だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。久しぶりのツタヤ。

久々に演劇ワークショップに行ったこともあり、やや疲れが残り気味。ただ、おとついの寝不足から来る疲れよりは、心地よいですし、テンションもいい上がり方をしています。それにしても、今って22時でも結構人が出歩いているんですね。非常事態宣言中でしたらありえない光景ですね。20時過ぎたら、食事が取れる場所がないので、22時なんて本当に閑散としていましたからね。段々と、いろいろなものが日常に戻ろうとしているようです。ただ、一見同じように見えて、以前と同じでないという事が大きな問題なので、見た目やうわべに騙されないように気を付けないといけませんが。

という訳ではないのですが、まだ映画館に行く勇気が湧かないので、まずは、久々にツタヤに行ってみることに。思った以上に混雑していますね。邦画を中心に5本ほど借りました。何本見れるだろうか?インプロや演劇の勉強に一時期はそれなりのペースで見ていたのですが、緊急事態宣言発令以降は、自分でもびっくりする位、見ようという気持ちが湧かない。舞台に出ていたころと比べると、集中力が落ちているなという事も、感覚として分かりますし。

今日読んでいるのは、幻冬舎新書の「世界史をかえたパンデミック」。他の疫病の時に予防法が見つかるまで人類がいかに振る舞ったかを歴史的な視点で見てみたいなと思ったので、手にとってみました。本当に今更ですが、大部では歴史は繰り返すんだな、とつくづく
思います。


日記。三軒茶屋 かしわや。演劇ワークショップ。

非常事態宣言の解除後、人の流れが一気に日常に戻り、エリアや時間帯によっては、宣言前よりも混雑がひどくなった場所も出だしてきました。最初の頃は、その結果発生した人混みの無防備さと無頓着さに、恐怖さえ覚えてました。けど、半月経ってみると、まあ大丈夫かなあ、という感覚に。人の感覚というのは、意識しないとどこかで慣れてしまうものですし、その慣れた状態を維持しようとしたがるもの。ホメオスタシスでしたっけ?確か。安易に流されたくない時や、変化を求めている時には、より気を付けんといかんなあ、と思います。

そういう訳もありまして、今日は久しぶりに、世田谷パブリックシアターでの演劇ワークショップです。3.11の時にも、東京では火をほとんど消すことなく上演し続けて、僕たちに大きな力をくれた演劇が、コロナウィルスで存在そのものを破壊されかねないほどのレベルのダメージを食らうことになるとは、2011年の時には、夢にも思いませんでした。共演者とどう距離を取って、何を語ったらいいのか?緊急事態宣言中は、自分が何故演劇やインプロをしているのかの意味がよく分からなくなり、自問自答している時間が結構ありました。今回お邪魔したのも、その手掛かりが欲しかった、という理由が一番大きかったんじゃないでしょうか。


少し、早めに三茶に着くと、まずは腹ごしらえ。世田谷線の駅のすぐ近くにある、立ち食いそば屋「かしわや」さんに行きます。店頭で売っている今川焼が美味しくて、劇場にくるたびにちょくちょく買っていたんで、前々から、中はどうなのか気になっていたんですよねえ。

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肉そば 520円。

味付けは甘めですけど、さっぱりした肉と玉ねぎが、そばつゆと合わさると、実にいいですねえ。味だけでなく、そばと肉と玉ねぎ、そしてごぼうのシャキシャキとした食感が面白いですし、食べごたえもあります。


そして、パブリックシアターの稽古場に行き、久しぶりのワークショップです。うがい、手洗いは、いつも以上に念入りに。そして、室内履きの靴をしっかりと履いてから、中に入ります。

ワークショップの方は、きちんとソーシャルディスタンスを守った形で進行。自己紹介と、しり取りや連想など簡単なアップをしたあとに、本チャンのワークに。非常事態宣言中の1日をマイムで演じた後に、紙に、非常事態宣言中に食べたもの、増えたり減ったりしたもの、考えた事などを紙に書いたあとに、それを編集したものを、音楽に乗せて一人一人発表していきます。

みなさんの話を聞いていると、一人一人考えていたことや、見ていた事の多様さに驚かされます。本当に楽しかったですし、いい刺激を受けました。やっぱり自分一人で考えている事なんて、たかがしれているなあ、と改めて思いましたし、制約の中から、もしかしたら新しい表現の在りかたを見つけられるかもしれない、という希望も少しだけ感じる事ができました。

帰りの電車で読んだのが、鴻上尚史さんの「あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント」演劇ワークショップの後に、感情や声や体について考えるというのは、我ながらなかなか効果的だと思いますし、書いていることが、身体に染みていくように感じます。社会人になると、直情的で単純なせいか、「感情を表に出すな」と言われることがとても嫌だったのですが、インプロや演劇をやって「感情を出さないっていう事は、人間の多様さや豊かさを奪う不自然な事で、いかにコントロールするかなんだな」という思うようになり、かなり生きやすくなった事。それを、この本を読んでいると思い出しました。そして、自分が考えていたことが、かなり整理されてわかりやすく書かれているな、とも。逆に、普段、お芝居とかに接することのない方に、ぜひ読んでもらいたいですね。

日記。タロー。タロー。タロー。

充分に身体は動かしたつもりだったのですが、深夜に寝付けず、寝不足になってしまう。以前は寝付きの良さだけには自信があったのですが、ここ数年、たまにこういう状況になってしまいます。年なんですかねえ?

最初の頃は、寝つけないことにかなりの苛立ちを感じていて、日中の精神状態もかなり悪かったのですが、最近は、起こってしまったものは仕方がない、と少しだけ割りきって眠いなりの生活ができるようになりました。まあ、あくまでも「少し」ですが。

けど慣れたとはいっても、眠くて仕方なくて、集中力がない状況で仕事することには変わりがなく、少し気を緩めると、現場の前を行ったり来たりしている、プラッターたちの前に身を投げ出しそうになってしまうので、眠いなりにも安全面だけには気を付けないと。作業量そのものが大したことがない事だけが救いです。こういう日は、さっさと仕事を終わらせて家に帰る事にする。

池袋の西武で夕飯を買っていると、折角ここまで来たので、三省堂さんとジュンク堂さんに寄りたくなる。ただ、今日は眠いので、三省堂さんの地下のフロアだけにしておきます。

そこの、文庫コーナーを覗いていると、前に来たときにかなり気になっていた、池袋店限定の
岡本太郎の青春文庫の缶バッチ付きセットがまだ少しだけ残っている!月末だけど、土日に散財しそうなので、出費を抑えたい。けど、タロー缶バッチにはそそられるものがある。どうしよう………。

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タロー缶バッチセット


ええい、買ってしまえ!出費は他のとこで抑えればいい。以前、名刺代わりの1冊というテーマで読書会をした時も、森見登美彦さんの「太陽の塔」を出したオレが買わずに誰が買うんだ!第一、このインパクトのありすぎる缶バッチはおいしすぎる(笑)誰だろう、これを考えたのは?多分、すごくニッチな所でツボになって買ってしまった人が、自分の他にも少しだけいると思います。

自分の中に毒を持て<新装版> (青春文庫)

自分の中に毒を持て<新装版> (青春文庫)

自分の中に孤独を抱け (青春文庫)

自分の中に孤独を抱け (青春文庫)

自分の運命に楯を突け (青春文庫)

自分の運命に楯を突け (青春文庫)

日記。想定外。赤坂見附 蓼科。

もともとデスクワークはあまり得意ではないのですが、最近それに拍車が掛かっています。とはいっても、やらねばならないものもあり、詳しくは書けないのですが、ざっくりいうと今回の業績目標の書類のようなものなんかは、その最たるものです。上から実績の事を言われているのか、最近、上司が早出残業の申請に若干ナーバスになっているので、出来ることなら、定時で書き上げたい所です。結構、気を使っているつもりなんだけどなあ。それがなかなか伝わらないのがつらい所。


休み時間を含めて隙間時間をフル活用し、更には、〆切がタイトなのを想定して早めに書きためていた部分があったので、時間内に何とか間に合わせる。もし修正しろと言われたら、その時に考えよう。まずは、提出した事をよしと考える事にしよう。


週明けで、中締めの15日という事もあってか、いつもよりかなり悪い道路事情。なので、バスもなかなか来ない上に混んでいます。混みだすと、バス停に人がたまる→乗客が乗るのに時間が掛かる→次のバス停で更に人がたまる、という悪循環。そんなバスに乗ることがいかに非効率かということを、以前読んだ「渋滞学」で学んだので、間隔がつまり空くだろうと思われる次のバスを狙います。けど、そのバスも遅れていて、いつも以上に混んでいました。結局、道路全体が混雑しており、目論見はあえなく失敗。いつもは、上手くいきません。なので、仕方なく、あきらめて比較的空いている別のバスに乗り、今日は地下鉄で帰ることにします。

渋滞学 (新潮選書)

渋滞学 (新潮選書)


で、折角普段と違うルートで帰るので、途中下車して夕飯を食べようと、ふと思い立つ。南北線沿線での立ち食いそば屋で、何軒か行きたい店があったんですよね~。まずは、食べログを見ると、候補の中の1件だった、春日の「源太郎そば」さんが閉店。そこそこ流行っていると思っていたのですが……。立ち食いそば屋さんって、ラーメン屋さんと同じでお店の出入りが激しいですからねえ。残念ですが、仕方がない。

その後、飯田橋の「豊しま」さん、四谷の「政吉」さんと、やってそうな有名店を狙ってみたのですが、これが両方とも、コロナの影響で短縮営業になっていて、両方ともすでに閉まっています。そうですよねえ。都心のビジネスマン狙いのお店なら、充分に考えられる状況です。

このままだと、ただ階段の昇り降りで、少しだけ運動不足が解消されただけ。ただ、あまり深追いすると感染症のリスクが少しだけ高くなってしまう。ここは悩み所ですが、頭が完全にそばモードになっているので、確実にやってそうなもう1件だけ当たってみて、それでもダメなら諦める事に。永田町から赤坂見附へと向かって歩いていきます。


やった~、やっぱりやってた!狙ったのは、赤坂見附の蓼科さん。良かった、良かった!ここは、カレーも美味しいという話を聞いていたので、カレーとセットでお願いすることに。

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かきあげそば+ミニカレー 690円


見ためは、それほど派手さはないのですが、そばもカレーもいい仕事をしています。カレーのルーとそばのつゆの味がしっかりしていますねえ。両方とも、後味がとても良いです。かきあげは、最初はちょっとカラッとし過ぎているかなと思っていたのですが、汁に浸して食べるとかなりの美味です。粘って良かったです。

r.gnavi.co.jp

日記。ビーフシチュー。謎のランニングエッグス

冷凍のローストビーフのブロックが、びっくりする位安く手に入ったので、買った時の店員さんのアドバイスに従って、ビーフシチューを作ってみました。ただ、あまりにもざっくりと作りすぎてしまったために、若干、塩辛くなってしまう事に。解凍したときの塩抜きが、充分でなかったのが原因のようです。まあ、仕方がない。昨日、今日と雨で外に出る事もままならず、少し気が滅入りぎみでしたので、いい気分転換にはなりました。趣味料理という人の気持ちが少し分かった気がしました。


仕方がないという訳ではないのですが、本を読みつつ、少しずつ蔵書の片付けの続きをする。コミックはある程度は廃棄しないと、にっちもさっちもいかない、という事だけは、よくわかりました。ストレスが溜まると、女性の方が服を買うような感覚で、本を買ってしまうので、購入するのは、自分が読める範囲にしないと。けど、少しずつではありますが前進はしているので、少しずついい方向にいければいいな、と思っています。

本を整理していたら、以前読んだ「たまごかけごはん300」という本を見つける。パラパラめくっていたら面白くなってしまい、一気に読んでしまいました。最初は、本当にオーソドックスな、たまごかけごはんだったのに、数が進むごとに、段々と芯からそれていき力業になっていくプロセス。それでも、どんな事があろうとも、最期は麦チョコに卵黄を乗せてでも、何がなんでも300揃えようとする執念には、読んでいて清々しささえ感じてしまいます。

多分、途中でやっちゃったと思ったのでしょうね。作者の「ランニングエッグス」さん、プロフィールもなければ、前書きあとがきも一切なく、故意に作者の痕跡を消そうとしているのではないかと、勘ぐってしまいます。フードライターさんなのでしょうか?それとも編集の方なのでしょうか?数少ない手掛かりから、作者の事をいろいろと妄想していくのが楽しいです。

日記。やりたい事。

朝から大雨。本当は出掛けたかったのですが、この天気ではなあ、コロナもあるしなあ、という気持ちが先に働いてしまい、漫然とYouTubeを見て過ごしてしまいました。インプロや芝居をやっていたので、今までは、完全にその陰に隠れてしまっていたのですが、いろいろあって、「飛ばし」に限りなく近い人事を受けてから、どうも人生の目的らしきものが見つけられずに、ウロウロしている感じになってしまっています。フランクリンも、厳しい環境でも折れないためには、「出来るだけ未来をイメージしなさい」と言っていますし、最近、流石にこのままじゃまずいなあ、という危機感を抱いています。いい年して、何をやっているんだろうと思いますが、現実を直視しないと先に進めない状況になっているのですから、仕方がない。

そういえば、10日間位前に買った、「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」も導入部まではあっさり読んだのに、なかなか核心の内容に進めません。他に、読みたい本がある、特に「細雪」は早く中巻にケリをつけて、早く下巻へと進めたい、という事情もあるのですが、それを差し引いても愚図すぎます。少なくても、今日の日中はYouTubeの動画を見ているだけですし。「世界一やさしい~」で、作者の方が、以前は動画を見ているだけで、まる1日が終わってしまう人でした、と書いているくだりを読んだ時には、かなりギクリとしましたからねえ。まずはこの本を読みきろうかと思います。

細雪 (下) (新潮文庫)

細雪 (下) (新潮文庫)

日記。江戸東京たてもの園。立川 おでんそば。

仕事を休める事になったので、朝少し早めに起きて出掛ける事に。バスを二本乗り継いで、小金井公園に行き、西口から徒歩で5~6分ほど行った所にある、江戸東京たてもの園。そこが、今日の目的地です。


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入口。ここで検温と消毒をして中に入ります。

まずは、屋内の特別展示の部屋に。この日は銭湯に関連する資料や銭湯に置いてあったり貼付けられてたものや、漫画やフリーペーパー等が展示されています。


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マッサージ器。実際に使用した事はないのですが、何故か懐かしい。


そのあと、外に出て実際にたてものを見学に。感染症の影響でたてものの中に入る事は出来なかったのは、残念ですが、そこに住んでいる人達の事がいろいろと想像できて、見ていてとてもワクワクします。こんなに脳のクリエイティブな部分が刺激されたのは、数ヵ月ぶりです、


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建築家の前川國男邸。東京文化会館を設計した方らしいです。


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三井八郎右衛門邸。三井家の総領家の戦後の住宅。来客が来ても対応できるようになっていて、見るからに金持ってるな(笑)、という事が分かる豪華な作り。


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デ・ラランデ邸。木造一戸建て、エレベーターつき。エレベーター乗りたかったなあ。


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小宝湯。かって千住にあった銭湯。今でも銭湯として営業できそうな位、しっかりとした普請。個人的には、力道山対ブラッシーのチラシにちょっと感激。


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面白かったので、ミュージアムショップで解説本を購入しました。広く言えば、これも「本」と言えるでしょうか。機会があったら、また行ってみたいですね。



武蔵小金井に着いたら、もう昼近く。なので、立川まで行って、以前から気になっていた、立ち食いそばのお店に。目指すはホームの中に入っている、清流そばさんの、おでんそば。おでんは、さつま揚げ
がんもどき、卵の三種類から選べるそうなので、今日は、さつま揚げで。おでんそばというよりも、さつま揚げそばというフォルムですが、さて、お味は。

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おでんそば(さつま揚げ) 460円。



うん、思った以上にいい!色ものかと思いきや、少しもっちり目の麺と少し甘めのつゆが合わさった、そばがまずなかなか美味しい。そこにイカのすり身が多いと思われるさつま揚げとカラシが更に合わさると、美味しさがアップします。こんな事なら、卵かがんもどきも頼んでおけば良かったです。


その後、少し買い物をしていたら、雨が本降りになってしまったので、ここで外出はあきらめて、家に戻ることに。昨日、休みを取るときには、言葉尻を取られ上司に絡まれてて、かなりイラッときましたが、結果オーライで、なかなか楽しい1日でした。