1日の国立演芸場の講談協会主催の会が潰れてしまう。
そのため自分の中でのリアルで講談を聞きたい欲求がどうしようもなくなってしまいます。
そんな時、ちょうど道楽亭さんで田辺いちかさんと春雨や風子さんの二人会の告知を見つけたので、講談が聞けそうだという事に気づき、行ってみることに。
こと落語に関しては、新宿末広亭をよってたかって休業に追い込むという暴挙を平然とやった時点で、都の言うことを素直に聞いてやるものかと腹を括りました。もちろん演者さんを感染させないように、最大限安全に配慮する、というのが大前提ですが。
ただ今回会場に来たのが、全員ヤロー(それもおっさん以上じじい未満)だったのには、流石におっさんの自分も苦笑するしかありませんでしたが......。
風子さんが少し遅れてしまうというアクシデントもありましたが、それさえも楽しくしてしまえるのが、落語や講談の良さです。
いちかさんの講談は、誠実で情感豊かな印象を受けました。後半になればなるほど面白くなるのは、登場人物像が出来上がってきて、その人物達に上手く感情が乗っているからなのではないでしょうか？
風子さんは、今回は粗忽長屋がとても面白かったですね。死んでいる男の奥さんと名乗る女性が現れて、自分が死んだと思い込んでいる粗忽者と絡んで更に収拾がつかなくなっていく、という演出はなかなかユニーク。奥さんのキャラクターが面白く作れるのも、女性の持つ強味を上手く活かしているからだと思います。
モノマネといい、面白くなるためなら何でもやろうという貪欲さも、個人的にはとても好感が持てます。お二人とも機会があればまた聞いてみたいですね。
（演目）
・いちか ｢伊勢みやげ｣
・風子 ｢粗忽長屋｣
仲入り
・風子 ｢茄子娘｣
・いちか ｢生か死か｣
少し遅い昼食は、以前から気になっていた、新宿御苑前駅の近くにある、餃子の｢福包｣さんに。日曜･祝日のランチタイム外、おまけに緊急事態宣言下。そんな中でもきちんと営業してくれている事が、何よりもありがたいです。
自分は餃子を多目に、ご飯を控えめに注文。個人的には具材の味を楽しめるのは、圧倒的ににんにくなしの餃子だと思っているので、迷わずそちらを注文。
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大皿 焼き餃子 18個(にんにくなし) 865円＋高菜ひき肉ごはん 275円
これはいいですね~。皮も具も火加減が絶妙でとても美味しいです。特に具がジューシーですけど野菜の水っぽさが上手い具合に飛んでいて、シャキシャキ感もきちんと残っています。
奇をてらった部分はありませんけど、ここまでしっかりとした焼き加減の餃子はなかなかお目にかかれません。コロナと都のせいで、先月末から気の滅入る事が多かったですけど、こういう美味しい餃子が食べれると、その気持ちが少し癒されます。
