だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。赤ペン瀧川行くネタ来るネタ2020。渋谷・うどん「山下本気うどん渋谷道玄坂店」。紀伊国屋寄席12月。

昼から渋谷に出掛け、ロフト9の赤ペン瀧川さんのスライドショー&トークライブに行く。年末にいろいろとやらかしてくれたpeatixですが、おすすめのイベントでこれが出てきてくれたことだけは、誉めてあげたい気分です。ええ、速攻で申し込みましたよ。本当に、褒めてあげたいとこはそこ「だけ」ですけど(笑)


今回初参戦なのですが、例年、年の瀬のライブは瀧川さんの一年を振り返って、みんなで笑おうという企画だそうです。一年をみっちり二時間半で振り返ります。コロナの影響を受けたのは、瀧川さんも例外ではないようで、役者としての仕事が相当に減ったそう。稼働日が少なかったのもその影響だそうです。確かに赤ペン瀧川氏の、別の一つの顔は実力派の舞台俳優。このレベルの俳優さんが今年は舞台の仕事がないというのは、個人的にはとても哀しい事ではありますし、今年起こった出来事の厳しさを改めてシビアに感じずにはいられません。

一方で、映画やドラマのレビュアーとしての仕事はまずまず順調なよう。今回のトークライブでも映画のレビューはみっちり聞けましたし、帰りには今回取り上げた映画のリストも頂けましたし、久しぶりにすごく映画が見たい気分になりました。ただレビュアーとしてテレビの仕事が増えれば増えるほど、昔のようなエロ方面にはなかなか走りにくいだろうなという気がするので、ちょっとだけ寂しくもありますけど。帰りは噺家さんの手拭いを買うような気持ちで、タオルを購入。来年もここでお会いできたらいいなと思います。

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トークライブが終わって、新宿に移動する前に、渋谷で腹ごしらえ。井の頭線の駅の近くにある山下本気うどんの道玄坂店さんへ。最近できた人気店の二号店にあたるお店だそうで、お客さんも結構入っているようなので、少し気になってしまいましたので。

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釜玉明太醤油バターうどん(大盛) 790円

うどんそのものは、間違いなく美味しいです。麺の小麦の味そのものがいいです。ただ、開店してからそれほど経っていないせいなのか、その美味しい麺の力を引き出すオペレーションがまだ出来上がってないように見受けられました。麺の温かさもバターうどんにも関わらず、バターがきちんと溶ける温度になっていませんし、僕の時には接客もあまり褒められた対応ではありませんでした。早く本来のお店の力が出せる状態になってもらえたらありがたいです。


食後に、バスで新宿の伊勢丹前まで移動して18時半から、今年最後の紀伊国屋寄席に向かいます。演者さんも観客も、これだけコロナ感染が広がっている時期に、果たして超満員の場所で落語を聞いたり話したりしたりするのがいい事なのだろうから、という不安と戸惑いの空気が会場に蔓延しているのを、ひしひしと感じます。不安に感じているのは自分もいっしょですし。新宿というクラスター頻発地帯である事、紀伊国屋ホールの感染症対策がやや甘めなの事も、それを増幅させています。それでも
いつもと同じ感覚で来場しようとする人達よりも、危機意識があるだけかなりマシだとは思いますけど。

そんな中、何とかその空気を払拭しようと演じる噺家さん達のお陰もあり、少しずつ重苦しい空気がほぐれてきます。こういう時には、三朝師匠の軽妙さというのが本当にありがたいです。最後はたい平、さん喬両師匠のおかげもあり、楽しく笑い収めさせてもらいました。さん喬師匠の「浜野矩随」は、先代の圓楽師匠に代表されるように、息子が名人になるために母が自ら命を絶つ、というかなり重めの演じ方をする噺家さんの多い人情噺です。それを所々にユーモアを交えながら、寸前の所で母親の命が救われるというハッピーエンドの話に仕上げています。普段のさん喬師匠がどちらで演じているかは、勉強不足なので分かりませんが、個人的には今の時節や、客席の重たい空気を察して、あえて軽めに演じてくれたように思えて仕方ありません。もしかしたら、ただの気のせいかもしれませんが。

(演目)
・春風亭与いち 「六尺棒」(開口一番)
・柳亭市好 「加賀の千代」
春風亭三朝粗忽の釘
柳家小さん 「刀屋」

仲入り

林家たい平 「二番煎じ」
柳家さん喬 「浜野矩随」


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紀伊国屋寄席の帰り、京王線に向かう地下道で頂いたもの。集英社さんの漫画のお試し読みらしい。何であれ、この年になっても何であれお年玉をもらえるのは、ちょっとだけ嬉しいです。