だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。雨、バス、二子玉。

雨。昨晩の夜半から雪かも、という予報だったので、電車がきちんと動いているのにはひと安心しましたが、寒い事には変わりがない。比較的、仕事に余裕のある日なので、仕事帰りにACLプレーオフを観に味スタに行こうか、とも思っていたのですが、さすがのこの天気では諦める。

ただ、予定があったので、14時前に仕事を上がらせてもらって、電車とバスを乗り継いで、二子玉川へ。予想はしていましたが、バスでやたらと時間を取られ、着いた頃にはもう夕方近く。それでも、田園都市線のラッシュに巻き込まれるよりは、相当に助かりました。他の路線と違って複々線になっているエリアがほとんどないのでラッシュを避けられる逃げ場がないのが、普段乗りなれていない身としては大変にキツい。けど、少しだけ時間に余裕があったので、TSUTAYA家電さんに。

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始めてお伺いしたのですが、目的もなくウロウロしている分には、相当に楽しい。本と全くの予想外のものとが組み合わされて陳列されているのを見ていると、今まで脳の使っていなかった場所を刺激される感覚が、他の書店さんでは得られないもので、すごく新鮮で、店内を歩いているとわくわくしてきます。週末、二子玉川でやる本屋博には、何がなんでも行って、そのついでにまた見に来よう、と強く心に誓う。

バスに乗っている時間が長かったお陰で、読書の方はかなりはかどる。川上徹也さんの「自分の言葉で語る技術」を読み終え、「山椒魚戦争」もコツコツと読み進める。

自分の言葉で語る技術

自分の言葉で語る技術

震災の時の話題が多かったので、奥付を見ると、2012年1月刊行になっています。この頃は、この本に書かれている「他人」を意識して、何かを発信する事がほとんどなかった。あの頃と比べて、自分が受け取る側から表現する側に回り、随分成長したなと思いつつも、「技術」としてまだまだ身についていないな、とも思う。この本を読んでて感じたのは、「他人」を意識せずに独り善がりになったり、言葉を安易に使ってしまうと、その事は受け手は確実に伝わってしまう事。相手に対する敬意と、骨惜しみしない姿勢が、必要なんだな、と思いました。