だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。風流躍りのシンポジウムと実演。久しぶりの上野駅の蕎香。

家の事を片付けて、昼過ぎから、上野に出掛ける事に。予想はしていましたが、上野公園は海外の方も含めてかなりの人出です。

 

下町ハイボールフェスという、タイトルの段階でそそられるイベントが開催されていますが、時間がないのでそれも急いで通過します。それにしても、蒸し暑いっす。

 

国立博物館の正門から、敷地の外に沿って時計回りに5~ 6分歩くと、やっと西門にたどりつき、そこから受け付けを済まして平成館のホールに入ります。いやあ、思いのほか歩きましたし、時間も結構ギリギリ。いろいろな意味で汗をかきました。

 

(;>_<;)

 

平成館で行われたのは、去年ユネスコ文化遺産にも選ばれた、風流躍りの楽しみ方に関するシンポジウムと実演。ポーラ伝統文化振興財団と、東京文化財研究所の共催です。

風流踊りとは、日本の中世芸能のひとつで、太鼓や笛などの囃子物の楽器や小唄に合わせて、様々な衣装を着た人々が群舞する躍りのこと。(ほぼ、wikiからの引用です)

 

文化遺産に指定されたものは、その中でも特に優れた一部のもののみ。ですが、この定義どおりに考えると、盆踊りは勿論の事、田楽踊り、念仏踊りなど幅広いものが「風流踊り」に含まれるそうです。

 

前半は、そういった風流踊りとは?、という所から始めて、衣装や、音楽や、地域の広がりなどについて、4人の先生が交互に講義。

タイムテーブルに偉い人の挨拶の時間がなく、その割に長かった事もあり、スケジュールがかなり押しぎみに。そのような事情もありかなり慌ただしい事になっていました。

講師の先生たちは少しでも多くの事を伝えようと、最初から押す気まんまんのようで、かなり出鼻を挫かれたよう。話のエッセンスの部分は分かりましたが、先生達が少し気の毒でもありました。

 

後半は映像を見た後に、文化遺産にも登録された秋田県の「西馬音内の盆踊り」の実演。最後には演者さんのレクチャーで、実際に踊ってみる、という貴重な機会もありました。

足だけ、手だけ、なら少しは何とかなるのですが、組合わさるとかなり複雑な動きで、きちんと踊るのはかなり難しいです。「民間芸能」でしょ、という甘い気持ちでいたのですが、きっちり痛い目に会いました(笑)

 

太鼓もかなりしっかりしてますし、コロナ前沢山の観光客に見てもらっている。更に、文化遺産にも登録されている。その実績はきちんとした裏付けがあってのものなのだということが、身を以て理解できました。

 

何であれ、自分のコレクター気質の部分の大きいのでしょうが、今まであまり知らなかったものを知る、という経験はなかなかに刺激的ではあります。

西馬音内の盆踊り

 

実演が終わった後は、ハイボールフェスにも惹かれたのですが、まずは、上野駅まで行って、昼食にする事に。いつもの事なのですが、行きがギリギリだったので、食事をする余裕がなかったんですよねえ。

上野公園で見つけたマンホール。まあまあ珍しいもののような気がします。(多分)

 

いろいろとお店はあるのですが、結局はいつもの立ち食いそばへ。まぐろ丼の看板に引き寄せられてしまいました(笑)

 

立ち食いそばとはいっても、価格帯はややお高め。細い蕎麦と醤油強めの汁は、場所柄を反映しているのか、正統派の江戸前です。

まぐろもきちんとづけになっていますし、上野駅で、江戸前の蕎麦を手早く気軽に食べれる、というコンセプトはなかなか好感が持てます。

 

まあ、ややお高めの料金設定なので、美味しいのは間違いありませんが、お値段なりの美味しさではあります(笑)

まぐろ丼セット 1000円。