だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記②。高輪ゲートウェイ駅。小倉ヒラクさん×朝吹真理子さんトークショー@青山ブックセンター。

品川に寄った後、始めて高輪ゲートウェイ駅で下車してみる事に。
もう少し早く出れたら泉岳寺にも行きたかったのですが、天気が雨という事もあり、そこまでは難しそうです。地図だけ見ると結構近そうな気がしますので、チャンスがあれば行ってみたいです。

休日という事もあり、もう少し閑散としているのかなと思っていたのですが、自分みたいに「ただ見に来た」人が予想以上に多かったのには、ちょっとびっくりしました。
近くで「高輪ゲートフェスタ」なる催事がやっていたり、一応は夏休みという事もあったりしたからなのか、完全に観光スポット状態になっていましたね。
確かにホームの床が木張りなのを始めとして、木を有効に利用していたり、天井の作りが面白かったりしていて、新駅という事を差し引いても、建物としてなかなか面白いデザインで、一見の価値ありです。
なので、どなたが関わっているのだろうと思って調べてみたら、隈研吾さんの設計事務所のよう。さすがJR東日本。中途半端な人には頼みません。

構内にある無人コンビニにも生まれて始めて入りました(厳密にいうと、出口に悪さしないように見ている人がいるので、無人ではないのですが……)。思ったよりも簡単に商品が買える上に、ちょっとだけ未来っぽくて、少しだけ童心に還ったような気分になります。



そして、そのあと田町でいろいろと空回るのですが、それはすでに「その①」に書いたので、時間は前後しますが、その後の話へ。


へこんで会場から外に出ると、外は更に強い本降りの雨に。何とかなるだろうと思って傘を持っていかなかったのが裏目に出ました。
そうやって更に凹んでいると、丁度目の前のバス停にコニュニティバスが来そうな雰囲気。なにも考えずにどこに行くかも分からずに、とりあえず乗ってしまいます。

乗った後で、その事を運転手さんに悟られないように路線図を見ようとしますが、かなりキョドッていたので、多分「何だこいつ?」とは思われてしまったのは間違いありません。こういう時に限って、バスの乗客が何でオレ一人なのかなあ~┐('~`;)┌

それでも、少なくない犠牲を払って調べると、どうやらこのバスは田町、品川、芝浦あたりを回っているらしい。品川まで行くことも少し考えましたそのかなり手前にある田町駅で、逃げるようにダッシュで降りてしまう。今さらながらですが、本当に、我ながら見かけ倒しです。


そのあと、喫茶店に行ったり、田町から渋谷まで山手線の内回りで行く(簡単にいうと、渋谷に行くために東京、田端、池袋、新宿駅を通過するという、営業には行きたくない、けど会社には帰りたくない山手線沿線のサラリーマンがよくやりがちな行為ですね)など、文字通り「時間潰し」をして、次の目的地のある表参道の青山ブックセンターさんに。今回は、小倉ヒラクさんと朝吹真理子さんのトークを聞くために。

小倉さんは、先日、B&Bさんに行った時に買った、「発酵文化人類学」が、まだ途中ながら思いのほか面白くて、この人の話を聞いてみたいなあ、と思ったため。いきなりボーイズラブと発酵の話から始まり、両方の共通点はお互い関係性を大切にすることという話しは、通常の自分の引き出しには全くない話題でしたので、新鮮でいい刺激を受けました。自分は、大学時代に歴史を専攻してして、卒業後は院に進学しようとしたこともあるのですが、食べ物と歴史の関係、特に発酵食品と時間の関係というのは、今まで真剣に考えた事ありませんでしたし、考えた人をほとんど見た事がありませんでした。

けど確かに、産業革命以前の人々の生活というのは、そこで採れたり栽培できたりするものにかなり大きく左右されますし、今だってその人が口にするものとその人のパーソナリティとは無縁ではいられないはずです。


読書会に行けなかったのは本当に残念ですが、書店さんでのトークショーではいろいろと刺激が多かったので、トータルすれば、そんなに悪い1日ではなかったかなと思います。


#観光スポット #読書