲームです。ただ操作もシンプルな割には、かなり遊びどころが多い上に奥が深くて、大変に面白い!昔って、今のゲームほど製作費も掛からなかったので、面白そうなものは何でも形にしていまえ、っていう所がありましたよねえ(その分、クソゲーも多かったですけど)。自分がゲーマーとしてプレイしていた頃を思い出して懐かしかったです。


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入場無料なのにステッカーまでいただきました。あざ~す!

他にも、歴代PSの世界を回れる映像や、カーゲームがあったり、音だけで遊ぶアナログゲームのコーナーがあったりと、スペースこそそれほど広くはありませんが、ソニーの技術力の凄さを見せつけられるような展示会でした。カーゲームなんて、ほとんど普通のAT車を運転しているのと変わりませんからねえ。



ソニーパーク展を見終わった後は、丸ノ内線で池袋まで移動して、中村光さんの原画展に。それにしても銀座も池袋も、今までとは比較にならないくらいの人手で、若干の怖ささえ感じます。まあ、そりゃあそうですよね。政府や都は無責任極まりないし、オリンピック会場で酒を売ろうとしているのを見たら、大抵の人はじゃあ自分も外出して、酒飲んでいいやってなりますわなあ。オリンピックが終わっても、一度外れた箍が元に戻る気が全くしないのは、自分だけでしょうか?

ただ幸いなことに、原画展の方は土曜にも関わらずそれほどの混雑ではなさそう。まずは、ひと安心です。原画はほぼ「荒川アンダーブリッジ」「聖☆お兄さん」「ブラックナイトパレード」の3作品のもの。しっかりと長期連載になっている作品が多いという証でもあります。それにしても作家生活20年で、まだ30代ですか。このうちの何割かが10代~20代前半で描かれたかと思うと、凄すぎる!

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一番最初にあった書きおろしイラスト

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「荒川アンダーブリッジ」の原画。キャラクターのカッコ良さや画力があることは勿論ですが、構図や見せ方にセンスを感じます。

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聖☆お兄さん」「ブラックナイトパレード」の原画。個人的には、最後の晩餐のパロディがツボ。小ネタまでしっかりと書き込まれています。


今回の原画展の目玉の一つだったのが、かなりの数のネームが展示されていたこと。書き込み具合にかなり差があるので、その時のコンディションとか締切までの余裕の有無とか、いろいろな事を想像してしまいます。ここまで手の内をオープンにしてくれる漫画家さんは流石にほとんどいないので、純粋に嬉しいですね。とにかく今回は、チケットは先に買ったのですがスケジュールが上手く調整できず、予想以上に行くまでに苦労してしまう事に。それでもこうして行けて、本当に良かったです。

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ネームの数々。

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限定版の入場券の特典のマスクケース。そして、ポストカードと入場券。物販で購入した、トレーディングクリアファイル。この大きさは使い勝手がいいのでありがたい半面、もったいなくて使えない気も。



池袋の喧騒を抜けて、もう一度丸ノ内線に乗り今度は淡路町で下車。駅の近くのファミマで少し休憩&頭の整理をさせてもらった後に、神保町のらくごカブェに向かいます。今回は、落語作家の井上新五郎正隆さんの主催されている、新作江戸落語のネタおろしの会。前回お邪魔した小辰さんの会が面白かったので、今回もお邪魔してみる事に。今回は、柳家小せん師匠が「百目の火」という噺に挑戦しました。小せん師匠は一度たっぷりと噺を聴いてみたい方でもありましたし。

連日の猛暑に閉口する長屋一同。暑さをまぎらわせるために、部屋を暗くして怖い話をする事に。そういわれても簡単に出てくる訳ではなく、何とか振り絞って、見よう見まねで話を始める事にしたが……。

滑稽噺と怪談噺がごちゃ混ぜになり、段々とどこまでが本当で、どこまでが嘘だか分からなくなるくだりは大変に面白いです。ただ一方で、緩急のリズムや間がズレると全く面白くなくなってしまうので、噺家さん泣かせの噺だともいえます。ネタおろしでもかなり楽しかったので、こなれていくともっといい噺になる可能性はあるかと思います。師匠も引き続き高座に掛けるとおっしゃっていたので、どこかでまた聴けたらいいなと思います。


小せん師匠のお話しですと、今回は「古典の顔をした新作」を集めたとの事。仲入り後にわざわざ季節はずれの「さんま火事」をやったは、そういう仕掛けがあったからかと言う事。思わず、なるほどと唸ってしまいました。それにしても、同じ番頭さんでも「猫と金魚」と「さんま火事」では偉い違いだ!

聴きくらべてみると、そういう発見があったのも楽しかったです。

(演目)
柳家あら馬 「動物園」(開口一番)
柳家小せん 「猫と金魚」
柳家小せん 「百目の火」(新作ネタおろし)

~仲入り~

柳家小せん 「さんま火事」

日記。「世界の書店をたずねて」。野方・ラーメン「オリオン食堂野方店」。

大雨、といってもいい本降り。こんな雨ではどこにも出掛けられないなと思い、出勤はしてみたものの予定通りの暇さ。そんな暇さに耐えきれず、再雇用のシジイのうちの一人が午前中で帰りたいと駄々をコネだす。午後から少し忙しくなるとはいえ、-1でも充分に仕事は回るので、まあちょうどいいやと思い、ご希望通り帰っていただく事に。まあ、雨ですしね。


出勤中に、能勢仁さんの「世界の書店をたずねて」を読み終える。以前、西日暮里のブックマンションにいったついでに、「旅する本棚」という駅の本の無料貸し借り本棚企画で借りたのですが、半年近くの自宅にステイホームさせてしまい、こりゃあヤバいと思って慌てて読み始めた一冊です。

少し古いですけど、ロシアとかジャマイカとか、北朝鮮など、普通なら知ることのできない書店事情を手頃に知ることが出来るとてもありがたい本です。読んでいると、あ~、本って世界中にあるんだなと思い、何か世界の人たちとちょっとだけつながっている感がありましたし、書店からその国のお家事情が垣間見えたのは面白かったです。

ただ、真偽はわかりませんが、読んでいて、自分のお金を使って何がなんでもいろんな事を知ってやろうという、貪欲さを全く感じなかったのがちょっと不満でした。何か、偉い先生が税金や人の金を使って視察に行ってきました、という感じがもの凄くするんですよねえ。もし違っていたら本当にすみませんが、良くも悪くも視察レポートを読んでいるような気分になりました。漸く読み終わったので、感想を書いたら、早く旅に戻してあげないと…。

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只今、長期ステイホーム中の本。ごめんよ~。

(´-ω-)人


帰り王子から新宿行きのバスに乗りましたが、雨で遅れがひどくて、このままのペースで新宿まで行ったら晩メシを食うのに一苦労しそうな雰囲気だったので、野方で下車する事に。バス停前のホープ軒で済まし、またバスに乗るという手もありかなあとも思ったのですが、折角なので駅前付近で探して見ることに。ただ、降りた途端に雨が強くなり歩きにくい上に、面白いお店がない時用に候補にしていた、野方食堂が全く見つからず、時間ばかりが過ぎていきます。20分以上ブラブラして、漸く、南口の駅の近くにある、「オリオン食堂」というお店に入ってみることにします。

ちょうど歩いてお腹もすいたので、油マヨパンチというまぜそばを注文。麺の量は200~400㌘で選べるようなので、今回は400で。10分待つか待たないかくらいで、手元にメニューが到着します。自業自得とはいえ、やっと食事にありつけます。

普通のつけ麺の感覚で麺の量を頼んだのですが、どんぶり一杯の予想以上の量に少しだけビビります。どうやら表面にマヨネーズと極太麺、下や中に辛めの汁にモヤシ、更に豚肉にニラとニンニクチップがこれでもかという位入っています。どうやら、これを全部混ぜて食べるらしいのですが、量が多すぎて、混ぜるだけでも一苦労。麺やモヤシを食べながら少しずつ混ぜていきます。なかなか上手く混ざりきらないのですが、バットの芯にボールが当たったように、上手く混ざった場所に当たると、全ての味が混然一体となり、パワーがあるだけでなく、モヤシとマヨネーズで全体が丸くなって、かなりいいお味です。ただ、なかなかいい混ざり具合で芯に当たってくれないのが歯がゆいところではありますが……。

それでも、これだけボリュームがあるのに、くどさを感じる事なく、きちんと胃に入っていくのはなかなかのもの。いつになるかは分かりませんが、今度来るときは、麺を具と混ぜやすい分量まで減らして、再チャレンジです。



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油マヨパンチ 950円