早めに起きて、仙川からバスに乗って三鷹へ。普段三鷹方面に行く時、ギリギリになってしまうことが多いので早めに行くことにしたら、今度は早く着きすぎてしまいました。
東京都下は東西の移動は本当に便利なのですが、それと比較すると南北の交通がかなり心もとない。途端に不便で難しくなってしまいます。
駅前のギャラリーも10時からなので、まだ30分弱あります。喫茶店に入っても良かったのですが、支払い関係を済ませた後に、駅前を少し歩いてみる事に。
先日のzoomのイベントで見た、町歩きのスペシャリスト達のようにはいきませんが、そこそこ楽しめたのでよしとしましょう。普通の町歩きに自分なりのビューポイントが一つあるだけで、歩きに目的ができてより楽しくなるのは、良くわかる気がします。
だとすると、謎解きやスタンプラリーは人工的にそれを作ってくれるものだという一面も、間違いなくあります。なるほど、JR東日本の鬼畜ぶりを罵りながらも、つい毎年のように参加してしまうのは、目的のある町歩きの一環でもある訳ですね。
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駅前のオオゼキさんで見つけた、栽培キット。このあと何も予定がなければ買っていたかも。
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何故か公共のトイレが2階にあり、出ると至近距離に電車が。下が交番でなければ、もっと見ていたかもしれません。
そんなことをとりとめもなく考えている。しいたけの栽培キットに名残惜しさを感じながら、ブラブラしていると、読書会の時間に。
今回、始めて参加させていただくのは、国語講師の方が主催をされている会。課題本形式で、今回のお題は、太宰治の「走れメロス」と「駆け込み訴え」。十数年ぶりに読み返します。
アカデミックな読書会かなと思って、少し身構えていたのですがら、予想以上にざっくばらんな雰囲気。主催の方が、ポイントポイントで国語講師としての知識に基づいた話しをしてくれるも、作品を理解するうえで、大変にありがたかったです。
主人公メロスに対するイメージが、ポジティブなものとネガティブなものとに、見事なまでに二分されたのが、読書会らしくてとても面白かったです。
どちらかといえば、僕は後者の意見なのですが、ポジティブだと思う方の話も、とても良く理解できてしまえる。
好意であれ反感であれ、読む人を惹き付けてしまうのが、とても太宰の作品らしい。この作家さんの凄さでもあります。
「駆け込み訴え」がほとんど口述筆記で淀みなく作られた、というエピソードには驚きのひと言。
今回、太宰の作品を読んでみて、「こいつホントにダメ人間だよなあ」と思ってしまいます。一方で、「ダメ人間太宰治」役を演じているようにも見える。
津軽出身の太宰が、イタコになりユダを降霊させて、この小説を語ったようにも見えてきます。なかなか面白い読み方が出来ました。
この読書会では、しばらく太宰の作品を月イチのベースで読んでいくそう。スケジュールと気になる作品が合えば、また参加させてもらいたいです。
読書会が終わった後は、吉祥寺経由で渋谷に移動して、今年始めてのインプロワークショップ。
去年まではかなり沢山の方がいらしたのですが、今回はコロナ下のせいもあり、
かなりの少人数。
そういう事もあり、ストレッチと頭をほぐす簡単なゲームをした後は、長めのシーンを演じる事に。
インプロのショーを行うためには、インプロや演技のスキルを磨くだけでは充分だとはいえません。即興なので、ショー全体の方向性をディレクション(舵取り)するスキルがどうしても必要です。
ただそのスキルは、ショーに近い形式で実戦を積まないとなかなか身に付きません。お客さんがいないとはいえ、今回のようなショー形式のワークが出来たのは、とても貴重な体験。特にコロナ下ですと、尚更です。
なので、いつも以上に勉強になりましたし、読書会と合わせて、右左脳、身体をまんべんなく動かせて、とても良い1日でした。
帰りは、宮下パーク経由で原宿駅に行き、少しだけスタンプラリーの続き。田町か品川からバスに乗ればどこかに行けるかと思っていたのですが、土日の夜は以外と本数がありませんし、東京湾方面行きの便がほとんど。
なので、諦めて田町でスタンプを押した後、駅前の「えっちゃんラーメン」さんで晩飯にして、帰宅する事に。
醤油ベースのさっぱりとしたスープ。のどごしの良い平たくて太めの麺。大変に食べやすい。おそらく辛めの味や酸っぱめの味など、強めの味と組み合わせてもかなり美味しいハズです。
その証拠に、濃厚で肉厚のチャーシューと、チャーシューの煮汁とスープとが絡むと、かなり美味しいです。チャーシューとスープの美味しさに、ついつい頼むつもりのなかった、ライス(150円)を投入。身体にあまり良くないのは分かってはいるんです。けど、けど、とても幸せだ~。
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チャーシュー麺(大盛) 1200円