だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。藝大美術館展を中心に上野公園めぐり。上野・立ち食いそば「つるや」。

棚卸しで商品の入荷がないので、作業の方はみんなにお任せして、自分は最後の夏休みを貰う。夏期休暇を10月まで持ち越せない、という事情もありますので。

本当は、早く起きて病院に行く予定だったのですが、見事に二度寝してしまい、起きた時には微妙な時間になってしまう。それでも、ずっと自宅にいるのは勿体なさ過ぎるので、上野に出掛ける事に。

まずは、先日行った時に閉まっていた、国際こども図書館に。本の中でも、特に絵本や児童書が知識不足のジャンルなので、少しでも勉強したいという気持ちが強いという事もありますので。

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今回は、時間の関係で企画展を見るだけでしたが、閲覧室の方もなかなか面白そうでしたので、時間のある時に、じっくりと見てみたいですね。時系列に近い形で絵本を見ていくと、もともとはデザイン関係の仕事に携わっていた方が多い事に驚きます。確かに、分かりやすく伝えたり、魅力的なキャラクターを作ったり、などという部分は絵本と相通じるものがあります。


その後移動して、東京藝術大美術館に行き、藝大コレクション展を見に行きました。展示が二部構成になっていて、一部は大学の収蔵コレクションから。黒田清輝を筆頭に、原田直次郎、高橋由一狩野芳崖上村松園等、教科書に出てくるような作品たちが当たり前のように展示されています。これらの作品たちを440円で見せてくれるとは、藝大、太っ腹かつ恐るべし!

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一部も凄かったですけど、個人的に圧倒されたのが、二部の100枚以上の自画像たち。基本的には、卒業前に作られ美術館に納品されたものだそうです。なので、描かれたのはほとんど作者が20代の時。若い人達が、何者かになろうとして自分と必死に向かい合って描かれた作品たち。絵によっては、過剰に背伸びをしたり、コンプレックスを感じたり、迷ったりしている姿が絵から見えてくるものもあります。見ていると一枚一枚の絵に「ワタシを見て!」と言われているような気分になり、とにかく圧倒されて、見ている途中に大爆笑したり、ちょっと感動しそうになるのを耐えるのが大変でした。個人的にあまりにツボだったので、ミュージアムショップでカタログを買おうとしたのですが、今回専用のものは作ってないそう。残念だ~。なので、替わりに以前の展示会の時に作成した、自画像のカタログを購入しました。

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その後、上野駅方面を歩いていると、面白そうな建物があったので、入ってみる事に。かっては東京音楽学校の奏楽堂だったそうで、日本最古の音楽ホールで、今でも不定期に演奏会をしているそう。見ていると、以前、舞台を観に行った自由学園明日館を思い出してしまいます。う~ん、久しぶりに行ってみたい。

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帰る前に、アメ横の手前にある「つるや」さんで遅い昼食。場所柄、海外の観光客も多いらしく、店内にはいろいろな言語がひしめいています。おそらく、味の方もかなり観光客の方たちを意識しているようです。奇をてらわずにオーソドックスかつ丁寧な仕事で、かなりの良心的な価格設定。天ぷらの種類も豊富で、追加で単品でも頼めるようになっています。自分の頼んだ小えびそばも、「小えび」とはいいながらも、下手な殻の多い普通のえび天よりもしっかりと食べごたえがあって美味しかったです。

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小えび天そば 480円



(追記)
つるやさんで食べた後に見つけた、じゅらくの「大人のお子様ランチ」。名前にすごくそそられるものを感じます。そのうち食べに来たいです。

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