だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

日記。休養。歌之助師匠の本。

先週末に痛めた右足のアキレス腱痛がひどくなり、足を引きずらないと歩けない状況に。昨日の移動はかなりアップダウンが多かったからなあ。まあ、仕方がないので、細かい予定はキャンセルして回復に充てる事に。

三遊亭歌之助(今の圓歌師匠ですね)師匠の「月ば撃つぞ!」をあとひと息で読み終える所までくる。師匠の生涯を、生まれてから若手時代まで振り返った本。一人の地方出身の落語家の生涯がわかり、それなりには楽しめますが、師匠の薩摩弁の爆笑落語がなぜ生まれるかというルーツが今一つ見えてこないのが残念です。

これならば吉川潮さんの「待ってました―花形落語家たっぷり語る」に出てくる、吉川さんと師匠との対談の方が数段面白いです。あの「談志師匠」に一目を置かれていたのは、伊達ではありません。この2冊を比較すると、ご本人の面白さももちろんですが、それをを引き出すインタビュアーや編集の方の大切さをすごく感じます。