身体全体がダルい。そのせいか普段より30分以上寝過ごしてしまう。
何とか普段乗る電車に乗れましたが、週明けの入りとしては、あまりよろしくないなあ、と我ながら思います。
けど、まあしゃあないなあ、切り替えて仕事すっかと思っていたら、サーバーがダウンしてしまったらしく、勤怠が打てなくなってしまいます。う~ん。こんな時に限って上手くいかないものです。
ただでさえエンジンの掛かりが悪い月曜日なのに、輪をかけてエンジンの掛かりが悪くなります。それでも手と身体を動かしていれば、仕事は進むので、ルーチンの仕事から黙々とやっていきます。
朝メシを食いながらメールチェックをしていたら、今日の夜東京新聞の落語会だったのを思い出す。先週末までは完全に覚えていたのに、いかんなあ~。
別にミスを犯した訳ではないのですが、ちょっと集中力に欠け、何かフワフワしたような感覚がします。仕事以外だと、こんな状況にはほとんどならないんですけどねえ(笑)
昼、先週買ったヴィーガンヌードルの酸辣湯麺を食べる。ヴィーガンという事を考えれば充分に美味しいのですが、個人的には先日食べた醤油味の方が好きですかねえ。
酸辣湯麺のスープとの相性の良さを期待して購入した、ファミマの大麦入りおにぎり。食感は期待通りだったのですが、「枝豆チーズ」味を買うつもりが、「枝豆こんぶ」味を買ってしまうという、初歩的ミスを犯してしまいます。
中華と和食がごちゃ混ぜになった不思議な味になってしまいました。ですが、個人的には意外と好きな味かもしれません。
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ヴィーガンヌードル酸辣湯麺+大麦入り枝豆こんぶおにぎり。
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リゾット風にしてみました。
午前中はエンジンの掛かりが悪かったのですが、夜落語会に行かなければいけなかった事を思い出し、仕事のギアを無理矢理上げていく事に。
急遽午前中で帰った人がいたり、一時間半近く現場に戻ってこない人がいたりと、不測の事態が発生しましたが、そんな事で落語会に行けなくなるのも嫌ですからねえ。
帰りは、三田線で内幸町駅に向かう。少し時間がありそうだったので、会場の東京新聞の本社のすぐ近くにある、「うつけ」といううどん屋さんで、夕食を取ることにします。
食べログを読んでいると「麺が固い」といっている方が多かったのですが、確かに麺は極太で固めです。けど固めの麺が好きな、自分のような人間だったら全く問題のないレベルです。
それよりも問題なのが、麺が極太な上に、一本一本がやたらと長く、表面が滑らかすぎる所。つけ汁も含めて味は悪くないのですが、持とうとすると箸がすべってしまいうどんが上手くつかめない。食べにくい事この上ありません。
少なくても、今の自分のように手早く食事済ませたい人向きではありません。今度、ゆっくりとできる時に来よ。
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鶏つけそば(大)800円+うどんやのTKG 300円
悪戦苦闘しながら何とか夕食を済ませて、本日のメインイベントの落語会へ。
東京新聞が先々月から始めた、若手3人組の噺家さん×3チームが月替わりで行う落語会。今回は3回目で、漸く全チームが一回りします。
今回は桂竹千代さんがリーダーのチームで、お題は「新作落語」です。協会も芸風もビジュアルもテンションも違う、一見バラバラの3人。どういうつながりがあるのかなと思っていたら、ほとんど初対面で、第一印象の通りのバラバラのよう(笑)
竹千代さんが見たかった、若手の噺家さんを選んだそうです。
談洲さんは、息子に家を継がせるかどうか悩み過ぎて、相談するために亡くなった自分の母を呼ぼうとした、卸問屋の主人の噺。イタコや霊媒士40人を呼んで本物を見つけようとするという発想が、絵面を想像すると馬鹿馬鹿しくて仕方がありません。
ダンスインストラクターの資格をもっていらっしゃるそうですが、発声とリズム感の良さはそうした事とは無縁ではないと思います。厳しい一門だとは思いますが、優秀な兄弟子に続いて欲しいなと思いますし、それだけのボテンシャルを感じる噺家さんだと思います。
昇咲さんは噺家にも関わらず、モデル事務所にも所属しているという変わり種。一見するとテンションも低めで、外見も地味目ではあります。けど、よくよく見ると整った顔立をしていますし、スタイルもかなりいいです。
そんな一見すると噺家向きではない風貌の昇咲さんですが、噺してみるとなかなかの面白さ。己以外には分かりにくい美意識ゆえに変な目に会ったり、所々で毒を吐いたり。地味目な第一印象とのギャツプの大きさがとても魅了的です。
噺の方も、埼玉vs千葉というベタなテーマを下敷にしながら、しっかりとオリジナルな方向に広げている所はさすがです。おそらく今回の3人の中では一番新作を作り慣れていないように見えましたので、二人から刺激を受けると面白い化学反応が起こりそうな気がします。
トリの竹千代さんは、とにかくエネルギッシュ。物販を売りたいという下心も見えなくない訳ではありませんが、それ以上にお客さんに楽しんでもらおうというサービス精神に溢れています。
明大大学院卒の知識を活かした「古代史落語」は竹千代さんのオリジナル。「源平盛衰記」などに代表される、歴史物をベースにまくらや小噺風の話を挟み込んでいく、落語ではときどき見られる手法です。その伝統を上手く下敷にして、良くできた噺に仕上がっています。
前回の女性噺家3人組のような気心の知れた組み合わせも、確かにリラックスして楽しめます。けど、こういう演者本人でさえ、相手が何をやってくるのか分からない回も、妙な緊張感があっていいですね。
チームや個人ごとに、それぞれのカラーや個性が出てくると、この落語会ももっと面白くなるのかなと思います。一回りしましたが、スケジュールの合う範囲で、少し付き合ってみようかなと思います。
(演目)
・立川談洲 「卸問屋」
・春風亭昇咲「都道府県に関する一考察」
~仲入り~
・桂竹千代 「古事記」(古代史落語)