だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記①。先端芸術2020@東京藝大陳列室。旧吉田屋酒店。浄名院。

連休3日目。今日は昼前に予約を入れていた「先端芸術2020」の展示を見に上野の東京藝大に。先日、読書会のために「最後の秘境 東京藝大」を読み返し、そのお陰で「藝大に行きたい欲求」がいつになく高まってしまったので、現代美術に苦手意識を感じながらも、申し込んでしまいました。

受付を終えると、目録とヘッドホンを渡されて中に。ヘッドホンは音声ガイドのようなものかな、と期待していたのですが、作品の音を聞くための文字通りのヘッドホン。複数の映像作品があるので、お互いの鑑賞の妨げにならないように、という配慮のためのもののようです。

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展示の方は、写真あり、映像作品、オブジェ、絵画、インスタレーション、凧まで、芸術なら文字通りなんでもあり。「最後の秘境 東京藝大」によると、美術研究科先端芸術表現専攻という所は、大学の従来の専攻の括りに入らない美術を追求する学生達が集まった場所だそう。凡人の僕には、「これって芸術なの?」って思うものもある一方、何だかよくわからないけど、どこか感情が揺り動かされたり、感性が刺激されられたりするものも、結構あります。見ていたら、もっと現代美術を勉強したくなりました。今度、大きな書店さんに行ってみよう。


見終わったらまだ昼前後。取り急ぎの予定はなくなったので、少し谷中、千駄木方面を目指して散歩してみる事に。歩いている途中に趣のある建物があり、見学できそうだったので入ってみることに。何でも「旧吉田屋酒店」だそうで、下町風俗資料館の付設展示場になっているそう。

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ちょうどご年配のとてもハキハキとされているガイドの方がいたので、この辺についてや展示物についての話を聞きながら、あてもなく散歩している旨を伝えると、お奨めとして浄名院を紹介してもらいました。折角の縁なので、素直に行ってみることに。最近、こういう出逢いが楽しいと思えるようになったのは、スーパー人見知りの自分からみると、少しは成長したなあと思います。


だいたい7~8分位北東に歩くと、目的の場所に。ここも寛永寺のように「東叡山」が頭につくという事は、延暦寺を筆頭とした比叡山の寺院を意識して作られたもののよう。こういう所からも、もともと江戸という街が幕府主導でつくられた軍事都市で、その中でも上野が軍事的にも宗教的にも江戸城を守る大切な拠点であった事が垣間見ることができて面白いです。

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この浄名院さん、何でも喘息に効く神様がいらっしゃるそう。喘息持ちの自分にとっては、特に涼しくなるこれからの時期は一番大変なので、とってもありがたいお話し。なので、しっかりお祈りしておきました。ここは観音さまの他にも、お地蔵さんが多数いる事でも有名だそう。昨日は豪徳寺で大量の招き猫に会い、今日はここでたくさんのお地蔵さんに会う。とにかく凄いですし、あまり信心深くない自分でも、ありがたみを感じてしまいます。


まだ続きそうなので、ここで日記を二つに分けます。