だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。旧芝離宮恩賜公園。第五福竜丸資料館→夢の島熱帯植物館(江東区スタンプラリー)。公推協杯全国若手落語家選手権 予選④@内幸町ホール。

おそらく早くおおかたの仕事にケリがつくだろうと予想していたのですが、読み通りの展開。残りは人に任せて安心して、午後から休みが取れます。

 

今日の朝食。毎度お馴染みのNewDaysの今回のおにぎりと手巻きは、いずれもホテイの焼きとりとのコラボ商品。ホテイの焼きとり缶でご飯を思いっきり食べたい。そんな缶詰め好きの願望をかなり充足させてくれます。

左/やきとりおにぎり(塩昆布ごはん) 右/手巻寿司 やきとりマヨ

 

昼は、先日スーパーで買った、サッポロ一番の2種のきのこそば。えのきとしいたけの2種のキノコが入っています。

カップ麺にも関わらず、食感のしっかりしているえのきもいいのですが、注目すべきはしいたけの方。出すぎない範囲で存在感があり、だし全体の旨みが底上げされています。

 

腹ごなしに急いでかきこんだあとは、まずは王子まで出る事に。切符を購入する前に、しぶさわくんのマンホールに対面します。

マンホールカードを集めだしたのはいいのですが、なかなかカードとマンホールとの両方に一遍に会えない所が辛い所。それも含めた楽しさはあるものの、神経衰弱でなかなかペアが揃わないようなもどかしさがあります。

なので、後付けとはいえ、今回みたいにカードに掲載されているマンホールに会えるのは、素直に嬉しいです。

サッポロ一番 2種のきのこそば

 

飛鳥山公園のマンホール。しぶさわくん。

 

本日は、夜に内幸町で落語会があるので、そこから逆算して予定を組むことにします。JRの23区のフリー切符を購入したあとは、まずは浜松町駅へ。浜松町、竹芝、芝方面の謎解きの冊子を手に入れた後、まずは旧芝離宮恩賜公園に向かいます。紅葉めぐりスタンプラリーもあと3ヵ所。

浜離宮と比べたらそこまでの広さではありませんが、よく整っていてとても居心地のいい庭園。平日の日中あてもなくブラブラしているには、最高です(笑)

ただ整っているだけでなく、適度な所で引っ掛りがあるので、飽きることなく眺められるのが大きいかと思います。天気も穏やかなので、いつまでもいたくなりますが、スタンプラリー絡みで行きたい場所はたくさんあるので、ほどほどで切り上げて次に向かいます。

浜離宮恩賜公園

 

浜松町の次は、東京駅へ。KITTEの地下で千代田区の謎解き冊子を購入した後は、京葉線から新木場に向かいます。次はおそらく江東区のスタンプラリーで一番アクセスの大変な夢の島熱帯植物館へ向かいます。

地図だとそこまでは遠そうに見えなかったのですが、夢の島公園の手前の遊歩公園から向かったら、いつまで経っても道路を渡る事ができず、かなり難渋する事に。

結局10分位歩いて引き返し、信号を渡って迂回して向かうことになります。土地勘のない人間には本当に迷惑な地形です。それでも、夢の島公園までたどり着けば、あとはこちらのもの。遠くからも温室が見えますし、たとえ多少迂回しても、道に迷う事なく目的地には着けます。

それに、迂回したおかげで、第五福竜丸の展示室の近くを通る事に。せっかくですから寄り道させていただきます。

夢の島遊歩公園。ほとんど人はいないし、道一本隔てた夢の島公園にはいつまでも渡れないし、知らない人には本当に迷惑な公園。

 

館内には、船がまるまる保存されていて、所持品などと一緒に展示されています。木造でかなり大きな漁船。捕ったマグロを積んだまま長期航海も可能ですが、基本的には旧式の通常の漁船。

それだけに、そんな「普通の」人達の日常が崩壊した事を想像すると、余計にやりきれない気持ちにさせられます。

第五福竜丸

 

夢の島熱帯植物館

魚がお出迎え

 

そんな風に段々と公園の奥に向かうと、漸く夢の島熱帯植物館へ。千葉の夢の国の手前に、東京の人気があまりない場所に夢の島がある事に、なんとも言えない皮肉を感じてしまいます。

千葉の夢の国はどこまでも作り込まれた虚構の世界。それに対して、東京の夢の島は温室内に作られた、南の島の林のようです。

限られたスペースの中で良く作られていますし、日時を積み重ねて作り手の思惑を越えて成長した大木や、繁殖してしまった植物たち。それが、適度にそのままになっているのが何とも面白いです。

 

先程行った芝離宮とは全く違ったコンセプトですが、こちらもそれと同じくらい面白かったです。これで、もうちょっとだけアクセスが良ければなあ~。

タコノキという木。小笠原諸島原産のものだそう。

 

新木場駅に着いた後は、めとろ庵さんで腹ごなしする事に。さすがにカップ麺一個では、今日の歩いたカロリーはカバーできません。

 

期間限定のジャンボちくわ天と半熟玉子の天ぷらの入ったそばに、舞茸天を足してみる事に。玉子のトロッとした甘みと、ちくわのボリュームと、舞茸の香ばしさ。一つ一つの要素は文句なしです。

ただ、唯一にして最大の難点が、これでもかという位、天ぷらの衣がそばつゆを吸ってしまう事。のんびりしているとかけそばでなくなってしまいます。写真を撮っている場合ではありませんでした。

ジャンボちくたま天そば 570円+舞茸天追加 110円

 

新木場駅でそばを食べた段階で、まだもう少し時間がありそう。なので豊洲駅から豊洲市場方面に向かい、江東区の謎解きの問題と一つでも多くのスタンプを回収します。

下車してから地図を見ると、豊洲市場の広さに、どこに向かってスタンプ台を探していいのか、かなり戸惑う事に。かなり甘く考えていました。それでも、気を取り直しつつ、何度裏切られても、結局は困った時Googleアース様。基本的には頼りになります。時間の関係で何ヵ所か取りこぼしましたが、それでも漸くゴールがはっきりと見えてきた気がします。

豊洲大橋

奥は豊洲市場。手前はその屋上庭園へと繋がるエレベーター。

 

豊洲に戻るのがめんどくさくなってしまったので、お金は掛かりましたが、そのままゆりかもめに乗って新橋まで。夜は予定通り、内幸町で全国若手落語家選手権の予選を聴きにいきます。

 

かけ橋さんの落語会で買ったので、今回はまんま、かけ橋さんに投票しようと思ったのですが、投票するのは5人のうち3人に一票ずつ。どうやらきちんと聴かないといけないようです(笑)

そんなめんどくさい割りには、審査員票が60票×3人。こちらは一人に60票入れる事も可能です。一見すると観客と審査員は五分五分に見えて、圧倒的に審査員の意向で決まる設定。

審査員の方も噺家さんも、みなさん好きな方ばかり。ただ、新規の若手落語家コンクールなので、自分達の色は出したい、けどリスクは犯したくない。そんな虫の良さが安易に出てしまっている審査方式には、あまりいいイメージを持つことが出来ませんでした。

新規なのに、優勝賞金の高さだけで誤魔化して、どのコンクールよりも攻めの姿勢がないのはどうなのよ!そう言いたくなってしまいます。規約を改訂しないと、永続きしないような気がします。

 

選手権としては毒づきたくなる事だらけですが、落語会としてならかなりのいい出来だったと思います。コンクールとしてではなく、純粋に会として楽しみたかったです。

 

笑二さんは、当人以外の二人の会話から組み立てていく巧みな構成が光ります。描写力も若手離れしています。ただ、今回に限ってはその描写力が完全な裏目に。リアルすぎてグロいです(笑)。

ただ、あたま山という噺のコミカル一辺倒でない一面を引き出した着眼点は、素晴らしいの一言。出来れば、このネタとは、独演会や一門会でお会いしたかったです(笑)

 

一花さんは、審査員の広瀬和生さんも言っていましたが、演目選びが見事にはまりました。こういう男女のすれ違いを可愛らしく描いた噺は、一花さんの優しくて器用な語り口にぴったり嵌まります。

ご本人も手応えがあったのか、途中からいい具合いで弾けて、新しい一面も。とてもいい一席だったと思います。

 

竹千代さんは、上司と若手社員二人の飲み会と、その後日談を描いた新作落語。一見若手社員のダメ上司へのただ悪口かと思わせてておいて、意外な真相が見えてくる。そんな「うらのうら」の部分が、鮮やかながらも大爆笑。瞬間的な客席の笑いは一番だったと思います。

面白かったのですが、惜しかったのが、そこまでの飲み会の若手社員のやり取り。落差を付けたい意図は分かるのですが、やややり過ぎて不快な所までいってしまったのが、残念だったと思います。

兼太郎さんは「竹の水仙」を過不足なく15分に収める編集のセンスは大したものです。ただ、ストーリーと一緒にキャラクターまですっきりさせてしまったのが残念。聞き所に無理に突っこみを入れるよりも、キャラクターを掘り下げるほうに力を入れた方が面白かったように思います。

かけ橋さんは、若手とは思えない巧みな噺の運び。良く考えられています。ただ、真面目なゆえに、その巧さがやや頭でっかちのように見えてしまうのが惜しい所。いい具合にそこから離れると、今まで以上に面白い噺家さんになれる要素はたくさん持っていると思います。

 

リスクマネジメント兼審査の時間稼ぎ要因は天どん師匠。お得意のボヤキ芸の中にも余裕を感じられる一席。客席の熱気をいい具合にクールダウンさせながらも、しっかりと聴かせてくれます。

二つ目の頃から聴いている噺家さんの一人てすが、その頃と比較すると、本当に噺の間が良くなったなあ、と思います。

 

自分は、悩んだ末に一花さん、竹千代さん、かけ橋さんと投票したのですが、結局本選出場を勝ち取ったのは、一花さん。特にプロの審査員の圧倒的な支持を得ていました。

まあ、どれも面白かったですけど、今日ならどの審査方式でも、おそらく一花さんだったと思います。それぐらい、今日の高座の出来が素晴らしかったと思います。

(演目)

前説:三遊亭わん丈

柳家小じか    「やかん」(開口一番)

①立川笑二        「あたま山

②春風亭一花    「駆込寺」

        ~仲入り~

③桂竹千代        「うらのうら」

④三遊亭兼太郎「竹の水仙

⑤春風亭かけ橋「馬大家」

     ~仲入り(投票)~

・三遊亭天どん「クリスマスの夜に」

     審査員トーク、結果発表

 

帰りは、新橋駅からJRを使って帰りました。

新橋駅のSLもライトアップ