だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。本日のカップヌードル。都立大学オープンユニバーシティ4回目(最終回)。

さすがに昨日みたいな不安定な天候はないだろうと思っていたら、朝バスに乗る時にいきなり強い雨が降られます。

傘を差そうとしたら、柄の部分が曲がっていて使いものにならなかったのには、本当に頭を抱えました。なぜ、そんな傘が家にある!さっさと捨てろよ、オレ!!

 

我ながら、ホントに何をやってるんだろうかと思います。

 

賞味期限が今月中という事なので、先週買ったトッピングを早速使ってみます。今回は、味噌味にポテトとトマトを入れてみます。

もちろん悪くはないのですが、既存の具は、相当考え抜かれた上で商品化されているのだなという事を痛感。

ちょい足しをやっている身としては、今さらか?という気もします(笑)けど、全体の傾向として、カップヌードルのトッピングに限定すると、無理矢理足すよりも既に入っているトッピングを増量する方向の方が美味しくいただけそうな気がします。

あくまでも仮説ですので、その通りなのか次回に検証してみます。

味噌味×追加トッピング(トマト、ポテト)

 

今日の夜は都立大学公開講座の最終回。とは言っても、来月からのクールもお世話になるつもりで、受講料を振り込んだ直後。なので感慨のようなものは全くありません(笑)

ただ、仕事も少しずつ決算モードに入りつつありますし、昨日無理せずに真っ直ぐ帰って正解でした。

今回は江戸の土木の中でも、上水道について掘り下げていきます。個人的には、水道というと塩野七生さんの「ローマ人の物語」が思い浮かびます。

インフレの整備具合というのは、その国の国力と密接に関わってきますし、どう整備されているかというのを見ることで、その都市の抱えている問題点が露になります。

ローマ人の物語のシリーズの中でも、特にインフラについて触れた巻。

 

江戸の問題点は、埋め立て地が多く井戸を掘っても水が出ない地域が多い事。そういった制約があるため、江戸という都市の発達のためには、飲料水の確保は必須になります。そういった事もあり、かなり早い段階から上水道の整備が進められます。

基本、水道を整備→人口増→また水不足→あらたな水道の整備、といういたちごっこのサイクルを、17世紀前後までは続けていたそうです。江戸という都市の発展のスピードに、何とかインフラを追い付かせようとしている、幕府の苦労が垣間見えます。

 

そんな風に整備された上水道。びっくりしたのは、その約100年後の1772年に、4本(亀戸、青山、三田、千川)一変に廃止したこと。いくら吉宗の享保の改革のまっただ中とはいえ、いきなりインフラを廃止するような乱暴な事は今ではあり得ません。

江戸時代の初期と比較して、井戸を掘る技術が格段に進歩したとはいえ、本所や深川のように掘っても水が出ない地域が出てきます。

そんな時代背景の中で生まれたのが、落語の「水屋の富」に出てくる「水屋」になります。まさに歩く「水道管」。食いっぱぐれはありませんが、替わりの「水道管」がいないと、休む事も転職する事もできない過酷な仕事だという事が分かります。

お楽しみの今日の一席は、この「水屋の富」。講義を聞いてから噺を聴くと富くじで大金が当たっても仕事がやめられず引っ越しもできない状況。寝ることもままならないのに、過酷な仕事をやらないといけないしんどさが、よりリアルに感じられます。

 

(追伸)

講義の休憩中にスマホを見ていたら、宮沢章夫さんの訃報が。自分が演劇を好きになるきっかけになった、何人かの劇作家・演出家さんの中の一人なので、とても残念です。もう宮沢さんの演出した作品が観れないかと思うととても寂しいです。

慎んで、ご冥福をお祈りします。