だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。本日のカップヌードル。浪曲映画祭千秋楽。

先日に引き続き、朝からの猛暑。これが最低でも2ヶ月以上続くかと思うと、今からうんざりします。朝、早く目が覚めてしまったのですが、暑すぎて二度寝する事も出来ません。

かといってその分早く出勤して仕事しようという気も湧かず、そこまで忙しい状況でもありません。それよりも、仕事が終わった後の方が問題です。

同じ時間帯にやる紀伊国屋寄席と浪曲映画祭のチケットを間違って取ってしまう。自分のスケジュール確認の初歩的なミスでやらかしてしまった訳ですが、どちらに行こうか朝の段階では全く決まっていません。さてどっちにしましょうか?


本日のカップヌードル。先日池袋にある宮城のアンテナショップで買った、牛タンのおろし煮の缶詰を醤油味に足してみる。

これはかなりいい感じです。甘めに煮た牛タンももちろんですが、大根おろしがいい仕事をして、全体の味を上手くまとめてくれています。この牛タンの缶詰、酒の肴だけでなく、ご飯のお供にもかなり合いそうです。



利休の牛タンのおろし煮缶。



醤油味×牛タンの缶詰。


仕事の方は、若干入荷が遅いものがあったのと、休みの人間の穴埋めのフォローが若干上手くいかなかったため、作業量の割りに手こずる事に。

売り上げが減っている割りには、個人レベルではなかなか仕事が減らないんですよねえ~。本人は減らす気満々なんですが(笑)

まあ、少しは信頼されて任されているというふうに受け取っておくことにしましょう。贅沢をいえば、その感謝な気持ちをもっと見える化してもらえるとありがたいのですが……。

それでも、上手く仕事をやりくりさえすれば、今日のように夜に楽しい時間を過ごす事ができる。それは他の人たちから見たら、案外贅沢な事なのでしょう。


ダブルブッキング問題については、少し悩んだ結果、渋谷のユーロライブの浪曲映画祭に行くことに。先日開発した、銀座線下車→マークシティ→ユーロライブルートの存在が大きいです。駅前の混雑に耐えながらダラダラと坂を上るぐらいだったら、新宿に行く方を選んだかもしれません。


映画祭は、本日が最終日。日ごとにテーマがあるのですが、今日は「父もの」だそう。こんな切り口で上映される映画祭っていうのも、日本では他にないのではないでしょうか。

浪曲が使われていたり、浪曲の題材が映像化された映画を厳選して紹介するのが、この映画祭の基本的なコンセプトです。それだけでなく、実際に浪曲を演じたり、無声映画を弁士の方が語ったりする回があるのも面白いところです。


おけさ姉妹はタイトルの通り佐渡が舞台。腕っぷしは滅法強くて乱暴だけど家族思いの父親が、島のヤクザににらまれ、娘たち二人ともども騒動に巻き込まれていく話し。

家族が追い詰められて、徐々に追い込まれていくくだりは、先の展開が読めなくてかなり面白かったです。姉役の佐久間良子さんは、びっくりする位のお美しさです。

さて、どうなるかと思っていたら、典型的な浪花節で押しきるあたり、良くも悪くもさすが「浪曲映画」。そういう部分も含めてなかなか楽しく見させてもらいました。


浪曲は、太福師匠のライフワークの一つと言ってもいい「男はつらいよ」シリーズの中から、「寅次郎恋歌」。シリーズの8作目になり、マドンナは池内淳子さんになります。

寅さんの作品の中でも珍しく、この作品では分かりやすくマドンナにフラれるのではなく、寅さんが自ら身を引くという別れ方。冒頭で太福師匠の解説がなかったら、映像なしだとフラれた事に気がつかなかったかもしれません。

キャラクターの演じ分けも、それぞれの俳優さんの特長が出ていて面白かったです。「父もの」という事もあり、特に志村喬さんのそっくりっぷりには、爆笑してしまいました。


(演目)
・映画「おけさ姉妹」

浪曲 玉川太福男はつらいよ 寅次郎恋歌」
曲師 玉川みね子