だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。文芸漫談「八月の光」@新宿文化センター。

朝8時から、サッポロビール千葉工場の5月5日分の見学の申し込みをしたのですが、申込み開始から僅か2分で撃沈。

 

まとまった人数が一気に来たということは、おそらく家族連れのみなさまに惨敗した模様。身軽な我々とは、ここに掛ける気合いや背負っているものの重さが全く違うので、勝てる気がしません(笑)

 

平日の日中、仕事が忙しくない時が狙い目かもしれません。赤城乳業の予約が奇跡的に取れたとき同様にキャンセル待ちを狙いつつ、その方向で作戦を練り直しです。

 

仕事しよ!

 

そう。今日いつもより早く出社したのは、仕事のためでした。ゴールデンウィークまで、それなりに忙しいし、昨期の業績の総括もやらなければいけません。

今までは5月の課員人事の異動が終わるまでは大目に見てくれたのですが、業績が悪いとこういう所も厳しくなります。本来はこちらの姿が正しいので、文句も言えません。

 

それでも多忙な時期に仕事が集まるのは、嬉しくありませんし、書類仕事はやっぱり好きでは好きではありません。

今日は予定があるのでそこまで手は回りませんが、来週に出来る状態にはしておかないと……。そういう事もあって、いつも以上に忙しい!

 

そういう訳で、という訳ではないのてすが、昼は食堂に行っている余裕がないので、一昨日買っておいた、明星と丸美屋のコラボ商品の「のりたま焼うどん」を頂く事に。

具材のキャベツが、薄めのだし醤油とのりたまとのいいつなぎ役になっていて、思っていた以上に合います。塩辛くならないように、二つの加減が上手く調整されている所がいいです。

明星 のりたま 焼うどんだし醤油味

 

早めに仕事に手をつけれたのと、月曜の段取りの悪さを教訓に、業務の調整をしたのが巧くいてくれたのか?こちらが想定していたよりはスムーズに進捗し、ひと安心。

予定よりも少し早く仕事を切り上げて、東新宿に向かいます。本日は私にとっての鬼門新宿文化センターでの文芸漫談です。

 

主催公演ではないから大丈夫だろうと、高を括っていたのですが、コロナの中断期間が長かったのと、スタッフが入れ変わったせいもあり、いつもとは比較にならないグダグダさ。

自分が文芸漫談を10数年間観ている中で、断トツワーストの対応の悪さです。やはり新宿文化センターは鬼門だったかあ(苦笑)

唯一の救いはスタッフのみなさんも、「いつもと違って、上手くいってないぞ」という自覚はあったこと。ホントに次回は頼みますよ~。

 

m(__)m

 

それでも、奥泉光さんといとうせいこうさんが現れると、いつも通り楽しいのが、このシリーズのいい所。今回は、フォークナーの「八月の光」がお題です。

 

800ページを超える長さももちろんですが、突然時間が過去に戻ったり、主役が変わったり、表現があやふやになったり。とにかく、いつになく読みきるのに苦労した今回。少しでも作品を理解するため、いつも以上にお二人のお力をお借りしたい所です。

 

かなりの長編という事もあり、今回は前回の「ドグラ・マグラ」の時以上に、前置き少な目でいきなり本編に入っていきます。

現在形と過去形で書かれている部分を図にして説明していただいたのは、作品を理解する上でかなり助かりました。

英語だと日本語以上に時制の表記が明確という奥泉さんの指摘には、なるほど、と納得。確かに日本語の翻訳よりも、原文で読んだ時の方が、時間の流れをスリリングに感じられそうです。

 

面白かったのが、原文だと「perhaps」などに代表される、「多分~」「おそらく~」という表現がやたらと多い、という指摘。

本人はそうだと思っていても、事実と異なっていたり、見解が違っている事は、現実でも山のようにあります。

 

ここだけではありませんが、作品があいまいでわかりにくい原因の多くが、物語を豊かにしようと試みた表現の結果発生したものだという事が分かります。

 

何かを得るために、どこかでリスクを負わないといけない。作者だけでなく、読者さえもそんな状況に追い込んでしまう、この作品はやっぱり凄いんだな、という事を再確認できた回でした。

 

自分は岩波文庫版を読んだのですが、お二人は光文社の古典新訳文庫を使っていました。古典新訳文庫のシリーズがある時にはテキストにしている傾向があります。

 

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