だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。動き始め。国立演芸場新春名人会。

箱根駅伝の結果が気になってしかたなかったのですが、これ以上部屋にいると、仕事始めまで引きこもりそうなので、予定通り出かけることに。国立演芸場の新春名人会に。

見るときに、想像力が必要な落語は、休みボケで錆びかけた頭の、錆び落としにはちょうどいいです。人気者の三三師匠や喬太郎師匠の安定感、遊三師匠たちのベテランならではの芸も良かったのですが、個人的には色ものの皆さんが印象に残っています。
特に、のだゆきさんとぺぺ桜井さんのコンビは、予想を遥かに上回る面白さ。こういう、普段はあまりテレビには出られないけど、ナマで見ると凄い、という人に出会えるのが寄席や小劇場といった場所の面白さ。
マスコミに流されずに、自分の面白いものを見つける目を養うトレーニングになります。



移動中に、今年始めて読み終えた本が、今村翔吾さんの「夜哭烏」。羽州ぼろ鳶シリーズの二冊目になります。
一巻目の「火喰鳥」が登場人物や舞台設定等の、土台作りをかなりしっかりとかつ丁寧に作っていた印象。それと比べると、やや描写に粗っぽさを感じます。ただ、それを補って余りある、登場人物達の魅力的で生き生きとした姿。書いている作家さんも、とても楽しそうに感じます。