新学期が始まり、電車が混んで座れなくなるか心配だったのですが、幸いそこまでではなくひと安心。
コロナ下の時の、花緑師匠の独演会で定員の半分に入場規制していた時、「みなさん、正直これくらいゆったりしている方がいいんでしょ」と言われて、ギクッとしたのを思い出します。
東京の人口、特に通勤の時に乗ってくるリーマンは、半分くらいに減ってほしい。けど、減った側に自分がなる事は想像もしていない。そんな己の身勝手さが、たまにイヤになります。
まあ、タマにですげど(笑)
週末ファミマに行ったときに気になった、日清とのコラボおにぎり。今日はどん兵衛をいただきます。
油あげの再現度がかなり高くて、本当にどん兵衛の油あげをおにぎりに巻いたように感じられます。おいなりさんでなく、あくまでもおにぎりなのが面白いです。
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どんぎつねむすびと、どん兵衛
昼はカップライスの新製品「炎メシ 辛うまユッケジャン」。唐辛子にコチュジャンに牛だし。ド直球ではありますが、辛いのが苦手でなければ、この組み合わせが不味いわけがないでしょう。
牛だしが入っていて食べやすくはなっていますが、辛さはかなりの本格派。食べ終わった後に、結構、汗をかきます。
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炎メシ
入荷こそ遅めでしたが、業量はそれほどでもないので、仕事の方は比較的スムーズに終了。今週末からは忙しくなりそうですが、あと何日かはひと息つけそうです。
今日から都立大学の寸志さんの講座が始まるのですが、今期から授業の開始が30分繰り上がります。なので、受講をどうしようか少し悩んだのですが、とりあえず、今日は問題ないよう。半分博奕だったのですが、次回以降もこの状況が続いてもらいたいです。
少しだけ時間に余裕があったので、飯田橋キャンパスの近くにあるアパカレーに。以前から気になっていたんですよねえ。とはいっても、手早く済ませないと授業が始まってしまうので、今回は揚げ物なしで注文する事にしました。
金沢カレーと元谷社長のビジュアルの組み合わせから、かなり濃厚で個性的なカレーをイメージしていたのですが、辛さ控え目で癖もなくかなり食べやすくて、ちょっとびっくりしました。
食べやすいとはいっても、決して単純な味ではなく、正確に言うと食べ飽きないという表現が正しいと思います。種類までは分かりませんが、野菜をしっかり煮込んでいるのは感じられます。ホテルという事で、毎日でも食べられる味を目指したのかもしれません。だとしたら、なかなか強かです。
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アパカレー 730円(大盛無料)
食べ終わったら、急いで教室へ。今期は「落語で歩く、江戸・東京~今は昔の江戸の職業~」というテーマで、江戸時代の職業について落語と講義を通して学んでいきます。
初回は「船頭と大川の渡し」について。初回でテーマに大川(=隅田川、墨田川)の渡しが含まれているという事で、自分にとっては以前の講義の復習に当たる部分が多かったです。前半は、切り絵図の読み方と隅田川の橋の歴史について。
僅か5つしか橋が架けられていない事が、渡し船という職業が成立する最大の理由になっています。橋が少なかったのは、江戸の防衛上の理由から。
大学時代に幕末史を勉強していた時から疑問に感じていたのですが、江戸というのは極端な消費都市。いくら防備を固めて持久戦に持ち込んでも、自給自足できないので、やがて兵糧不足になり内部崩壊してしまうのではないでしょうか?
なので、防衛上橋の本数を制限したり、路地を入り組ませたりする事に、どの程度の実効があったのか。その事に多いに疑問を感じるのです。
ひょっとしたら、慶喜は鳥羽伏見の戦いに負けた段階で、江戸という都市も徳川幕府も、もう積みになったと、思っていたのではないか。そんなふうにも思えてしまいます。
すみません。完全に本筋から逸れてしまいました。
m(._.)m
因みに今夜のお楽しみの一席は、「岸柳島」。若い武士に言い掛かりをつけられた老武士にフォーカスを当てる演じ方もあるようですが、今回の主役はあくまでも船頭。
若い武士の横暴に据えかね、機転を効かせて岸に置き去りにするくだりは、物語として痛快なだけでなく、粋で気風の良い、船頭という職業の一面を象徴している場面でもあります。
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本所の切絵図。上の方に「岸柳島」の舞台の浅草厩橋の渡しがあります。
#落語 #勉強 #カレー