夜のインプロのクラスに行くまでの間に、明日の読書会で紹介する予定の、GG佐藤さんの「妄想のすすめ」を読みきってしまう。最初は、僕がいろいろな人の落語会に行くきっかけになった、柳家花緑師匠の「15才の寺子屋 落語が教えてくれること」にしようかと思ったのですが、出版社の在庫がないようなので、手に入りやすいGGさんの本に。
今回の読書会のテーマは「運命」。大学卒業後、ドラフト指名されず、アメリカのマイナーリーグでプレーしたり、西武ライオンズを戦力外になったあとに、イタリアで現役を続け、その後、千葉ロッテと契約を結ぶなど、プロ野球選手としては、かなりユニークな経歴の持ち主。そして、追加召集された、2002年の北京オリンピックの野球。準決勝と三位決定戦で2つずつエラーをしてしまい、帰国後、これでもかという位の凄まじいバッシングを受けてしまった、という数奇な運命を持った方です。
この本がなかなか面白いのは、自己啓発書の体裁を取っている事。おかげで、プロ野球の事をあまり知らない人でも、読みやすい本になっていますし、GGさんの人生からいろいろな事が学べるようになっています。必ずしも、全てが読む人に当てはまる訳ではないと思いますが、困難にぶつかってしまった時の対処法の一つしては、とても参考になりますし、職業如何を問わず、とても魅力的な人だとは思いました。

- 作者:G.G.佐藤
- 発売日: 2014/07/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)

- 作者:柳家 花緑
- 発売日: 2011/03/15
- メディア: 単行本
そして、夜のインプロのクラス。体調不良者が出たり、感染症の影響があったりで、この日は参加者がとうとう二人にまで減る。それでも続けていただいているのは、ただただありがたいの一言です。
そして、来週はクラスの発表会。何とか開催して欲しい!けど、
先が全く読めない状況の上に、お客さんにも見に来てくださいとも言えず、どうなるのか先が分からず、少しだけ不安になっています。
そんな内心が、見事なまでに、シーンに反映されてしまった、本日のクラス。頭も身体も本当に動かなかったし、受け身のシーンが多かったなあ。その時の心理状況がモロにでて、隠し事ができない。今さらながらですが、インプロって、そういう所が、本当に楽しいし、本当に怖いです。