鶴瀬までの悪戦苦闘の道のりと比較したら、びっくりする位あっけなく川越に到着です。
あとはなりゆき委せなのですが、唯一ここだけが行きたいと思っていたのが、川越の文殊さん。両国に本店のある安くて美味いチェーン店です。
今年中にチェーン全店制覇を年明けの目標にしていたのですが、コロナでそれどころではない状況に。せめて年内にどこかと思っていた矢先に、これ以上はないチャンスの到来。サービス定食の麺が、立ち食いそば屋さんでは珍しいにしんそば。迷わずに注文です。
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サービス定食(にしんそば+ミニ天丼) 680円。
注文してから麺を茹で始めるのが文殊チェーンの特徴。川越店さんも例外ではありません。ニシンはすでに出来上がってパックに入っているものを湯煎して提供してくれます。おそらく本部で仕込んだものだと思います。
思った以上に大ぶりなものが半身乗っかっていて、中まで味がしっかりと染み込んでいます。それが魚のだしの効いたつゆと細目の麺と一緒に食べると、これがもうたまりません。仮に天丼がなくても充分にもとが取れるクオリティです。年末に美味い立ち食いそばが食える。リーマンのおっさんには至高の時間です。
いかんいかん、ここで満足してはいかん。
ここで下車して右も左もわからないので、とりあえず駅前の観光案内へ。地図を見ると、どうやら川越市駅方面の方に観光スポットが集中してそう。電車で行くのは簡単なのですが、町並みが見たいので、バスに乗ってみることにします。
町並みを見ると藏の街、というのがよく分かります。街全体で古い建物や町並みをを有効に活かそうという意思がきちんと見えて、とても好感度が高いです。
言葉の響きの良さとフィーリングを信じて菓子屋横丁という場所で降りて歩いてみる事に。演劇を見たついでですし、気に入ったらそれだけでまた来ればいいだけの話しです。
自称「日本一長い」ふ菓子を売っている駄菓子屋さん。煎餅、さつまいものお菓子など、この通りを歩いているだけで埼玉の名物の知識が少しずつ増えてくるような気分になります。
その中でも一件「せんべい作り体験」という貼り紙をしている「十人十色」さんというお店。お値段も手頃ですし、こういう体験こそが観光地ならではのもの。子供たちに混じってやってみることにします。
まずは小さな丸くて薄い状態の焼く前のお煎餅と、軍手を渡されてやり方の説明を聞くことに。窯が温まったら、鉄の棒の先にお煎餅のもとをつけて、焼いていきます。
最初は、もとにまんべんなく日を通していき、熱が通るとしなっていくので、小まめにひっくり返しながら膨らませていきます。まんべんなく火を通して大きくしていくのが、思いのほか難しいです。
最初はゆるゆるとやっていたのですけど、段々と周りよりも少しでも大きいものを作ってやろうという気になってきます。大きさに合わせてお店の方で5段階の修了証をくれるのも面白いです。
(付記)後日Youtubeで見たのですが、手やきのお煎餅の場合は、しなったら手でひっくり返しつつ押しながら形を整えて膨らませるよう。ここでは鉄の棒でやっている事を手でやっているだけで、基本的な仕組みは同じようです。
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せんべい焼き中。結構熱いです。
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出来上がった、お煎餅。あとでいただきましたが、ふんわりして美味しかったです。1枚だけちょった焦げ臭いのもありましたが、それもご愛敬です。
もう少し書くことがあるので、今回は日記を3つに分けます。