だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

だいたい読書日記5(時々映画やお芝居の話も)

先週に引き続き、おとつい、いつもやっている即興劇(インプロ)の発表会がありました。これでしばらくは、人前で演じる機会はないので、ちょっと落ち着けそうです。まあ、それが少し寂しかったりもしますが……。

今回は、今まで苦手意識が強いので避け続けてきたホラーのシーンを演じる事が多かったので、何本かホラー映画も見ました。特に、印象に残っているのは、「エクソシスト」と「イレイザーヘッド」の2本。イレイザーヘッドは、意味も分からないし、凄く不快な映画なんですが、細部まですごく作り込まれていて、興味が不快さを上回り、映像に見いられてしまいます。エクソシストは、正直、あまり怖さは感じなかったのですが、クライマックスまでの、伏線の貼り方が、とても素晴らしい。科学や宗教が無力な相手といかに向き合うか、というテーマも、深いですし、個人的には意外と考えさせられる映画だなあ、と思います。


エクソシスト [DVD]

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イレイザーヘッド デイヴィッド・リンチ リストア版 [DVD]

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少し、以前になりますが、10日の日曜日に、クラウンのびりさんとブッチィーさんのショーを見に、稲城まで行ってきました。

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いやあ~、楽しかった~!

実は、何度か見た事のある演目もあったのですが、それでも、腹を抱えて笑ってしまいました。いやあ、子どもを無防備に笑わす事のできる人は、最強だなあって、改めて思います。余計なものはギリギリまでそぎ落として、子どもでも楽しめる部分を磨きあげていく。引き算の芸の凄みっていうのを、たっぷりと楽しませてもらいました。

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↑帰りクラウンの方が作った、バルーンアートのお花をもらいました。


そして、木曜日の夜は池袋で読書会。今回は、人数こそ少なかったのですが、みなさん凄い読書家の方ばかりで、とても勉強になりました。特に、自分の読書体験を体系的にきちんとまとめてみる機会をもたないといけないなあ、という事を痛切に感じたのは、よい成果かと。

今回は、僕が取り上げたのは、石牟礼道子さんの「苦界浄土」。池澤夏樹さん編集の世界名作全集にも取り上げられた、水俣病について扱った作品です。僕は、フィクションが時には事実をも超えてしまう事があるという切り口から、作品についてお話しさせていただきました。

新装版 苦海浄土 (講談社文庫)

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