そろそろ学生さんが夏休みに入るので、少し電車が空く事を期待していたのですが、見事に裏切られる。いつもより「ふざけるな~」レベルで混んでいます。もうちょっとだけ先かなあ~。
本日のカップヌードル。新商品の割には既視感があるなあと思っていたら、夏限定で販売しているものらしいです。
名前通りのピリ辛シーフード味。個人の好みでいえば、本家のシーフードよりもタイプかも。ただ、完成度が高いがゆえに、アレンジの余地が狭いのが、数少ない難点ではあります。
主力の休みが多くて、見込みよりは一人頭の作業量が増えてしまいましたが、その割にはスムーズに進捗し、平和に終わる。いつもこうであって欲しいと思います。
帰りは、東京メトロを使って虎ノ門駅から、内幸町にある東京新聞さんの本社へ。デジタルスタンプラリーのお陰で、虎ノ門と霞ヶ関と日比谷の位置関係が、少し分かるようになりました。
成長するって素晴らしい!
せっかく虎ノ門に来たので、駅周辺で食事をする事に。ただ、お金も時間もないので、結局、いつもお世話になっている富士そばへ。
かきあげ一つのために、わざわざ天つゆを付けてくれる心遣いに、ちょっとだけ感動します。二玉あるので、味変にも使えて、その意味でも助かります。
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二玉もりそば(かきあげつき) 650円+いなり 2個 150円。
お腹が満足したら、次は気持ちの満足を得るために、いつもの日比谷らくご倶楽部の会へ。今月は、わん丈さんがリーダーのチームの二回り目です。
前回トリのわん丈さんが、今回のトップバッター。前座がいない落語会なので、前座噺のかわりに「寿限無」を一席。ただし、尾崎豊の「十五の夜」のメロディに乗せて。流石、元バンドマン!上手いだけでなく、「やられた」と思い、思わず笑ってしまいました。
そこで上手く客席を温めておいて、そこから大ネタとしてもやられる「幾代餅」へ。情感たっぷりの人情噺ではなく、トップバッターにふさわしい、笑いが多目で軽めの噺に作り替えている所はさすがです。観客とコミュニケーションを取る能力に関しては、二つ目離れしていると思います。
昇りんさんは、ご自身の結婚前のエピソードから新作落語へ。親友の結婚相手が、よりにもよって元カノの花屋の男。あまりの気まずさに親の病気を偽り欠席しようとしたが、結婚式のブーケのメッセージカードに間違えて、自分と元カノとの思い出の写真を入れてしまう……。
人の恋話と不幸は蜜の味、という基本をしっかりと押さえています(笑)設定がとても面白いので、一度下り坂から落ちたらあとは行き着くとこまで落ちるだけ。それが分かっていても楽しめました。
トリの昇さんは、SFともファンタジーともいえる、ちょっと不思議な新作落語。二つの別々のシーンを扇子を叩いて切り替えていくアイデアはとても面白いです。二つのプロットを交互に動かして物語を動かす手法は、小説では定番ですが、落語ではあまり聞きません。
作品の空気感はとてもいいので、あとはさげがもうちょっとスッキリと分かり易いと、もっと心地いい気分で聴けるのかなと思います。
大柄な身体を使った「いかにも」という噺も面白いですけど、それ以外の別の引き出しもしっかり持っている事がわかる噺でした。
(演目)
・三遊亭わん丈 「幾代餅」
・春風亭昇りん 「ブーケの行方」
~仲入り~
・昔昔亭昇 「七夕ロケット」