2ヶ月以上かかりましたが、マルケス「百年の孤独」、最後まで読みきる事が出来ました。まさか、読書会が終了してから、更に2週間以上掛かってしまうとは……。残り10ページの所で、1週間以上本が行方不明になってしまったりする所が、全くもってこの本らしい。

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)
- 作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,鼓直
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本
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この本はひと事でいえば、マコンドという街と、そこに住むとある一族の百年にわたる興亡、といえば話が早いのですが。しかし、どのページも文字で真っ黒だし、章立てはないしで、うんざりする位読みにくくて前に進まないです。更に、一文一文内容が濃厚なので、流し読みや、読み飛ばしが一切できない。
そして、一番たちが悪いのは、大変に面白いので、途中でやめることができない!全くもっていい迷惑です(笑)
この本を読むと、自分のルーツって一体どうなのだろうかと、否が応でも考えさせられるし、こんな要約不可能で濃厚な文章で積み重ねられた作品が書けきたい、という衝動に掻き立てられそうになる。それが、どんなにか身の程知らずな望みなのか、この作品を読んだ人間には分かるはずなのに……。多分、僕だけでなく沢山のフォロワーやフォロワーになれなかった人達を生み出したに違いない。調度、この本を読んでいる途中に、ネットフリックスでドラマ化決定の情報が入ってきて、加入しようか止めようか、かなり本気で悩んでいます。