花粉症と仕事の疲れ。起きたあとがムチャクチャしんどいです。何も予定がなければ家で引き込もっていたい所ですが、予約を入れてしまったものもあるので、早めに出掛ける事に。
10時から、タカラッシュさんの謎解きに参加するために大井町に向かったのですが、受付で指摘されて始めて、明日の10時からの予約をしていた事に気がつく。
ひどい二度手間にはなりますが、完全な自分の初歩的な確認ミス。出直すしかありません。明日の午前中に他の予定が入っていなかった事だけが、不幸中の幸いです。
明日になったら、今日よりはマシな体調で、謎解きに挑めそうな事も救いです。
次の予定までは時間が空きすぎ、他の場所に行くには時間がなさ過ぎます。なので気分転換を兼ねて、街を歩いてみる事に。
青物横丁駅を目指したハズなのですが、地図上は京急の線路に出るハズだったのに、一向に着かず、何故か西大井に着いてしまいます。
後で確認してみると、東西南北をキレイに反対に間違えていました(泣)今日は、朝からホントにグダグダです。逆に、出鱈目に歩いてよく西大井駅にたどり着けたなあ、と我ながら感心してしまいました。
西大井→新宿→四谷と移動して、四谷から国立演芸場まで歩きつつ、途中で喫茶店に寄ることに。何回かバスに乗った事があるので、流石にここは間違えずにたどり着けました。
昼から、上席公演へ。
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麹町付近の銅像。
蓄積した疲れと著しく集中力に欠けてしまったせいで、前半はひどい眠気が襲って来る事に。全体的に明るくて面白い噺家さんが多かったので、己のせいとはいえ、とても残念です。
その中でも、久しぶりに聴く遊雀師匠には爆笑させてもらいました。週刊誌の袋とじ並に胡散臭い話しなのに、つい好奇心に負けて息子に屈してしまう。そんな父親のダメさ加減に、同じ男として深く共感してしまいます。
休憩前位から漸く目が開き始めくれて、まずはひと安心です。お楽しみの伯山先生は、小痴楽師匠を上手く前振りに使い、まるで師匠が登場人物のような噺に。映像を想像していたら、笑いが止まりませんでした。
明るくてカラッとした芸風なのが柳橋師匠。貧乏長屋の住人を師匠が演じると、貧乏なりにも楽しそうに見えてしまうのが、不思議です。
トリの松鯉師匠は今日3.11に合わせて浅間山の噴火の影響で、水脈が変わり水が出なくなってしまった村で、井戸を掘り続けた男の噺。
父親の意志を継ぎ、愚直に井戸を堀り続ける五平。五平の父親の大切な水を飲んでしまった事を後悔し続ける和尚。二人の命がけの一念をしっかりと描き切ったからこそ、天に届いたかのようなクライマックスに深い感動があります。
80才にも関わらず、あまり衰えが見られない語り口は、間違いなく現役の講談師のもの。そんな素晴らしい芸が、まだ寄席で見れる事には、ただただ感謝です。
(演目)
・神田青之丞 「和田平助」
・桂南馬 「熊の皮」
・新山真理 漫談(ひとり球児好児)
・桂小南 「里帰り」
~仲入り~
・神田伯山 「三方一両損」
・桂小すみ 粋曲
・神田松鯉 「五平菩薩」
終演後は、急いで永田町まで移動して、半蔵門線で渋谷まで。16時半からのインプロワークショップに参加します。
本日は、経験者ばかりという事もあり、椅子を使って創造力を膨らませるワークをし、その後はショーを意識した短めのフリーシーンを作ることに。
久しぶりのショー形式のワークだった事もあり、自分で想像していた以上に、鈍ってしまっている事を思い知る。
コロナの規制が緩和されて徐々に日常に戻ってきている事を考えると、己の現状のできなさ加減を直視しつつ、一から丁寧に積み上げていく事が大切なんでしょうね。
その事に気付くことに出来た、かなり貴重な二時間だったと思います。
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前半は、椅子の可能性について、実際に動かしながらいろいろと模索してみました。
ワークショップの帰りに通りかかった富士そばで、面白そうなメニューがあったので、食べてみることに。
一見するとジャンクなようで、鶏肉、卵、つゆと、具材だけをみれば親子丼と一緒の組み合わせ。つゆの力も大きいのでしょうが、そばとナゲットがなかなかいい組み合わせです。
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チキンナゲット玉子そば 560円
#落語 #インプロ #ワークショップ
#立ち食いそば