昼前から出掛け、国立演芸場で花形演芸会。何とかギリギリ間に合いました。
真打ち昇進して間もない小笑師匠。鯉八師匠とほぼ同期だそうですが、こういう与太郎物はハマります。最近の若手の中では珍しい粗忽者タイプの噺家さんです。
白酒師匠は、いつもに増してブラックな部分が全開。この方に懸かれば、緊急事態宣言もネタになってしまいます。爆笑してるお客さんに、逆にヒヤヒヤしてしまいました。
トリのべ瓶師匠は、押し気味の時間にめげず大ネタをやり切り通す熱演。一度決めたら突き進む信念の強さは、ある意味芸人の鏡ですし、押しても許せてしまえるだけの熱量で演じきっていました。
国立で30分押すっていうのは、とても珍しいですけど、それだけの価値はあったと思います。
(演目)
・桃月庵あられ「子ほめ」(開口一番)
・春風亭一花 「黄金の大黒」
・三遊亭小笑 「粗忽の釘」
・古今亭志ん五「お菊の皿」
~仲入り~
・桃月庵白酒 「青菜」
・母心 漫才
・笑福亭べ瓶 「らくだ」
帰りは、赤坂見附まで歩き、天やで遅い昼食を取ったあと、新宿のブックオフでハガレンを買い込み、電車で読むことに。
クライマックスだったという事もあり、読みきるまで、電車から降りられなくなり、かなり乗り過ごしてしまいました。あれだけ広げた大風呂敷が、最後でほとんど回収されているのには、ただただ驚きです。