だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

日記。林家正雀、柳家花緑二人会@調布グリーンホール小ホール。インプロワークショップ。渋谷の天狼院書店さん。

朝少し早めに調布に落語を聴きに出掛ける。開演まで時間があったので、たまたま駅前でやっていたフリマを冷やかしていたら、これまたたまたま欲しかったプロッキーの10色セットが400円で売っている。しかも、未使用!誰かに買われる前に、考える前に身体が勝手に動いて確保しました。朝早く起きて良かったっす。おかげで今日一日は人に優しい気持ちでいられそうです。

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本日の午前中は正雀師匠と花緑師匠の二人会を聴く。前座の駒平さんの高座の時には開演前という事で、ドアが全解放で、開演前という事で普通にしゃべっているお客も。それでもしっかりと噺を進めていくあたりは、前座といえどもプロなんだなと、ちょっとだけ感心。彦三さんは、本来ならもう少し時間の掛かる演目を、上手く組み立てて持ち時間内に収めるあたりは非凡さを感じます。キャリアを積んで語り口が良くなってくると、化けそうな気がします。

正雀師匠は前半は「掛け取り」、後半は「名人長二」。歌舞伎や舞踊に造詣の深い師匠にはぴったりの噺。聴いていてとても楽しいですし、語り口に品があるので、リラックスして聴けます。花緑師匠はお爺さんの先代小さん師匠も得意にしていた「笠碁」。花緑師匠の噺は碁敵のお爺さんがとても可愛らしくて、結末が分かっていてもほっこりとした気分になります。花緑師匠は好きな噺家さんの一人なので、CDでは何回も聴いているのですが、リアルでこの噺を聴くのは始めで、ちょっと嬉しかったです。

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(演目)
・金原亭駒平 「寄合酒」
・林家彦三 「初音の鼓」
・林家正雀 「掛け取り」
三増紋之助 曲独楽
柳家花緑 「笠碁」

~仲入り~

・林家正雀 「名人長二~お白州の場~」

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落語会が意外と長かったので、時間があったら寄りたかった場所に行くのはパスして、食事をしたら、渋谷に。それにしても、土曜の昼の調布はめぼしい飲食店はのき並混んでいて、入れない所が多い。通常営業に戻ったのはありがたいのですが、必ずしもこちらの都合のいい事ばかりではありません。もっとも、また緊急事態宣言が出るよりは何百倍もマシですが……。



夕方からは、いつもお世話になっているインプロワークショップへ。今日は、自分のやりたいことに固執せずに、いかに相手に委ねていくのか、というワークが多かったです。少し苦戦しましたが、苦戦した事も含めて楽しく出来たので、良しとしよう。

今、途中まで読んでいる鹿島茂さんの「SとM」によると、一見他人への気遣いがあるように見える「M」はいかに自分が気持ちよく苛めてもらえるかだけが大切で、基本他人の事になんて興味がないそう。反対に「S」は、「M」がいかに喜ぶかを常に考えている、気遣い屋さんだそうです。「M」の自分にとっては、今日はその事を再確認させられたワークでした。確かに人から何か言われないと、他人の事なんてどうでもいいよ、と思ってしまう瞬間が自分には結構ありますし、普段は意識していないので、結構耳が痛い話しです(笑)


ワークショップが終わった後は、いつもと少し帰る道を変えてミヤシタパークへ。行こう行こうと思ってなかなか行けなかった天狼院書店さんにお邪魔する。ここのお店は、店員さんから話しかけてくれるという、大変にありがたいかつ変わった書店さん。天狼院さんの中でも、渋谷店さんはカメラや写真に力を入れている書店さんだそう。この日も「弁当美術館」という本のパネル展をやっていました。ベートーベンの髪の毛をとろろ昆布で再現していたのには、思わず笑ってしまいましたわ。こういうくだらない事に大量のエネルギーと高度な技術を注ぎ込む人が、私は大好きです。この本もかなりそそられたのですが、今日の所は初志貫徹して、リーディングライフの最新号を買うことにしました。先月から読書会も再開したので、池袋のお店にも久々に顔を出したいなと思っています。

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