東京都が、休業要請に従っていない商業施設を公表するらしい。大阪では、既にパチンコ屋とかが公表されてしまっているらしいです。そうした商業施設の対応の良否はともかくとして、「要請」のはずが、いつの間にか「要請」でなくなっているのが不思議で仕方ないですし、怖いです。平日働いている身としては、そんな人達のために働いている訳ではないし、個人的には営業を止めてくれないかなあ、とは思いますが。
それでも、民主主義で大切なのは、ヴォルテールの「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」という精神なのでは、と思ってしまいます。第一、「悪名は無名に勝る」というこのご時世、公表することによって狙い通りの効果が出るとは、とても思えません。それでどうにかなるのなら、トランプ氏はアメリカ大統領の候補にさえなれていないはずです(笑)地方自治体の職員の方も、そんな暇ではないはずなのに、なぜそんな意味のない事をして、わざわざ仕事を増やしているのでしょうか?
まあ、我ながら偉そうな事を書いていますが、昨日、仕事が大変に忙しい時に、大した理由もなくお休みあそばされた同僚の権利は、絶対に守ってやらんと思ってしまう。自分の寛大さなど、所詮はこの程度なのです。
スーパーへの買い物は3日に1回位に控えて、という話があったので、少し時間をずらして買い物に行き、あとは自宅でおとなしくする。開店前の無防備な混雑は減るかと思いますが、まとめ買いが増えて、レジの滞留時間が長くならなきゃいいですけど。
感染症の拡大防止のためだとはいえ、生活していく事がますます息苦しくなり、たまに全てをぶち壊してやろうと思ってしまう事があります。潮干狩りに行ってしまった人達は、「思う」で止まれなかったのでしょうね、多分。気持ちはわからないでもないですが、もっと他の方法があったと思うのですよね。
まあ、こんな事をグチグチと書いている自分も、それほど有効な時間を過ごせているとはいえないです。こんな時には、いい意味で目一杯くだらない本を読みたいです。おっ、ちょうど目の前に岸本佐知子さんの「ねにもつタイプ」がある!これこそ、私が、今求めている本。早速読むことにしましょう。

- 作者:岸本 佐知子
- 発売日: 2010/01/06
- メディア: 文庫