ミュージアムという名の聖地巡礼した、翌日のちょい足しカップヌードル。今回は醤油味にサラダ等に使う焙煎ごまドレッシングを乗せてみます。すき家の牛丼ライトにごまドレッシングをかけて食べると美味しいので、ひょっとしたらカップヌードルでも通用するかもしれないという甘い望みを抱いての挑戦です。
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醤油味×焙煎ごまドレッシング
酸味が消えて、思ったよりもフツーに食べれますね。ただ、よくも悪くもフツーでゴマの風味が多少強くなったかなという変化で、あまりありがたみはありません。もしかしたらドレッシングの量が少なかったのかもしれないです。
先週末まで、今日紀伊国屋寄席があるという事をすっかりと忘れていました。仕事も落ち着ききっていますし、今週は比較的暇かと思ったら、仕事以外では意外と慌ただしい事に。ちょっとスケジューリングをミスってしまいました。会社をいつもより早めに出て、細かい用事をこなし軽く夕食を取ってから新宿の紀伊国屋さんに。今日が発売日らしく、日向坂文庫が大々的に展開されていて、フェアの商品と一緒にテレビで共演しているオードリーの若林さんの文庫も展開していたのが面白かったですね。今日のとこは見るだけにしときましょう。本命の川端康成の文庫がちょうど売れてしまい、一時的に切れてしまっているようですし。
肝心の紀伊国屋寄席ですが、今回が終わると耐震工事が入るため、半年ほどホールがお休みになるそう。なので強行突破で100パーセント収容して、超満員になる事も最悪覚悟していたのですが、今回はさすがに途中で売り止めにしたようです。喬太郎師匠と花緑師匠という人気者が二人いるだけで、通常なら完売しますし、7割位の入りでも当日券を出しませんでしたので。その代わり、年末や談春師匠の公演とは比較にならない位に検温等のコロナ対策が厳重に行われており、入場するだけで一苦労でした。
(演目)
・三遊亭歌つを「薬缶」(開口一番)
※もしかしたら根多帳だと「魚根問」になるかもしれません。
・柳家圭花 「狸の釜」
・隅田川馬石 「明烏」
・柳家喬太郎 「うどん屋」
(仲入り)
・柳家小菊 「新内」
・柳家花緑 「中村仲蔵」
馬石師匠の「明烏」は、軽妙な笑いの中にも色気があって、とてもいい雰囲気。自粛ムードだからこそ、こういう廓噺をやってもらえるのはとても嬉しいです。小菊師匠は、浄瑠璃の新内節の中から「明烏夢泡雪」いう、落語の「明烏」のモデルになった節を披露してくれるという嬉しいサービスが。「明烏」そのものはとても人気のある噺ですが、元ネタと一緒に聴ける機会は滅多にないので、花緑師匠だけでなく、自分にとっても大変に勉強になりました。落語では、微笑ましい噺になっていますが、新内節の方は、近松の心中ものを彷彿とさせるベビーな展開で、落語との違いの大きさにかなりびっくりしました。
花緑師匠の「中村仲蔵」は、何度か聴いていますけど、聴くたびに、笑わせる所と聞かせる所とのスイッチングが目まぐるしく、かつスムーズになっている印象を受けます。もしかしたら、「小さんの孫」という立場から少し離れて、「花緑」さん個人にしか出来ない落語を追求しようとされている時期に差し掛かっているのかな、というように感じられました。