だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

日記。フリとオチ。

読書会が迫っているので、まずは「占星術殺人事件」を読了する事を最優先にする。僕の鞄には、だいたいいつも3冊の本が入っているが、そこから、チャペック「山椒魚戦争」を泣く泣く一旦外す。その後の事は、日曜の読書会が終わったら考えよう。

その代わり、先日買った蘇武健一さんの「6枚のとんかつ」をローテーションに入れる。「占星術殺人事件」とセットで、本家よりもパロディを先に読んでしまった愚か者(もちろん自分です)の身に降りかかった出来事について話しをするつもりです。個人的には、面白いネタだと思っているのですが、どうやったら、参加者にこの面白さが伝わるのかが、全く分からない。ネガティブだし、エンターテイナーにとことん向いとらんなあ、自分って思う。

六枚のとんかつ (講談社文庫)

六枚のとんかつ (講談社文庫)

この作品↑、去年の講談社文庫の目録には載っていましたが、どうやら出版社の方では品切になってしまった模様。Kindleにはあるのですが、ぶっちゃけ、個人的には好きだけど、そこまで手間隙かけて読むほどのものなのかなあ、という疑問も(笑)「占星術殺人事件」と合わせると、8百ページ読むことになってしまうし。


刊行時には、そのくだらなさと下品さ、そしてメフィスト賞という肩書きゆえに、これでもかという位、くそみそに叩かれてしまった作品です。今、読み返してみると、ムキになって叩くのも大人げないなあ、と思える作品であり、「しょうもないなあ」と思いながら、肩の力を抜いて楽しく読めばいいんじゃないかと。昨日、下北沢で2巻目を見つけてしまったので、つい出来心で買ってしまいました。

六とん2 (講談社文庫)

六とん2 (講談社文庫)