通勤電車の混雑具合が、先週末くらいから急に日常に近づいてきました。本当は素直に喜ばないといけない所なのでしょうが、電車で座って通勤できるというのは、やっぱり嬉しいというのが本音です。なので、そんな日々がとうとう終わってしまったという現実を突きつけられ残念、という気持ちもかなりの比率で存在します。緊急事態宣言時は、たくさんの方たちが自宅待機をしてくれたから、電車の中で感染するというリスクをかなり避けることも出来ましたし、座って通勤する事も出来ました。今は、素直に割りきれない部分もありますが、解除後に新たに通勤通学する方たちには、出きるだけ優しい気持ちで接する事ができるようにしたいものです。
うちの会社も、今まで凍結していた課員人事が発令されたり、今日から新入社員が各職場に配属になりました。今年の新入社員は、机上以外の研修がほとんどできなかったそう。帰りの電車でも新入社員らしき集団をいくつか見かけたので、うちの会社だけでなく、都内の他の事業所でも同じような対応をしている所が結構あるようです。おそらく、不安で不安で仕方ないかとは思いますが、頑張ってもらいたいものです。自分だけでなく、影ながらあなた方を応援してくれている人は結構いるのだという事は、忘れないでもらいたいですね。
今日は、河合祥一郎さんの「あらすじで読むシェイクスピア全作品」を読み返す。付箋を貼った部分をメモに取りながら、以前読んだ記憶を少しずつ掘り起こしていく。
そうだった、そうだった。「ロミオとジュリエット」は僅か6日間で起こった話でした。ガンダムの一年戦争以上の慌ただしさです。「夏の夜の夢」の季節は夏至祭前夜ではなく、4月30日でした。この本を読んでいると、自分はシェイクスピアの戯曲が全然詠めていないという事が分かりますし、あらすじがわかった所で、作品の魅力をいささかも損なわないという事も、良く分かります。とりあえずは、読もう読もうと思いつつ、すっかり棚上げ状態になっている、「ジュリアス・シーザー」、いい加減手をつけようかな、と思っております。
- 作者:河合祥一郎
- 発売日: 2013/12/02
- メディア: 新書