ようやっと、今期始めての夏休みかつ、週休以外の休みが取れました。まあ、就業規則上の休みは取れていますし、日常生活に大きな支障をきたしている訳ではないので、それほど困っている訳ではないのですが……。
ただなあ~。職場内でものすごく簡単に年休を取れてしまえる人間が半分近くいて、そんな人達の割りを大きく食らってしまっているのがなあ~。釈然としないものがないといえば、ウソになります。
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コンビニで一目ボレして、思わず買ってしもうた。
もっと早く家を出ようかなとは思っていたのですが、結局、昼前から出掛けて、昨日同様に国立演芸場の真打昇進披露興行へ。今日は昇也師匠がトリを務める日です。
せっかく春の落語会で昇也師匠から手売りで披露公演チケットを買ったのに、体調不良やらスケジュールが合わなかったりして、とうとう行く事が出来ませんでした。
それがすごく残念、かつ軽い罪悪感さえ感じてしまっていたので、何とか休みの日が取れて、披露目の公演にお邪魔できて本当に良かったです。たとえ自己満足でも、こういう事ってとても大切(笑)
宮治師匠は、笑点への出演が今の所すごくいい方向に出ているようです。もともと客席の空気を読むのがとても上手い方です。それが知名度が大きく上がったお陰で、掴みが楽になり、盛り上げ上手な部分がますます前に出る、といういいサイクルが出来ているように見えます。
スピーディーな語り口と、いいタイミングで入ってくる小ネタとのリズム感の良さが、聴いていてとても心地よく感じます。
宮治師匠とは全くタイプが違うのですが、笑わせてもらったのが笑遊師匠。「幽霊の辻」って、もともとは、小佐田定雄さんが枝雀師匠のために書き下ろしたものだったのですね。知らんかったです。道理で古典落語らしくない設定だったのですね。
人間の先入観や思い込みで枯れ木が幽霊に見えてしまう。そんな滑稽さを嗤った噺なのですが、師匠のとぼけた感じが実に上手くはまっていて、本当は深刻なハズな場面が一々笑えてしまいます。
宮治師匠がよりにもよって落語芸術協会会長の前で「落語協会」と口上を言い間違えたり、小南師匠がひたすら「春風亭」をディスりまくったり。爆笑と長旅をしてきたかのような疲れと倦怠感が場を支配した中、トリの昇也師匠が選んだのが「子別れ」。聴いている方はとても面白かったけど、トリは大変だっただろうなあ~(笑)
全体の骨格や人物像をきちんと作りつつ、亀を素直で正直すぎるキャラクターにする事で、シリアスで聞き応えがありつつ、笑いのある噺になっています。ただ、習った噺を演じるのではなく、消化して自分なりの噺を作ろうとしている姿勢が見えてきます。改めて将来が楽しみな噺家さんだなと感じました。
(演目)
・桂伸ぴん 「かぼちゃや」
・春風亭昇吉 「犬の目」
・桂宮治 「宗論」
・桂小すみ 粋曲
・三遊亭笑遊 「幽霊の辻」
~仲入り~
・口上(宮治・小南・昇也・昇太・笑遊)
・桂小南 「ゲイ協」
・春風亭昇太 「猿後家」
・鏡味味千代 曲芸
・春風亭昇也 「子別れ」
帰り、電車の中でFP 技能士のテキストを読み出したのですが、半分以上何を書いているのかが良く分かりません。お金の問題とかを、今までいかにきちんと考えてこなかったのか。その事をこの年になって身につまされています。
少し遅めの昼メシで、神戸屋の「とろけるマンゴー」を頂く。個人的にはこれを食べると、夏が来たなあと感じます。
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毎年期間限定で販売される「とろけるマンゴー」。昔、馬喰横山にビュッフェがあった時には、シーズンを狙って良く行っていたのですが、残念ながらコロナのあおりを受けて閉店に。
以前ほどは頻繁には食べれなくなってしまいましたが、自分にとっては季節の風物詩には変わりありません。