だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。謎解きフェス。「つげ義春と調布展」@たづくり2階展示室。

11時からの謎解きフェスに行くために、早めに家を出たのですが、パンタグラフにゴミが引っ掛かったらしく、いきなり列車遅延が発生。余裕をもって出たはずがかなり焦る破目に。

事情が事情なので遅れる所まではやむを得ないのですが、遅れる→駆け込み乗車が増える→更に遅れる、という悪循環のだけは、本当に勘弁してもらいたいです。一刻を争う身としては気持ちは分からんでもありませので、頭ごなしには否定できないとこではありますが......。

 

不本意にも、本当に不本意にも、大崎からりんかい線に乗ってしまいましたが、何とか時間ギリギリに大井町にあるタカラッシュさんの本社にたどり着きます。若干頭はパニクっていますが、早速謎解きです。

今回、自分が挑戦したのは、~Toy's Room~という、トリクレットさんが製作した謎解き。「Simple脱出シリーズ」という謳い文句の通り、過剰なギミックはないのですが、なかなかの骨っぽさ。一問一問よく練られていて、解きごたえがあります。

難易度☆☆(最高は☆5つ)ですが、とてもそうとは思えないです。終わった後で主催している方と話をしたのですが、外部制作の作品の難易度は、タカラッシュさんの謎解きよりも☆一つ分位難易度が高いと見ていた方が良いようです。

 

まあ、それでも、終了2分前にギリギリでクリア。個人的には、事故の影響を思いっきり引きずってしまい、前半のエンジンの掛かりが悪過ぎたのが反省です。一緒に参加した方や優しいスタッフの方に助けてもらわなかったら、とてもクリアできなかったと思います。かなり楽しめましたし、関わってくれた人達に、とにかく感謝てす。

 

終わった後に、周遊の謎解きのキットを購入していたのですが、なかなか解けない上に、今日はどうしても行かねばならない場所があったのを忘れてました。

謎解きを途中で放り投げ、大井町と蒲田だけスタンプを押したら、急いで新宿に向かい京王線で調布へ。会期が明日までのつげ義春展を見に行き、そのついでに来月のシネマフェスティバルのチケットを確保しに行きます。

 

「複製原画」、「調布」という縛りが入るとはいえ、つげ義春さんの回顧展が行われる事はほとんど皆無。おまけに入場無料。前には30人近い入場待ちの人がいます。まあ、そりゃあそうですか~。それでも、一昨日の竹中直人さんの話を聞くと、待ってでも見たい!

 

20~30分位すると自分の入場の順番に。結構回転が早いので、思ったよりも待たずに済みました。

つげさんの漫画に出てくる場面といまの光景を比較して、作品の世界を紹介していくのが、今回の展示の主旨のよう。旅をする事がとても多い漫画家さんという事もあり、自分で歩いたり見たりしたものが作品の世界を形作っている事が良く分かります。

更につげさんの凄い所は、それを全て見たままで描いていない所。ある風景と別の風景が合わさったり、時にはありそうで実在しない場所が描かれたり。

ありふれていると思っている場所を歩いているつもりだったのに、気がついたら見おぼえがない奇妙な場所にいて、もと来た道に戻ることが出来ない。そんな唯一無二な体験をする事ができました。

 

頑張って、行って良かったです!

 

冊子。年譜や市内のゆかりの場所の地図が含まれていて、無料とは思えないクオリティ。

 

#謎解き  #漫画  #美術館