出来ることなら早く家を出たかったのですが、家の事や私用を片付けねばならず、結局昼過ぎに家を出る。
地下鉄を乗り継いで本郷三丁目駅で下車。水道歴史館の史料講座の3回目を受講します。その前に復習も兼ねて、2階のエリアをぐるっと回ってから講義へ。初回と比べて、大分人が減った感じがします。
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江戸時代の「井戸」。埋め立て地が多かったため、水の出ない場所では地下の水道から井戸水を汲んでいたそう。
今回は、変体仮名を読んでいきます。文脈で当たりをつけて、くずし字事典などを引きながら、読んでいく。とにかく慣れと地道な作業が必要です。
自分なんかはまだ、大学時代に読まされたお陰で、大雑把な書式は分かるのでいいのですが、全く始めての人がら見たら、ほぼ外国語です(笑)
今回のような1時間×5回の講義だけでは、読解力の大幅な向上は無理ですが、しばらく使っていない頭の回路を使うというのは、いい刺激になります。
終わった後は、歴史館から西へちょっと歩いた場所にある「なか卯」で遅めの昼食。
なか卯のかつ丼って、卵が親子丼のように甘め。かつ丼と親子丼のいいとこ取りのようで、個人的には好きなんですよね。食べるラー油も辛すぎない所がいいです。
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かつ丼セット(ランチ)650円+ご飯大盛 70円+食べるラー油 80円
食事が終わった後は、そこから北にほぼまっすぐ歩いて、文京ふるさと歴史館へ。1階は文京区の歴史について、2階はくらしについての資料が展示されています。
文京区って、弥生式土器が最初に出土した弥生町があった場所だったのですね。展示を見るまで、すっかり失念していました。
興味深いのは、その弥生時代が終わると、江戸時代までの展示があまりない事。どこの時代を切って、どこの時代を強調するのか?
その博物館の事情や、学芸員の好みが見えてくるのが、郷土博物館を見るときの面白さの一つなんだろうなあ、と最近思います。
全体の展示を見ていて、つくづく思ったのが、文京区界隈が日本の文学や教育の一大拠点であった事。
江戸時代には昌平坂学問所、明治以降は東大の本郷キャンパスがある事が最大の要因かとは思います。けど、それを差し引いても、鴎外や漱石を筆頭にたくさんの作家さんが住んでいましたし、教育が盛んなエリアだったということが、展示を見ていると良くわかります。
「文京」と冠しているのはダテではないです。全体的に展示が見やすく、わかり易いのも好感が持てます。
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文京区立ふるさと歴史館。
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外の階段を降りた場所にも石碑などの資料が。
歴史館を出た後は、謎解きやらJR東日本のスタンプラリーをしながら、都内を少しずつ南へ移動。年末からコツコツやっていた、東京メトロ「地下謎」も漸く先が見えてきました。
それと平行してやっているスタンプラリーは、四谷、御茶ノ水、錦糸町と移動。途中、かつて鉄道博物館のあった万世橋に寄る事に。操車場や駅があった頃の遺構があったり、至近距離で電車が見れたり。鉄でなかても、テンションの上がるスポットてす。
大門とどちらにしようか迷ったのですが、清澄白河駅から都営地下鉄に乗換えて、月島駅へ。もんじゃストリート近辺で開催している謎解きの冊子をゲットします。時間的に際どいのですが、次に行くときには、何とかゴールまでたどり着きたいです。
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冊子
帰りに「肉のたかさご」さんに寄り、晩ご飯のおかずとして、ロイヤルメンチを購入。お肉そのものが美味しいので、調味料なしでも充分にイケました。やっぱりいいお肉を使っていると、肉汁もいいです。
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ロイヤルメンチ 1枚 390円(税抜き)
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