だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。国立演芸場8月中席。永田町・立ち食いそば「日の陣」。国立名人会 7月。

暑い、ホントに暑い!これでもまだ、夏の序盤戦だと思うと少しゾッとします。クーラーがないので自宅にはいたくな~い!コロナの前に熱中症になりそうなので、昼から落語を聞きに国立演芸場に。考えてみたら、今日は2公演ですから、5時間くらい落語を聴くことに。去年の今頃の事を考えると、へばりまくって爆睡するかと思ったら、意外ときちんと聴けました。

13時からは、定席公演。ちょうど本を読んでいる最中の小満ん師匠は、本のイメージ通りの粋な方。夏らしい涼しげな噺です。トリの市馬師匠は、枕もそこそこに時間いっぱいまで大ネタを。全部は無理なのは分かってはいますが、続きがちょっと気になります。

この日中席で一番面白かったのが、文菊師匠。端正な佇まいと、緩急の効いた噺で大いに笑わせてもらいました。面白くてあっという間だったので、今度は独演会でたっぷりと聴いてみたくなりました。

(演目)
柳家り助 「寿限無」(開口一番)
・柳亭市次郎 「道具屋」
・三遊亭歌扇 「紙入れ」
笑組 漫才
柳家小満ん 「金魚の芸者」

~仲入り~

古今亭文菊お菊の皿
・ぺぺ桜井 ギター漫談
柳亭市馬 「らくだ」

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小満ん師匠のサイン本。新宿の紀伊国屋さんで購入。

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演芸場に着いたのが、結構ギリギリだったので、終演後、次の会までの間、食事をする事に。ただ、半蔵門駅周辺が緊急事態宣言の影響とランチ営業が終わってしまったため、ほとんどの店が閉店状態に。神保町と悩んだのですが、結局、永田町駅で済ますことに。確か、構内に立ち食いそば屋さんがあったので、久々にその立ち食いそば「日の陣」さんで食事をすることに。太めのガッツリ目で、つけ麺に近い食感。つけ汁の鴨も思いのほか本格的。わさびととても合います。贅沢をいうとガッツリとした中身に相応しい量があると言うことなしなのですが……。ただ、店舗の雰囲気も含めて、女性でも気軽に入って食事しやすいお店ではあります。立ち食いそば界では、結構貴重なお店ではあります。

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鴨汁そば(880円) 大盛、特盛りまでは同じ料金です。写真は特盛り。

夕方からは「国立名人会」。コロナもあってもの凄く久々の権太楼師匠が本日は一番のお目当て。市馬師匠同様の大ネタですが、こちらは枕もしっかり付けて、ほぼ時間内で収めます。順番や持ち時間に合わせて伸縮自在にネタの時間を調整していく技術は、流石寄席で鍛えられた名人芸です。トリの権太楼師匠の「幾代餅」に合わせて、歌詞に「幾代餅」が出てくる「大津絵 両国」を演奏する小菊師匠の粋なはからいには本当に感謝です。この方、先日紀伊国屋寄席でも馬石師匠が「明烏」を演じるのに合わせて、その元ネタに当たる新内節を演奏してくれたり、腕の素晴しさも勿論ですが、本当に勉強になります。

その他の志ん橋師匠や我太楼師匠も含めて、「本寸法」の江戸の古典落語が多いなか、頑張っていたのが、何故かこのメンツに入ってしまった天どん師匠。友引きの結婚式場の素人の落語会に巻き込まれてしまった男の悲喜劇を描いた新作落語。前座は自分の弟子ということもあり、いつも以上にボヤキまくっていましたが、なかなか楽しかったです。

(演目)
・三遊亭ごはんつぶ 「道灌」(開口一番)
・三遊亭天どん 「ともびき寄席」
柳家我太楼 「短命」
・古今亭志ん橋 「鰻の幇間

~仲入り~

柳家小菊 粋曲
柳家権太楼 「幾代餅」

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