5月にも関わらず日差しが差すようです。まだ、風が涼しいので、さほど暑さやストレスを感じませんが、5月ですでにこの天候。7月、8月になったらどうなるのか?想像するだけで少しぞっとします。
午前中、部屋の片付けを少ししていたら、ゴールデンウィーク中に行った三渓園での謎解きの冊子が出てきます。
現地ではわからなかった最後の謎。久しぶりに見ていたら、解き方を閃いてしまい、あーでもない、こーでもない、とやっているうちに、キレイに解けてしまいます。本当にもう一歩の所まではいっていたのかあ~。ツメの甘い所は相変わらずです。
ゴールまでたどり着いて、すっきりとして、1ヶ月前のモヤモヤがなくなったのは大変に嬉しいです。ただクリアした後に、現地に行くとポストカードがもらえる上に、おまけの謎ときが出来るそうです。そのためにもう一度三渓園に行くべきかどうか。
まだ回りきれていない場所もありますし、行きたいのはやまやまなのですが、いかんせん自宅からのアクセスがかなり悪い。かなり悩み所ではあります。
夕方からは三軒茶屋に出掛け、ボランティアセンターへ。介助と障害に関する参加型のお芝居を観に行きます。厳密にいうと「体験しに行った」と言った方が正しいでしょうか?
今回のお芝居の主役は重度の脳性麻痺で介助の助けを借りながら自立生活されている、ゆうじさんとその介助者のみなさん。
同様の症状の方たちで、ゆうじさんのように社会の中で生活をされている方が、極々限られていて、ほとんどの方が施設か自宅で過ごす事を余儀なくされている。まず、その現状に軽くショックを受けます。
ゆうじさんに関するパーソナル情報をクイズ形式で知った後は、介助の方のインタビュー映像を見て、その後世田谷ボランティアセンターからゆうじさんの自宅まで車イスで移動します。まさか、ご自宅まで拝見できるとは。少し恐縮してしまいます。
それにしても、外での車イスの移動は結構しんどい。視覚障害の方が歩きやすいように設置している凸凹が、車イスにとっては通行の大きな負担になってしまう。そうした事も、実際に体感してみないとなかなか気づけないことです。
お部屋の方は、かなり整理整頓されていてキレイです。介助者がつくとはいえ、車イスで移動するとなると、置けるものがかなり制約されるのか、それともゆうじさんが几帳面な方なのか?
後でおうかがいした話だと、かなり片付けたようです。(それでも車イスの移動するスペースは確保しているようですが)
24時間看護が必要な場合、介助の方は最低でも5、6人必要で、ゆうじさんの担当の方は15人もいるそう。
介助者が自分の半身代わりになって動くと考えると、15人分身体が変化するという感覚になるのでしょうか?凄すぎて想像ができませんが、自分だつたら正気でいられる自信がありませんね。
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シールの絵の方がゆうじさん。
最後にボランティアセンターに戻って、参加者とパブリックシアターのスタッフの方やゆうじさんを交えての振り返り。
想像力を持つことはとても重要な事です。ただ、それと同時に想像する事だけでは限界がある事を知ることも大切。そんな事を強く感じました。
仕事をやっていると、どうしても効率に片寄ったものの見方をしがちで、それ以外のものから目をそむけがちになってしまいます。
ただ、演劇のよさは効率以外のものが排除されずに、自分と他人とは違うという事が肯定されるという事。少なくても、自分はそう思っています。
そう捉えると、今回の体験も間違いなく演劇だと思いました。
(追記)帰り西に行く道を東に進んでしまい、三軒茶屋まで10分程度のはずの道のりを一時間以上さ迷ってしまいました。
ワンピースのゾロの方向音痴っぷりを、「こいつアホだなあ」と思って読んでいましたが、人の事が全く言えない事に気づきました。お陰で洗濯が出来なかったので、明日やるしかありません。