だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。渋谷でインプロワークショップ。新春談笑ショー2023@国立演芸場。

 

昼前から渋谷に出掛ける事に。普段は井の頭線を使うのですが、今日は新宿から山手線を使って向かう事に。スタンプラリーの関係もあり、珍しく原宿で降りてみます。

雨という事もありますが、人の流れが多い上に無秩序なのでとにかく歩きにくい。リモートが多かったせいか、コロナ前と比べて、(文字通り)人との距離の取り方が下手な人がかなり増えたなあと思います。

こういう所にこそ演劇のノウハウって役に立つのにと思うのですが、それを興味のない人達に分かるように伝えるのが難しい。

自分の語彙の乏しさとフットワークのなさに歯痒さを感じるのはこういう時です。

宮下パークの辺りで坂道を登り、宮益坂のスタジオに。昼過ぎからは、いつもお世話になっているカンパニーさんのインプロワークショップです。普段は2時間×2コマ参加するのですが、今日は前半の基礎クラス1コマのみになります。

 

年明けから、いつもと比較して人の話がきちんと聞けていないなと感じていたので、基本的なワークで自分の身体や感覚をチェックできるのはありがたいです。

それと、始めて演劇に触れる人や海外の方とやれたのが、自分にとってはいい勉強になりました。

相手とどの程度コミュニケーションが共有できるのか分からない時は、探り探りしながら当たり障りのないオファーを出しがちな傾向にあるようですし、それが自分の思考の癖にもなっているようです。

 

ワークそのものはとても面白かったのですが、想像以上に眠かったのと、右脚のハムストリングの具合いが悪かったのが、個人的にはちょっと悔いの残る所です。

コンディションが悪いと、どうしても自分のパフォーマンスに影響が出ますし、いつもより周りを見る余裕が無くなってしまいます。やや正月ボケな所も残っていたようなので、気をつけていかないといけないようです。

 

ワークショップが終わった後は、金曜日に始まったJR東日本のスタンプラリーをしつつ、周辺を散策したり、展示を見たりしながら国立演芸場に。18時から談笑一門の落語会「新春談笑ショー」を観ます。

夜の国会議事堂

 

国立演芸場の展示室。今回は浪曲の歴史を振り返る展示。

 

落語会と言っても、普段の一門会とは少し趣向が違います。大喜利あり、漫才ありの、新春ならではのお祭り気分満載の会。

自分は、談洲さんの独演会で、師匠のたってのお願いで、笑二さんと今年も漫才をせざるを得なくなった噺を聴いて、面白そうだと思って申し込んだクチです。

 

笑二さんのプライベートを切売りする、カロリー高めな捨て身のネタ。お二人とも一席やるよりも、遥かに負荷がかかっています。嫌がる気持ちも分からなくはないのですが、多分来年もやる破目になるのでしょうね。

 

だって、お二人が苦しめば苦しむほど、ネタが面白くなるんですもん(笑)

 

大喜利と漫才の他に、もう一つの目玉は吉笑さんと師匠のリレー落語。吉笑さんが普通に演じた噺のその後を、師匠が演じて行きます。吉笑さんが選んだのは「親子酒」。最初は、ちょっとビミョーかなと思ったのですが、確かに、あの親子がどうなったのか、師匠の噺を聴いてみたいです。

くちびるを小刻みに動かして喋る、吉笑さんの得意技「プルプル」を駆使して楽しい噺で談笑師匠に繋げます。

 

そんな、談笑師匠のその後の「親子酒」は、一転して静かな入り。材木問屋の夫婦の何気ない噺が思わぬ方向に向かっていきます。

あえてネタばらしはしませんが、親子酒のその後の噺で、今日のような展開になると思った人はほとんどいなかったのではないでしょうか?

少なくとも、自分は全くの予想外。けど、「そう来たか~!」といういい意味での予想外。前半以上に楽しませて貰いました。

 

大喜利も含めて、新年らしい華やかさと、一門特有の毒が、いいバランスで混然一体とした会。理屈抜きで楽しめました。

 

(演目)

・(前座) 立川笑えもん 「七福神

・(リレー落語)立川吉笑  「親子酒」

                             →立川談笑(その後)

                   ~仲入り~

・(漫才)  立川笑二、談洲     

・(大喜利)  談笑一門

 

笑二さんと談洲さんの漫才コンビ

 

#インプロ  #ワークショップ  #落語