だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記②。都内ブックオフ制覇の旅2「新宿靖国通り店」。6月中席・落語芸術協会真打昇進披露興業@新宿末広亭。

小田急線で新宿まで行き、歩いて新宿末広亭まで。途中で雨がまた降り始めてきて、始めて、B&Bさんに傘を忘れてしまった事に気がつく。我ながら、本当にアホだ~。それでも本降りにはなっていないのが救いです。末広亭に着いたのが、14時40分ごろ。整理券は51番。もうちょっと前かとおもっていたのですが、楽日とはいえ甘くないなあ~。それでも、伯山師匠が出演されていた月曜に比べたらかなりマシです。これなら何とかなりそうです。

夜席の開場時間まで少し時間があったので、ブックオフの新宿靖国通り店に。場所柄もあってか、堅めの本と子供向けの本が多目に置いているようです。中公やちくまや岩波、講談社文芸文庫が100円コーナーにもそれなりにあるのが、何気に嬉しいです。(この辺は普通の古本屋に行っても、それなりの値段がする事が多い)

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その中の棚から、岩波文庫の「墨東綺譚」と講談社文芸文庫の「心に残る人々」を購入。荷風の「墨東綺譚」は前々から読みたいと思っていたので、これを機会に買ってみます。ただ、今日も読みたい本が散々増えてしまったので、手をつけれるのはいつのことやらですが(笑)



ブックオフに行って、末広亭に戻ったら、結構人も集まってきて、開場時間も近づいてきたので、待っていることに。成金のメンバーの活躍や渋谷らくごの影響もあってか、寄席って思ったよりも若い人や女性の方も多いんだなあ、と新鮮な感覚に。日曜という事はあるのかもしれませんが、ジジババリーマンが8割方占める紀伊国屋寄席とは偉い違いです。そして、こちらの方が遥かにスタッフの方の言うことをキチンと聞いている(笑)

そう、偉そうな事を言っていますが、実は新宿末広亭に入るのは始めて。池袋演芸場は何度か行った事があるのですが、そことは建物の風格からしてえらい違いです(笑)

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緊急事態宣言でケチがついた仕切り直しという事と、お祭り興業の楽日という事もあり、客席も高座もすごい盛りあがり。どうしようか悩んだのですが、行って大正解です。

今日一番の出来ごとは、山手線の停電に巻き込まれて、昇吉さんが電車に閉じ込められた上に、昇太師匠も遅れるというアクシデント。果たしてお二人とも口上に間に合うのか?楽屋での緊迫感が高座に伝染し、客席にも伝わってきます。お二人や急きょ出番が変更になった鶴光師匠は大変だったとは思いますが、客席から見たら、これはこれで美味しいシチュエーションで、逆に大盛り上りです。

幸いにも、お二人とも間に合ったのですが、遅れた事よりも、二つ目落語家=貧乏のハズが、昇吉師匠のお住まいが広尾という事に何気に衝撃を受ける自分。さすが東大卒!

お目当ての羽光師匠は、今日はトリで「はてなの茶碗」。上方の古典落後です。難しい大ネタをしっかり演じていて、なかなかの聞き応えでした。とにかく楽しい高座でしたし、めでたい席に立ち会わせてもらうと、こちらまで明るさやエネルギーのお裾分けをいただいたような気分になります。

(演目)
・桂南太郎 「小噺」(開口一番)
春風亭昇也 「壺算」
できたくん 発泡スチロール芸
昔昔亭A太郎罪と罰
笑福亭里光 「二人癖」
北見伸 奇術
三遊亭小笑 「牛ほめ」
三遊亭笑遊 「片棒」
エルシャラカーニ 漫才
笑福亭鶴光紀州
春風亭昇太 「ストレスの海」

~仲入り~

・口上(小笑、昇々、昇吉、羽光、笑遊、鶴光、昇太、桂あやめ
・春風亭昇々 「誰にでも青春~番外編」
春風亭昇吉 「隣の客」
・ボンボンブラザース 曲芸
笑福亭羽光はてなの茶碗」¨

※主催者の発表はなかったので、演目はメモを参考にしてこちらで分かる範囲で調べたものです。なので、間違えてたらすみません。