昼前から出かけて、本八幡へ。最近利用する機会の多い都営新宿線。それでも終点まで行くのは、もの凄く久しぶりです。
移動時間がそれなりにあるので本を読もうと思っていたのですが、編集学校でなかなか歯応えのあるお題に遭遇。電車の中で考え込んでいるうちに、気がついたら江戸川区に入って、終点まで到着していました。
今回の会場は、全日警ホールという名称なので、もっと物々しい場所を勝手に想像していたのですが、なかなかキレイで入りやすいホールです。
真打ちの噺家さんも含めて、落語がたっぷり聴けて1000円というのは、破格値。とは言っても、今回は「古事記に親しむ会」という至って真面目な会が主催。
100人いれば凄いなあと思っていたら、親子連れを含めて何と200人以上の観客。ホールも満員に近い状況です。隣にに葛飾神社もあり、七五三の方たちも。周辺はかなりの人出です。
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ホールのすぐ近くにある、葛飾神社。ちょうど七五三で結構な賑い。
最初に、会の主旨の説明と、古事記の解説。たったの20分で古事記の内容についての概要を説明するというチャレンジ。解説していたご本人でさえ無謀だと思っていたようで、少しだけ安心しました(笑)
それが終わったら、和やかでゆるゆるとしたムードのまま落語へ。酔狂さんは、いかにも器用なタイプの落研、という語り口。それでもこれだけの観客のいる場所で、きちんと自分のペースで噺が出来ているのは、素直に凄いなあと思います。外見同様、とても20才過ぎとは思えません(笑)
圓楽一門会の圓福師匠は気さくで親しみやすい芸風。今日のようなお子さんがたくさんいるような会場向きの噺家さんだと思います。人柄を反映して、かなり客席に合わせてあえて分かりやすさ重視で噺を進めていました。
トリは、竹千代さんの古代史落語の「古事記」で。今回の会の主旨の部分に近いですし、メインでもあります。今回は古事記の冒頭から出雲大社が建立されるまで。以前聴いた事のある噺や、竹千代さんの本とかなり重なる部分もあります。
それでも所々解説や、ご自身の体験やを挟みながらのみっちりと一時間。最後まで楽しませてもらいました。
(スケジュール)
・あいさつと解説
・落語1 三升亭酔狂(千葉大落語研)
演目・「鼓ヶ滝」
・落語2 三遊亭圓福
演目・「都々逸親子」
~休憩~
・落語3 桂竹千代
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今回の資料。解説は20分にも関わらず、数時間分相当の講義に該当する説明が掲載されていて、かなりの力作。
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今回の高座の参考にもなると思いますし、雰囲気も分かる本です。
休憩中と帰る前の時間を使って、ホール内のギャラリーも見学させていただく事に。中山忠彦さんを中心に、市内のアーティストの作品が展示されていて、撮影こそできませんが、なかなか見ごたえはありました。
ホールから地下鉄に戻る途中、行きの時に目をつけていた、「コッペスタイル」さんというコッペパンの専門店に寄ることに。
とにかく、コッペパンがふわふわで柔らかくて、甘くて、とにかく美味しいです。出来てまもない状態でないと、なかなか食べることが出来ないパンです。
一見するとふわふわなので、中身はそれほどでもと思ってみたら、もってみたらかなりのずっしり感。とはいってもあくまでも主役はコッペパン。なので、パンそのものの味が楽しめるように、具の調味料はやや控目になっています。これは、いいですね~♪
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左/コンビーフ玉ねぎ 340円 右/あんマーガリン 230円 下/チーズカレー 180円(ただ、タイムサービスで割引中)
都営新宿線に乗った後は、小川町駅で降りて千代田区へ。どこまで出来るか分かりませんが、千代田区の謎解きに挑戦します。
冊子に書かれたチェックポイントにあるQRコードを読み取ると、謎が出てくる仕組み。問題も、適度に閃きとロジカルさが必要なもの。
半分弱くらいまで解いたのですが、捻りがありつつ、筋道だてて考えれば答えられるレベル。今のところ、好感度は高いです。この辺は、流石監修に樹林伸さんが入っているだけの事はある、と思います。
ただ、地味に移動距離が長いので、体力と根性は、少し必要かと思います。かなりタイトロープのようなスケジュールになってしまいましたが、何とか続きも手をつけれると嬉しいです。
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先日東京駅で買った、千代田区の謎解きキット。500円とは思えないボリューム。(後日撮影)