午前中は調布に行き、市民講座の「日本の紋様を解剖しよう」の最終回を受講。
まずは、前回作った栞の仕上げから。想像していたよりもかなりいい仕上り。栞として使えればいいや、と思っていたのですが、なまじ出来がいいので、逆にもったいなくて使えません。
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出来上がった栞(左が「雪」、右が「桜」の紋様)
前回はワーク中心だったのですが、今回は30分弱で仕上げが終わったら、あとはみっちりと講義。まずは、江戸時代の紋様に大きな影響を及ぼした尾形光琳と琳派について。
光琳の作品が、彼が裕福な呉服商の家に生まれた事と密接に関係があるという話には、なるほどと納得。型紙を使うアイデアなどは、ガチガチの絵師でないから生まれたものだろうと思います。
大胆に簡略化して、最終的には紋様(=デザイン)にまで落し込んでいく所は、現在のファッションデザイナーや漫画家の技法にも通じるものがあります。今見ると、新鮮ささえ感じてしまうのが凄いです。
講義の後半は、今見れる紋様について。重森三玲庭園美術館と東京都庭園美術館の紋様について、詳しくお話しがありました。庭園美術館はアールデコ調のデザインの中に、和の技法や意匠が随所に使われているそう。
大理石だということに意識が行っていましたが、確かに市松模様としか思えない廊下があった記憶が……。
以前行ったときには、庭園の素晴しさとスタッフの応対の悪さばかりが目がいってしまいました。けど、もう一度行って「紋様」をキーワードにじっくりと建物を見てみたい気もしてきました。
講座が終わったあとは、図書館でメモを整理しつつ、水木しげる大先生の「コミック昭和史」の2巻を読む。面白いからつげさんの作品と一緒に家で揃えてもいいかもしれません。
食事を済ませた後は、映画を見ようか、カラオケに行こうか悩んだのですが、奇跡的一部屋空いていたので、久々にカラオケに。最近、腹の底からキチンと声を出していないいう自覚はあったのですが、やはり以前よりも大きな声が出ない上に、制御出来ない。それだけでなく、採点でも90点が出そうで出ません(苦笑)
けど、まあ、楽しかったから、いいや~♪。
(*´▽`*)
帰り、駅ビルに寄ったら、1階の成城石井で、冬期限定の久保田の水羊かんを漸く発見。例年、これを食べないと冬が来た気がしません。今年は、寒さがきつくてそんな事はありませんが(笑)、自分にとっては大切な風物詩の一つではあります。
#勉強 #アート #B級グルメ