社内は棚卸しですが、そこに持っていくのが今月後半の自分のメインの仕事でした。なので、今日は夏休みを取って、上野の国立博物館へ。9月末まで夏期休暇が残っているのは問題なのですが、ギリギリですが規則違反ではないので、まあ良しとしましょう。まだまだ日中は暑い日ですし。
ギリギリ間に合うかなと思っていたら、中央線が遅れていたせいで、本当にギリギリに。朝飯を食べているどころではなく、時間指定の2分前位に何とか表慶館になだれ込む。まあ、それだけ行きたかったという事でもありますが。けどお陰で、かなり空いた状態で、伸び伸びと見ることができました。
今回は、春夏秋冬の花が表現された日本美術と乃木坂46のメンバーとを重ね合わせて、そこからインスパイアされたインスタレーションの映像が展示されています。美術品と映像インスタレーションとの組み合わせは、少しずつ増えてきましたが、そこにアイドル、それもトップアイドルが組合わさるというのはとても新鮮です。スリットカーテンを簾や屏風に見立てられたり、スクリーンが掛軸になったり。見ていると、いい意味で今までの絵の見方に揺らぎが生まれてきます。もちろん、乃木坂46のみなさんが美しいという事が大前提なのですが、目の保養になっただけでなく、いい頭のエクセサイズにもなりました。
個人的には、五台の大型ディスプレイを使って掛軸の外の世界を表現し、全く違った角度から作品を見せてくれる、賀喜遥香さんの「見返り美人図」、身体のいろいろなパーツを連なりのように見せる事で「振袖 白縮緬地梅樹衝立鷹模様」を表現した梅澤美波さんのインスタレーションがとても面白かったです。梅澤さんは身体のどのパーツを切り取られても、アップにしても美しいというのは、とにかくスゴいです。
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図録
点数はそれほど多くなかったので、じっくり見てグッズ売り場で図録を買っても、まだ10時半過ぎ。ありがたい!不忍口方面まで歩き、駅前にある「喜之字屋」さんで、少し遅い朝食を摂る事に。かけそばとそばつゆと揚玉を使った卵かけご飯という、少し贅沢な組み合わせです。自信があるのだと思うのですが、だしを全面に出した味付けで、全体的に塩分が控えめで品のあるお味。おっさんたちの朝のエネルギー補給としてなら、もう少しがっつりしててもいいのかなとは思います。ただ、今日のように仕事が休みでゆったりとしたい時には、最高クラスの朝食です。お腹に食べ物を入れて、気分にも少し余裕ができたので、ちょっと以前から行きたかった場所を目指し、東京方面の京浜東北線に乗ることにします。
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モーニングセット 500円。
以降については②に書きます。