だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。CHAiroiPLIN「おどる落語『あたま山』」@三鷹市芸術文化センター星のホール。傘がない。

昨日は帰ってメシ食ったら、速攻で寝てしまう。

朝起きてダルさが残っているのは想定内だとして、脇腹に強烈な痛みがでてしまったのは、計算外です。

今まで再雇用者がやってくれていた力仕事。そこが、定年して欠員の補充がないなめ、モロにこちらに皺寄せがきています。

例年3月、4月はしんどいのですが、今年はそれに輪をかけてキツいです。身体のあちこちにガタが来ています。人事異動で欠員が来るまでもちこたえられるのかしらん。


本当は昨日買ったボドゲの整理をしたり、家事をする予定だったのですが、そんな余裕もなく、気がついたらもうお昼。

明日、紀伊国屋寄席もあるし、ここは予定をパスするのも一考、という考えが頭をよぎります。今日の目的地はアクセスが悪いとこにありますね~。

それでも何とか力を力を振り絞り、電車とバスを乗り継いで、三鷹の芸術文化センターへ。

CHAiroiPLINさんの「あたま山」を観る。


落語の「あたま山」は、さくらんぼを食べたケチ兵衛さんの頭から桜の木が生えて、そこでみんなが花見を始める。与太話の多い落語の中でも特にバカバカしい噺です。

花見という事もあり、底ぬけに明るくてお祭りみたいなノリになるのかなあ、と思っていたのですが、バカバカしさを残しながらも、かなりシリアスな展開に。

確かに、自分の頭の上で人に騒がれたら、騒がれる側から見たらたまったものではありません。劇中で流れる「傘がない」がとてもリアルです。想像力だけで聴いている落語が、リアルな身体を得ると、見事までにイメージががらりと変わってしまう。

自分の中にある既存の価値観が変わり、今まで見えなかった風景が見えてくる。そんな快感のある作品です。

もちろんシリアス一辺倒でなく、CHAiroiPLINさんおなじみの遊び心も健在。「ケチ」からインスパイアされた「モノ」たちが、文字通り「山」に変化していく姿は圧巻でした。



開演前



開演後


劇場を出ると、昼時点では降っていなかった雨が本降りになっています。なんで、昨日、鞄の中に入れていた折り畳み傘を、今日は持ってこなかったのだろう!


そのまま真っ直ぐ家に帰って、午前中にするはずだった、ゲームの整理と家事をすることにしました。