だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。ちょうふ市民カレッジ「日本の文様を解剖しよう」。水木しげるが見た光景@調布市文化会館たづくり展示室。曙橋・つけ麺「つけ麺桔梗」。新宿区立歴史博物館。

余裕をもって出掛けるつもりが、またギリギリになってしまう。それだけではありませんが時間の使い方の下手さについては、心から改善したいと思うこのごろです。一度その手の本を読んでみようかな、と思っています。

 

そんな訳で、余裕のない状態でたどり着いたのが、調布の文化会館。今日からここの市民講座を受講します。日本の文様について勉強する講座で、初回は文様の歴史や主だった文様の意味についての講義。

個々で見るととても分かりやすいのですが、模様や家紋との違いなど、俯瞰して見るとちょっと分かりにくいなあ、というのが正直な感想。これは講義の問題というよりも、文様の定義が曖昧な事が原因なんだろうと思います。

 

わが国で文様が独自の発達を遂げたのは、ノンバーバルでもかなりの部分まで共有できるという、日本の民族性とも不可分ではないんじゃないかなと思います。ある程度省略しても、それが何でどのような意味を持っているのか?何となくでもそれが分かるというのは大きいです。

先生の著書。今日の講座はここからの引用が多かったです。

 

講義が終わった後は、1階の展示室に向かい水木しげる先生の展示を見る事に。今年の3月が生誕100年、11月30日が命日。そういう事もあり、平行していろいろなイベントが行われているよう。それもあり、なかなかの混み具合です。入場制限が掛かっていたので、入るまでに少し待たされました。

長年、調布が仕事場だった事があり、調布周辺をモチーフに作品を残しており、今回の展示の一方の軸になっています。もう一方は戦記ものや主要作品を振り返った展示になります。

その両方を見る事で、先生が何を見てきて、それがどう作品に反映されたのかが見えてきます。

創作ノートや主要作品の原画も展示されていて、かなりの充実ぶり。これで無料なのは、相当な太っ腹です!まあ、それだからここまでお借りできたのだろうとは思いますけど。

「総員玉砕せよ!」の創作ノート。

 

たづくりを出た後は、京王線に乗り笹塚から都営新宿線へ。曙橋駅で下車します。いつの間にか、防衛省中央大学に変わってる~!

 

( ゚Д゚)

 

ここで食事にしよう、と思っていたのですが、すっかり忘れていました。

 

ここは人口の割に飲食店が少ない………。

 

食券を買うために、松屋でさえ行列が出来ています。諦めて四谷方面の坂を上っていたら、坂の途中につけ麺屋さんが!おまけにタイミング良くそこそこ空いてもいるよう。思わず入ってしまいます。

 

10分前後で頼んでいた塩つけ麺が到着します。薬味はほとんどないのですが、味はやや強めなので、それでも充分に美味しいです。

麺も極太麺と、必ずしも万人受けはしませんが、好きな人にはたまらない味かと思います。具だくさんで盛りも良く、価格も手頃。自宅の近くにあったら通ってしまうでしょうねえ。

塩つけ麺 大盛 950円+チャーシュー 280円。

 

お腹がいっぱいになった後は、坂道をもうひと上りして、新宿区立歴史博物館へ。会期末が近づいている特別展を中心に見ます。

今回の特別展は「新宿の弥生時代」というテーマ。発掘の成果や出土品に比べて、常設展のスペースがあまりにも少ないなあ、と薄々思っていたら、この特別展。結構力が入っているように感じます。

新宿区の出土品を他の場所でのそれとを比較することで、時間や空間がひとつながりになっているのが分かるのが面白いです。

弥生式土器なのに縄文があったり、地域によって様々な銅鐸が存在したり。必ずしも教科書に書かれている事が全てではない。その事が展示を見ると分かるようになっています。

「学習指導要領と真逆なんじゃ?」と突っこみを入れたくなる展示を、区立博物館であえてやっている所がいいよなあ、と個人的には思いました。

常設展。江戸~明治時代の菓子屋さんを復元したもの。

 

木の鍬。農作業で鉄器が普及するまでは、木の農機具で作業していたそう。確かに、青銅器は武器としても道具としても、ちょっと強度が心もとない。