だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記①。西国立・おにぎり「京園」。国立~国分寺方面を散策する。(国立市郷土資料館~国立駅~殿ヶ谷庭園~国分寺界隈)。

健康診断の時に結果の思わしくなかった眼科の検診を受けるつもりで病院に行ったのですが、こちらと先方のスケジュールが合わず、正式に予約をして後日また改めて訪問する事に。

 

という訳で、この後の予定が丸々空いてしまったので、しばらく手付かずだった北多摩縄文スタンプラリーに手を着ける事に。

まずは、南武線に乗り矢川駅で下車。本日、最初の目的地の国立市郷土資料館を目指します。駅の地図をみたら大した事はないなあと思っていたら、昨日や一昨日の都心の地図と比較したら、縮尺が2.5倍。やはり、そこまでは甘くありません(笑)

 

駅前で行列をしている店があったので、見てみたら、「京園」さんというおにぎり屋さんのよう。店頭にないものはその場で握ってくれる上に、値段がおそろしく安いので頼んでみる事にします。

目の前でメンチカツがなくなってしまったのは、悪夢以外の何物でもありませんでしたが、替わりにコロッケを注文します。希望者にはその場でソースをかけてくれるのが嬉しいです。

 

歩きながら食べていたのですが、おにぎりはやや小ぶりなものの、まだホカホカ。奇をてらった部分は一切ないのですが、温かい上に、米の固さと塩加減の程よさが絶妙です。

おにぎり(さけ、高菜)各110円、コロッケ  80円。

 

バス通りをのんびり10分ほど歩いていると、「資料館前」のバス停が。その先にある案内板の指示通りに左折して進むと、最初の目的地の資料館に到着です。

地下が展示室になっており、国立の歴史を通しで知ることのできる常設展示と、その時々によって特集が組まれる企画展示とに分かれます。

常設展示は、古代を中心になかなか充実していて、分かりやすい展示。なかなか個性的な土器も展示されていて、時代が時代ならアーティストと呼ばれてもおかしくない人が作ったと思われる作品も。

自然も豊かでロケーションも悪くはないのですが、全体的に見ると、交通の要所から微妙にズレていたり、街道を変更させられたり、どこか運に恵まれない所も。

企画展示は国立の小学校に関するもの。常設展示も含めて、伝統的に教育に力を入れている土地柄だった事が分かります。いままできっかけがなくてここまで来ることはありませんでしたが、なかなかやりますねえ、国立市

国立市郷土資料館

土器パズル。意外と難しいです。

資料館を出たあとは、バスに乗り国立駅へ。何かの催し物をやっているらしく、駅の周りが賑やかです。

バスを降りた後は、スタンプラリーのポイント地点の国立駅へ。駅って何だろうと思っていたのですが、旧駅舎が保存されていて、展示が行われたり、市の観光拠点になっていたりしているようです。ここでスタンプラリーの達成賞とマンホールカードをいただきます。

 

おにぎり屋といい、資料館といい、ここといい、今日寄った場所の人たちはなぜかいい人ばかり!僕の中の国立市への好感度は、一日にして爆あがりです。

国立駅

北多摩縄文スタンプラリーの3エリア達成賞とマンホールカード(後日撮影)

 

その後は、国立駅から国分寺駅に出て、紅葉めぐりスタンプラリーの一番の難所ともいえる殿ヶ谷庭園へ。以前から行ってみたい、と思っていた場所なので、ちょうどいいきっかけが出来ました。

 

清澄庭園同様、元々は三菱が管理していた庭園だそうですが、その姿はその事が想像できない位全くの別物。

これでもかという位までデコレーションされた清澄庭園とは異なり、自然の光景を模しながら、疎と密のバランスが適度で、基本的にはなかなか心地のいい空間です。

 

ただ、唯一にして最大の難点は坂。ちょうど二つの地層の真ん中に庭園が乗っかっているそうで、その間が見事な位急な坂になっています。

急なために、歩けるボイントが限られているので、写真を撮ろうとすると、これでもかというくらい人が入り込みますし(泣)

基本的には、このようにとても心地のいい庭園

突然の坂。これでもまだ優しい方ですが、この写真1枚撮るために、どれだけの人に画角に入られたことか……。

萩がゲートに。こういう場所もあります。

 

本日第二の目的地にしていた殿ヶ谷庭園に行った後には、3つの選択肢で悩みます。

西武線に乗って、新たな縄文スタンプラリーの目的地、東村山方面へ。

②歩いて国分寺跡を目指し、縄文スタンプラリーの目的地へ向かう。

国分寺から一気に都心に向かい、紅葉めぐりスタンプラリーのもう一ヶ所のポイントである、向島百花園を目指す。

 

脳内会議の結果、もっとも安上がりに済みそうな国分寺コースへ。国分寺からの道がもしも登りだったら、迷わず電車に乗っていた事でしょう(笑)

まあ、下りとはいえ、殿ヶ谷庭園で一度登り降りしてますし、結構な急勾配なので、そこそこ脚にはきます。だいたい1.5キロ弱位の表示。謎解きやスタンプラリーを始めてから、この程度の表示では何も驚かなくなりました。

 

うん、慣れって本当~に、怖いです(笑)

 

歩いていてとにかくありがたいのは、100㍍位の間隔で、案内がずっと出てくれていること。これなら方向音痴で地図が読めない自分でも、道に迷いようがありません。途中、お鷹の道という小川が流れている小路へ。散歩には最高に近いロケーションです。これで、11月とは思えない暑ささえなければ最高なのですが……。

 

そんな風にゆるゆると20分ちょっと歩いていていると、最初の目的地の武蔵国分寺跡資料館へ。近くのカフェで入園券を購入し、中へ入ります。

館内に国分寺で出土されたものを中心に、これまでの発掘調査の成果が分かる展示になっています。

 

屋根瓦ごとに産地や制作者の刻印が彫り込まれたものもかなりあります。お寺を造るために、国中の人々が駆り出された事が分かります。

それと同時に、国分寺の跡や、その後見学した国分寺文化財資料展示室と一緒に見学すると(結構面白いとこだったのに、写真を撮り忘れてしまいましたm(__)m)、国分寺の造営が巨大な国家プロジェクトだった事を伺い知る事ができます。

 

散策ルートとしては、予想以上に面白かったのですが、やはり博物館のような核になる施設がない所が、隣の府中市などと比べると残念な所です。

案内板を始めとして、個人レベルでは頑張られているのが伝わってくるので、自治体の英断に期待したい所です。

歩いている途中の所々で見かける、謎のオブジェ。不思議な味があります。

国分寺に行く途中にある「お鷹の道」という散策ルート。こういう道が残っているのは嬉しい半面、バスが恋しくなってしまう時も。

武蔵国分寺跡資料館の外。塔の模型等も置かれています。奥には湧水園も。

資料館の館内。

何故か面白いマンホールとマンホールカードに良く出会う日です。(後日撮影)

国分寺跡の碑。文化財資料展示室はここから少し西に歩いた場所にあります。

 

文化財資料室を見学した後、さすがに国分寺まで戻る元気が残っていなかったので、資料室の方に交通機関について聞いてみる事に。

歩いて2~3分位の所に、西国分寺~府中間のバスが走っているそうなので、府中駅行きのバスに乗って、終点まで行くことにしました。いやあ~、楽しかったけど、疲れました。

 

エネルギーが切れたので、府中駅で久々に「元禄そば」に入りコロッケそば(500円)をいただく事に。

太麺の茹で麺なのですが、食べてみると独特なもちもちとした食感。ちょっとだけジャンクではありますが、結構僕好みの味です。

 

ここから都心に出て、本当の勝負をするのですが、それについては②で書くことにします。

コロッケそば 500円