昨日力尽きたましたが、家の事はほぼ放ったらかし。そうもいっていられないので、午前中はゆるゆると家の仕事を片付けて、昼過ぎから出掛ける事に。
小田急線の豪徳寺駅を降りて、世田谷線の山下駅を背にしつつ、微調整しながらのんびりと10分ほど歩くと、松岡正剛さんが主催する編集工学研究所です。
ここに来るのも何年ぶりか覚えていないくらい、すごく久しぶりです。久しぶりでも、案外行き方を身体が覚えていてくれるものです。まあ、最後だけちょつと間違えましたが(笑)
今日の午後は、こちらで本の読み方を学ぶワークショップ。最近、いろいろな意味で読書体験がパターン化しているので、目線を変えれるきっかけになって欲しい所です。
今さらではありますが、びっくりかつワクワクするのが、所内に所狭しと並んでいる本と本棚の山。昔、丸の内の丸善にあった松丸本舗を思い出します。
角川武蔵野ミュージアムはこれよりももっと凄いのでしょうか?ぜひとも一度行ってみたいです。
時間になったら早速ワークへ。まずは、その本棚の山から気になった本を一冊選びます。これが今日読書法を学ぶための本になります。自分はかなり悩んで、ギリギリで釈徹宗さんの「天才 富永仲基」をチョイスします。
その後、3~4人組になって簡単なエクセサイズをしたあと、駆け足気味に読書法の実践へ。基本は、松岡正剛さんが著書などで提唱している、読前―読中―読後の考え方に基づいてワークシートに記入し、組になった方たちとシェアしていく形で進んでいきます。
他の読書法とちょっと毛色が違うのは、読む前の表紙や目次や帯の情報を大切にする事と、時間制限を設ける事。小説や戯曲の読み方には向いていませんが、限られた時間の中で本から必要な情報を得るには、なかなか有効な手法かもしれません。
読書の目的に応じて本の読み方を変えていく、という考え方もできますし、最近ワンパターンになりがちな読書体験から脱出する、いいヒントになった2時間ちょっとのワークだったと思います。
ワークを受講して、ちょっと悩んでいるのが、編集学校を受講しようかどうかについて。今回のワークショップとは別に以前から興味はあったんですよねえ。十ウン年前に一期だけ受講してましたし……。
その時は両方は無理だったので、インプロと秤にかけて、インプロの方を取ってその先には進まなかったのです。
ただ、今、ちょうどインプロは開店休業中ですし、一度自分の思考の癖を整理しておきたいという事もありますし。
割引券も貰ってしまいましたし、もうちょっと真剣に悩んでみます(笑)