カップヌードルミュージアムを出た後、みなとみらい駅の近くまで戻り、更に西に向かってしばらく歩くと、次の目的地の三菱みなとみらい技術館さんへ。みなとみらいの地図を下見していた時に、面白そうで、あまり混雑してなさそうだったので、お邪魔してみる事に。
触ったり、体験したりする展示が、尽く利用できなかったのはとても残念です。しかし、本物のロケットのエンジンや宇宙服など貴重なものもかなり展示されており、それだけでも結構テンションは上がります。こうやって展示を見ていると、三菱という企業が国家の発展とともに歩んできたのが、とても良く分かります。国家への貢献度はとても大きい半面、国と密接に関わりすぎたがゆえに、時には戦争にも深く関わることになってしまったのは、何とも言えない皮肉です。
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今年のレッズって、タイトル争いとは無縁だったのではと思っていたら、女子の方は大活躍だったのを忘れていました。
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旅客機のフライトシュミレーター。今は利用できませんが、通常時は館内でもかなり人気のコーナーのようです。
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実際に打上られたロケットのエンジン
みなとみらい館を出た後は、隣の横浜美術館へ。基本は日時指定で事前にチケットを購入しないといけないので、ダメ元て受け付けに行ったのですが、どうやら定員の空きがあって見れそう。
今回は、企画展は「トライアローグ」という切り口で富山と金沢の美術館とを含めた、三館の20世紀以降の西洋美術の収蔵作品を展示、共有することで、近代美術をより広く、深い目線で見ていこうというもの。コロナで海外の美術館からの貸出が難しくなった事、そして、3月以降横浜美術館が改装で2年ほど休館になる事。そうした事が背景にあると思います。逆に言えば、それがなかったら、ひょっとしたらこうした形での展示になっていなかったかもしれません。美術館の収蔵作品をどう効果的に活用するのか、という一つのモデルケースとしても、とても面白かったです。西洋美術館が休館中という事を考えると、今、国内で見れる最高レベルの展覧会でもあるのは、言うまでもありませんが。
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今回の展覧会の図録です。
企画展は全面撮影禁止ですが、同時に開催されていた、コレクション展の方は、基本は撮影が大丈夫だったので、面白そうな作品を何枚か撮って見ることに。こちらのコレクションは日本の近代美術がメイン。美術史の中では自分の一番弱いジャンルなので、少し勉強したいなと思っています。