四連休の初日。家にいたら確実に漫然と過ごしそうだったので、昼から出掛ける事に。外はやっぱり暑い!ここでオリンピックをやるんですよね。いくら鍛えているとはいっても、コロナよりも先に熱中症になってしまうのではないかと、心配になってきます。ちょっと早めに着いたので、フォーシーズンズカフェでメシでも食いながら涼もうかと思ったら、超満員の上に100%女性。普段は何割かは男なんだけどなあ~。それでもここに入っていこうとする度胸はさすがにありません。なので、ヤローはヤローらしくおとなしく大阪王将でチャーハンを食し、最近お世話になっている道楽亭さんに向かいます。
本日は入船亭小辰さんと国本はる乃さんの二人会。冷静に的確に噺を進めていく小辰さんに、底抜けに明るくて感情豊かなはる乃さん。男性と女性、噺家と浪曲師と何かと対称的なお二人ですが、随所に次世代を担うであろうスケールの大きさを感じさせる所は共通しています。
大浦兼武は明治から大正にかけて活躍した実在の人物。実際に一邏卒(今でいう巡査)から大臣を歴任するまで出世した人物です。講談や浪曲を聴いていると、史実かどうかは別にして歴史の教科書ではほとんど取り上げられない人物の事を知ることができ、勉強になります。講談って、こういう人物も主人公にするんだって、その話の幅の広さに改めて驚きました。
小辰さんの「青菜」はまさに、この暑さにぴったりの噺。一見暑さでやる気のないように見せておいて、江戸の雰囲気を壊さず、かつ今の暑さだから共感できるように、所々微調整を加えながら演じているのは、流石だなあと思いました。
それぞれの個性が違っているので、全体の会がメリハリが効いていて、見所もたくさんあるので、この二人会またやって欲しいとは思います。あとで調べたら、はる乃さんがまだ20代だという事が、今日一番の驚きです。いろいろな意味で末恐ろしすぎる!
(演目)
・小辰 「悋気の独楽」
・はる乃 「若き日の大浦兼武」
~仲入り~
・はる乃 「高橋お伝」
・小辰 「青菜」
終わった後、電車のなかで本を読んでいたのですが、連休中ですし、続きが気になったので、相模原線に乗って読み続ける事に。喫茶店に比べればかなり安全ですし、自宅よりは集中できるし、気分転換になります。実は去年の緊急事態宣言中どうしても本が読みたい時に何度か使っていた手。ただ、あの頃と比べると乗車率が3~5倍位に増えているので、必ずしも有効な手ではなくなってきつつありますが。
今回は、京王堀之内駅で途中下車して、ブックオフ巡りと、夕食を食べにいく事に。まずはブックオフ。相模原線沿線でも永山店と京王堀之内店は割と初期からある大型店舗です。町田同様、本社に近いこともあり基幹店の中の一件に当たると思います。学生さんと若い家族づれがメインターゲットという事もあり、コミックや文庫や子供向けの本にかなり力を入れているようです。積ん読が溜まってきているのと、狙っていたコミックが少なかったこともあり、今回は「自己肯定感低めの人」のための本を購入。
帰りは、駅までの帰り道にあった中華料理店の「天一坊」さんで夕食。学生さんがメインターゲットという事もあり、セットメニューになるとボリュームがあり、価格設定もかなり良心的。ラーメンは白湯風でかなりあっさりとしたお味。これなら、多少ボリュームがあっても食がすすみます。チャーシューが結構手間が掛かっているようで、思いのほかトロトロで美味しいです。エビチリあんかけご飯は、最初に甘めの味がきて、その後に辛みが追いかけてくる、ありそうでないお味。好き嫌いが別れるかなとは思いますが、個人的には炒めた玉葱とスイートチリソースの甘みが先に来る所が好みです。京王沿線、特に相模原線沿線はチェーン店以外の定食屋さんが少ないので、貴重なお店ではあります。
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エビチリあんかけご飯とラーメンのセット(1298円)