だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

日記②。田端文士村記念館。ブックオフ都内完全制覇の旅22「ブックオフ綾瀬駅前店」。綾瀬・コッペパン「焼きたてコッペ製パン」。

南北線駒込まで移動。デジタルスタンプをゲットした後、手早く食事を済ませます。その後、山手線に乗り換えて田端駅へ。駅前にある田端文士村記念館へ向かいます。


今回は、三鷹太宰治展示室、新宿歴史博物館との三館協働で、芥川と太宰の企画展示をやっているのでお邪魔させていただきます。

スタンプラリーもやっていて参加賞として先着で栞を貰えるのですが、これで3館目。通常の栞と別にコンプリートした記念の栞ももらえました。

ちょっとした事かもしれませんが、素直に嬉しいですし、全館回ろうというモチベーションにもなります。三鷹だけはかなり早い段階で栞がなくなったそうですが、あとはまだ大丈夫だそうです。やっぱりスターなんですね、太宰は。


太宰と芥川の関係を語る上で欠かす事ができないのが、太宰が佐藤春夫に宛てた書翰。第二回芥川賞は自分が受賞すべきです、そうてないと困るんです私、という趣旨の内容が、毛筆の手書きで延々と4メートル。複製とはいえ現物の雰囲気が良くわかる資料が展示されています。これを突き付けられたら、フツーだったらかなり迷惑だろうと思います。

フツーの庶民がやったら、ひたすらドン引きしまう書翰ですが、そのあたりはさすが太宰。読んでいるうちに、「こいつしょーもないなあ」と思いながらも、思わず笑いがこみ上げてきます。

実は日本の文豪の中でも、屈指のユーモアセンスの持ち主なのではないか。太宰の作品を読んでいると、時々そういう気持ちになる事があります。


協働のものとは別の企画で取り上げられていたのが、芥川龍之介の家族にまつわる展示。展示だけを見ていると、子供と一緒に自宅の木に登ったり、子供に対してマメだったり、優しかったり、よき父親のように見えます。

一方で、常に女性問題に悩んだり、最期には自ら死を選んだりしている。一見すると展示からは見えないだけに、余計に抱えている闇の深さを感じてしまいます。

だからこそ、人間の深い部分まで書けたともいえるだけに、芥川の生涯に関する資料を見ていると、何とも複雑な気持ちにさせられます。


文士村記念館を出たあとは、田端から都バスで北千住に。そこから北綾瀬に行き、綾瀬に戻ってきます。滞在時間はほんの数分でしたけど、生まれて始めて北綾瀬に行きました。こういう機会でもない限り、生涯行くことがなかったかもしれません。

綾瀬では下車してブックオフに行くことに。以前何度か来たことはあったのですが、その頃と比較して、かなり店内がキレイになってわかりやすくなった印象。どちらかといえば、子供向けの本が充実している印象。

書籍が定価より半額になっているコーナーがあったので、ここを中心に何冊か購入。「虹色のチョーク」は先日のスギヤマカナヨさんの講演で取り上げられていた、「キットパス」を作っている日本理化学工業に関する本です。


駅からブックオフに行く途中に、行列のできているコッペパン屋さんがあったのて、焼きサバ(490円)とチキン南蛮(380円)を購入。

コッペパンはふわふわですし、パンの具はボリュームたっぷり。夕食に食べたのですが、2つで充分にお腹いっぱいになりました。こりゃあ、行列ができるのも納得です。


ここで両手が荷物でいっぱいになったので、自宅に帰る事にしました。