暑い、とにかく暑い!やっと梅雨が終わる~、と思っていたら、いきなりの真夏日。地球温暖化の前には、「例年」という言葉がとても虚しく感じます。
暑さのせいなのか分かりませんが、天気や体調だけでは飽きたらず、会社のシステムの調子まで悪い。せっかく出勤してきたのに、勤怠の届けが出来ない状態に。ただ一人だけでなく、職場内の人間全員が出来ないというところにかなりの安心を感じるのがサラリーマンという生きもの。もし、一人だけ届けができない状態でしたら、打ち手がない訳ではないのですが、心細さはこの何倍にもなっていた事でしょう。
一人夏休みを取っても充分に回る状態なので、こと仕事に関しては問題はなし。ただ、借りたDVDを返しに行ったら、暑くて仕方がなくて真っ直ぐ家に帰れなくなり、ドトールで少し涼んでいく事に。来週、文学の教室があるので、シェリーの「フランケンシュタイン」を読んで付箋を付けた部分を、転記しつつ気づいた事や感じた事をノートに書いていく。本当は、ボリスカーロフ主演の「フランケンシュタイン」や「メアリーの総て」など、関連した映画を見たかったのですが、この日寄ったツタヤにはなくて、本を振り返って見ることにしました。やっぱり、いろいろと考えたり想像したり、インスパイアーされるものが本当に多い小説です。
ドトールで書きものをしていると、二十歳前後の学生と思われる女のコとその先輩と思われるヤローの会話が、これでもかというくらい筒抜けで聞こえてくる。お店をよく見たら、その二人を除いたら店にいるのが自分も含めて全員おひとりさまという、奇妙なまでに片寄っている状態。なので、くっちゃべっているのがその二人だけなので店員さんにまで、話が実に良く聞こえるのですが、二人はその事に全く気づいていないらしいです。
どうもヤローの方が、女のコに気があるらしく、いろいろとカッコつけてモーションを掛けてはいるようなのですが、肝腎な女のコが自分のバイトの事を延々と語り続けるばかりで、その事に全く興味がない模様。それで更に面白いのは、ヤローがそのカッコつけている自分の姿を第三者が見てもカッコいいと思っているフシがあり、ヤローが自分に酔えば酔うほど、見ている人間は痛々しくて見ていられなくなる、という見せ物にわざわざご自身の方からなってくれている事。途中から、書きものそっちのけでギャラリーになってしまいました。