観劇後は知人への挨拶もそこそこに、三鷹まで移動。駅前にある三鷹市美術ギャラリーに向かいます。三鷹と言えば、墓所の禅林寺を筆頭に太宰治と所縁の深い地。去年の12月に、このギャラリーに太宰の部屋を再現した展示が出来たという事でしたので、見に行きたかったのですよねえ。こういう機会でないと、なかなか三鷹にも行けませんし。
展示も直筆の手紙や絵画など、思った以上に貴重なものがあり、なかなか面白かったです。部屋だけは撮影可能な上に、部屋に上がったり、机の上で原稿を書く体験ができます。オープンして間もないせいか、このギャラリーを使って何をやりたいのかが、まだ試行錯誤なようには見受けられましたが、行けて良かったです。
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太宰の部屋を再現したもの。
ギャラリーの方は、現代美術家の靉嘔さんの収蔵作品展。虹のようなグラデーションの色彩を基調にしたリトグラフが中心に展示されていました。日本の伝統的な絵画の技法から離れようとしながらも、水墨画や春画等を題材やベースにしている絵が多かったのが、なかなかに興味深かったです。フライヤーを見たら、この方、日本の方で本名が飯島さんとおっしゃるんですね。お名前だけでなく、作風も中国の方っぽいなと思っていたので、びっくりしました。
ギャラリーを見終わったあとは、中野に戻り少し遅い昼食に。駅のホーム内にあるあじさい茶屋さんに入ることに。祝日の夕方の時間帯にやっているのは、本当に助かります。今回は、ミニ豚丼セットを注文。5分弱で、かけそばとがが南蛮漬けがのったミニ豚丼が出てきます。
そばの方は、ゆで麺でお客のあまりいない時間帯に行った事もあり、気持ちパサつき気味。人のいない時間帯はどうしても致し方ありません。柔らかくなっていないだけ、大したものだと思います。逆に掘り出し物だったのが、豚丼の方。軽くしょうが焼きされた豚と、漬け物のしょうがとミョウガの相性がすばらしいです。豚の油を漬け物の野菜が上手く中和してくれるので、とても食べやすいですし。この漬け物ってどこで売ってるんでしょうか?売っていたら自宅で再現したいです。
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ミニ豚丼セット(がが南蛮漬け) 620円。