だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記②。SONY PARK博④「映画は森だ with milennium parade」。野球殿堂博物館。神保町・立ち食いそば「嵯峨谷神保町店」。

銀座線で銀座駅に到着したあとに、少し急いでソニーパークへ。銀座では良く道に迷う田舎者の自分ですが、今回で5回目なので流石に最短距離で行けます。

今回は展示が二つに別れていて、予約を入れていたのは、地下3階のミレニアムパレード・シアターの方なので、まずはそちらを見ることにします。映画館に見立てられた場所で、ミレニアムパレードのMVを見る。簡単にいえばそういう企画なのですが、ソニーパークに作られた仮想の映画館は、本当の映画館レベルの映像と音のクオリティですし、ポスターなどのアートワークもかなり凝っています。ただの遊びでも中途半端なことはせずに、とことん遊び倒すあたりは、流石、ソニーです。

恥ずかしい事に、彼等の事を名前くらいしか存じ上げなかったのですが、とにかくリズムがカッコ良い。理屈抜きで身体の芯の部分を強く叩かれているかのような気分になってしまい、おっさん、一辺に好きになってしまいました。ミュージシャン主導で、音楽やMVだけでなくアートワークからかなりしっかりと作り込んでいるのは、日本の音楽業界の中でもかなり珍しいのではないでしょうか。もっとも、何の実績のない新人でしたら、やりたくても絶対に出来ないとは思いますが……。

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もう一方の地下2階の展示は、「映画は森だ」という切り口で、会場の柱の随所に、映画の名セリフが隠れている展示になっています。気になったセリフの下にあるQRコードを読み取ると、スマホで映画の詳しい解説を見ることができます。こういうに出会うと、自分の趣味とか作られた年代に囚われる事なく、映画と触れ合うことができ面白いです。

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遠くからだと見えないのですが、近づくとこんな感じで、映画のセリフが現れます。


丸ノ内線でこのまま帰ろうかとも思ったのですが、地下鉄に乗っている途中で、春先に行ったときには閉館していた野球殿堂博物館の事を想い出し、行ってみる事に。帰りに少し神保町にも寄りたかったですし。後楽園駅で降りてドーム方面に行くと、どうやらジャイアンツとベイスターズの公式戦をやっていて、ちょうどベイスターズが勝ち越したよう。よしっ!、何か博物館の方も行けそうな気がするぞと思っていたら、スタッフの方が館の前で、「坂本選手のオリンピックの金メダルが展示されています」とわかりやすく呼び込みをしてので、それに呼ばれるまま行ってみます。それにしても、オリンピックが終わってまだ間もないのに、この手早さ!ここが館としての勝負どころだと思ったのでしょうか。金メダルにつられたのか、なかなかのお客さんの入りです。

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坂本選手の金メダル。自宅で喜びをかみしめたい所なのに、終ったすく直後に提供していただくなんて、何て太っ腹。これにはベイスターズファンの自分も感謝せざるを得ません。

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稲葉監督のユニフォーム。

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選手たちのユニフォーム。1着でいいので欲しいです( ゜ρ゜ )

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平良投手の連続無失点記録関連の展示も。こういう所の対応の早さも、この博物館の良さだと思います。


野球「殿堂」博物館なので、旬なものだけでなく野球の「歴史」に関する展示も充実しています。プロだけでなく高校、大学、社会人などのアマチュア野球に関するものや、野球が始まった当時の道具なども展示されています。もちろん、メインの偉大な選手、指導者などの方達が表彰されている殿堂コーナーも常設展示の一角を占めています。個人的には佐山和夫さんが、今回特別表彰で殿堂入りされていたのが大変に嬉しいです。佐山さんの「史上最強の投手はだれか」を読んで、サチェル・ペイジの事を知り、メジャーリーグに興味を持つきっかけになったのです。

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博物館を出たあとは、予定通り、歩いて神保町に行き、何件か新刊書店と古書店をひやかし、その後、嵯峨谷の神保町店さんで夕食。看板に偽りなしのそば粉の風味も味もしっかりとした十割蕎麦。おまけにわかめも常識の範囲内だったら盛り放題。驚異的ともいえる安さです。

通常の手打ちそばってほぼ職人さんの手間賃ですので、原材料費だけを考えると充分にペイは出来るのでしょうが、それでもおそらくは薄利多売。立ち食いそばだからこそ、品質管理が難しい部分もあるでしょうし、コロナ下では本当に大変だと思いますが、我々にとっては本当にありがたいお店の中の一件なので、何とか生き延びてもらいたいです。

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あじご飯セット(温) 550円。